ホテル業界ニュース20180701

■アマン東京(都内千代田区)では、「ブラックアフタヌーンティー」を提供している。
旅の必需品「トランク」をテーマにしたメニューを楽しむことが出来る。
スイーツが盛り付けられるスタンドのトップには、チョコレートのトランクが登場。ミックスベリーとパートドフリュイが詰められたアンティーク調のチョコレートトランクは、釘やベルト、ラゲージタグに至る細部まで精巧に模られ、遊び心溢れるスイーツに仕上げられた。スタンドの2段目に乗せるメニューは、テーブルに運ばれてくる特製トランクに詰められたフィナンシェやタルトレットなど、6種類の焼き菓子から好みの4種類をセレクトすることが可能。また、一番下、3段目には、燻製したフォアグラやロブスターなどの食材と、とうもろこしやトマトの夏野菜を使ったセイボリーが並ぶ。

星のや軽井沢(長野県北佐久郡)では、温泉入浴と夏野菜で身体のバランスを調え、エアコンなしで過ごす2泊3日のプログラム「軽井沢ベジタブルコンフォートステイ」を開催している。
同プログラムでは、夏の軽井沢の冷涼な気候を生かし、自然の中、エアコンなしで過ごしながら、30種類以上の野菜を使用した食事やアクティビティ、ハーブボールを使った温めスパトリートメントなどが体験できる。食事で身体の中から自然と熱を冷まし、温泉入浴により乱れた自律神経のバランスを調えることを目指すプログラム。7月31日までの期間限定。

■マリオットホテルでは、「香り」を用いたブランディングをおこなっている。
カシス、リンゴ、ムスクなどを調合した特別な香りをロビーでたき、同じ香りを、他のマリオットブランドのホテルでも共通としている。それにより、お客がホテルのロビーへ入った瞬間に、マリオットにいるということを感じる「プルースト効果」があるのだという。
他のホテルでも、最近は「香り」を用いた空間演出をスタートさせており、これまでは無臭が一つのブランドとされてきたホテル業界が「香り」で差別化するという事例が増えている。
他の商業施設でも、香りによる空間演出によって客の滞在時間が延びたというデータや、銀行の待合スペースに花の香りを漂わせたところ、待たされてイライラする客が減ったという事例や、また、スタッフの緊張を緩和する効果もあったという。また、イベントなどで演出効果をアップするために特定の香りが使われるケースもあり、例えば、バレンタインのチョコレートの会場では、チョコの香りを意図的に漂わせることで購買意欲を刺激する。
香水文化が早くから発達してきた欧米と比べ、日本の香りビジネスの規模はまだ小さい様で、大きな伸びしろがあるという。

■ハイアットリージェンシー福岡(福岡市博多区)は、大規模改装工事をおこなう。
同ホテルは、1993年7月開業。来年5月にハイアット・インターナショナル・コーポレーションとの契約が満了する。その後、一旦閉館し、約6ヶ月かけ改装工事を行い、全く新しいコンセプトのもと「プレミアム宿泊特化型」のオリジナルブランドホテルとしてリブランドオープンする。
ポストモダニズムの巨匠マイケル・グレイヴス氏による特徴のあるデザインを活かしつつ、これまでのイメージを一新する空間となる。50平方m以上の客室の新設、既存客室2室を1室にする改装等、1室あたりの面積を拡大させることにより、多様化する宿泊ニーズに応える環境を整える。ロビーやレストラン・ゲストラウンジ等全施設をリニューアルする。

浦安ブライトンホテル東京ベイ(千葉県浦安市)では、開業25周年を記念し、25種から選べるオプションで体験できる宿泊プランを販売する。
同プランは、ホテルからお客へ「25個の星(スター)」を渡し、「25種類のオプション」から、星の合計が25になるように自由にオプションを組み立て、特別なプランを体験できるというもの。星のオプションとしては、星15の「デコレーションルーム」や、星3の、生バラによる「フラワーバス」、星2の「シャンパン~モノポール~」ハーフボトルなど、さまざまに用意されている。開業日の7月11日より9月30日まで。

スイスホテル南海大阪(大阪市中央区)のスポーツバー「ナンバー10」では、ロシアW杯の出場国にちなんだカクテルを提供している。
ロシアで親しまれているウオツカをベースにした「バラライカ」、サッカーの強豪国・ブラジル伝統の「カイピリーニャ」、スペインの「ホワイトサングリア」などが楽しめる。7月16日まで。

■博多エクセルホテル東急(福岡県博多区)では、1階ロビーで「七夕に願いを込めて」と題し、七夕の笹飾りを設置している。
海外からのお客にも日本の文化を知ってもらうきっかけになればと、日本語、英語、韓国語で七夕の由来などを紹介し、短冊を記入する専用ブース席も用意した。
3つの笹鉢に2m50cmの笹をそれぞれ用意し笹鉢の周囲を紫陽花で囲み色とりどりの短冊が飾られるよう7色の短冊を用意。写真スポットにもなる演出を施した。
7月7日まで設置された七夕飾りは、恋木神社(福岡県筑後市)に奉納する。恋木神社は恋命を祀る神社で、集まった短冊を良縁幸福ご利益を祈念して奉納する。

■名古屋栄東急REIホテル(名古屋市中区)は、客室252室をリニューアルした。
8階~11階客室は内装・インテリアを一新し「スーペリアルーム」としてリニューアル。「伊勢型紙」をモチーフにしたクロス、「襖・障子・格子」を連想させるエレメント、日本の象徴「桜」をモチーフにしたカーペット、ロビーにも用いられた竹のモチーフなど、和を感じていただける空間へ改装。ライティングテーブルを廃止し家具をコンパクトにすることで居住空間が広がり、ベットサイズを120センチ幅から140センチ幅へ変更し、ゆとりのある客室を実現。またバスルームの照明の増設、全客室のカードキー化を行い、寛ぎと機能性を兼ね備えた客室へと生まれ変わった。
その他、フロントカウンターを名古屋城下町の碁盤割をイメージした化粧格子で囲い、天井からカウンターに伸びる照明には瀬戸組子が嵌め込むなど、「和の入口」をデザインコンセプトに、空港からホテルへ到着した訪日外国人のゲストが日本へ来たことを感じられるよう、随所に「和」を取り入れた改装を行なった。

■レジーナリゾート鴨川(千葉県鴨川市)がオープンする。
運動不足に悩む飼い犬に専用フィットネスで健康になってもらおうと、国内のホテルでは初となる本格的なドッグフィットネスを導入した愛犬同伴型リゾートホテル。
「流水プール」「バランスボール」「ランニングマシン」など、犬が体験できるフィットネスを完備。施設内は全て「愛犬同伴」を前提とした造りとなっており、エントランスは足洗い場を備え、床の素材には犬が足を滑らさないように特殊な撥水加工の素材を使用。コンセントも通常のホテルより20cmほど高い位置に設置されており、家具の足は犬がかんだり、ひっかかないように金属製にしてある。レストランやバーカウンターも全て愛犬同伴で入ることが可能で、バーカウンターではノンアルコールの犬専用カクテルが注文できる。さらに、太平洋を一望できる屋外プールの1つは犬専用。

■ホテルリソルトリニティ(大阪市中央区)が2019年1月に着工する。
場所は、高級料亭「高麗橋吉兆本店」が保有していた土地の一部で、リソルブランドの大阪エリア出店は初となる。吉兆本店は残りの土地で建て替えを行い、2019年春に営業を開始するという。
大和ハウス工業が総合企画から設計・施工までを手掛け、ホテルの運営は、「ホテルリソル」「ホテルリソルトリニティ」の2ブランドを全国11カ所で展開しているリソルホテルが担当する。新しいホテルは、ワンランク上のくつろぎを提供する「ホテルリソルトリニティ」のシリーズとなる見通し。地上13階建て、224室。リビングロビーや大浴場なども備えるという。開業は2020年の見込み。

■ザ・ポケットホテル京都四条烏丸(京都市中京区)が10月に開業する。
相鉄ホールディングス子会社の相鉄ホテルマネジメントがオープンさせる宿泊特化型ホテルで、首都圏や関西で展開する「相鉄フレッサイン」より宿泊代を抑え、民泊やカプセルホテルに対抗する。地上6階建て、全147の客室を設ける。3階の計30室を女性専用フロアとし、専用のカードキーでないと入れない仕組みも導入する。

■ノルウェーで、エネルギー効率が良すぎる円形のスタイリッシュなホテルが計画されている。
場所は、ノルウェー北部の氷河のふもとで、このホテル「Svart」は、その一風変わった外観だけでも十分に楽しめるが、一番の特徴は、建物が生み出すエネルギーの量が消費量を上回る「エネルギー・ポジティブ」なホテルであるという点。
環境的な観点をもとに計画されており、1年を通しての太陽の動きや日射量など、太陽に関する壮大な調査を前提に、太陽光によるエネルギーを1年中最大限に利用できるよう、ホテルの円形状デザインや、部屋やレストラン、テラスの位置が決められた。建物の正面全体は、夏場の太陽光を防ぐようにデザインされ、クーラーの使用を避けている。また、夏場の日照時間が長いノルウェーの特徴を生かし、ホテルの屋根には水力エネルギーによって作られた国産のソーラーパネルも設置。逆に冬場には太陽光を最大限に取り入れ、建物を温められるような大きな窓がデザインされている。そのため、従来のホテルに比べて、1年間に約85%ものエネルギー消費量を抑えられるという。
また、同ホテルは、ノルウェー古来の建築術により、木造建築で、スチールやコンクリートなどのエネルギーコストが大きい材料の使用を避けることで、ホテルが物理的に環境に及ぼす影響を最小限に抑える。
夏は太陽光を防いで涼しく、冬は建物全体が暖かくなるように窓や建物の側面もデザインされ、そしてもちろん、ノルウェー名物の美しいフィヨルドや山々に360度囲まれた滞在を楽しむことができる。設計は、オスロ・オペラハウスで知られるノルウェーの有名建築事務所「スノヘッタ」がデザインを担当し、2021年の完成予定だという。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ホテル シーツ ホテル ベッドカバー ホテル 枕
サータ ベッド サータ マットレス サータ マットレス/ベッド
大きなサイズ ベッド ベッド 和室 ホテル インテリア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━