ホテルのニュース0715

■KKR鎌倉わかみや(神奈川県鎌倉市)では、4月から放送がスタートしたTVアニメ「スーパーカブ」のロケ地として登場したことから、ミニコーナーを作り聖地巡礼者を歓迎している。
同アニメは、高校2年生の女の子・小熊が、ふと見かけた中古の小型オートバイ・スーパーカブを買ったことで、ちょっとずつ単調な毎日が変わり始めるというストーリー。物語の主な舞台は山梨県北杜市だが、第6話では、小熊が通う高校の修学旅行で鎌倉が登場。その「鎌倉回」の宿泊先・かまくら荘のモデルとなったのが、同ホテルだという。初めてアニメの「聖地」となった同ホテルでは、放送後から、問い合わせが入ったり、ファンが聖地巡礼に訪れたりしたことから、ロビーの一角にコーナーを設置した。版元の協力もあり、アニメに登場したシーンのカットやポスターを展示するなど、コーナーは充実。合わせて、エレベーター前のインテリアをアニメに登場したシーンと同じ配置にし、作品の世界を感じてもらえるよう演出した。

■センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区)では、劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」とコラボしたテイクアウト弁当を販売している。
同映画は、漁港の船に住む共通点なしの母娘・肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長が描かれた心温まる感動のハートフルコメディで、原作は、第152回直木賞を受賞した西加奈子の累計販売部数35万部超のベストセラー小説。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務め、人気声優の花江夏樹や下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスら、豪華声優キャストでも話題になっている。今回販売する弁当は、焼き肉(サガリ)と焼き肉ふりかけで肉子ちゃんの顔をデザインした白米等を盛り合わせた「一の重」と原作に出てくる料理をイメージした肉スパゲティ、鶏肉と卵を母娘が住む船に見立てた笹の葉に載せた料理などを盛り合わせた「二の重」で構成した。また、声優キャストから着想を得た大きな竹の子や、同映画は明石家さんまが企画・プロデューサーを務めたことからも、タコとさんまの明石風など、洒落を効かせた各料理のネーミングにも注目。

■軽井沢プリンスホテルイースト(長野県北佐久郡)では、ネコちゃんと一緒に宿泊できる「キャットコテージ」3棟を設置した。
コロナ禍で自宅で過ごす時間が増える中、犬や猫などのペット人気の高まりを受け、「ネコちゃんと一緒に旅行を楽しみたい」というお客の声を受けたもので、「キャットコテージ」には、キャットタワーやキャットリビング、爪とぎ等のネコちゃん用の備品、設備を備えており、飼い主もネコちゃんも快適に過ごせるという。コロナ禍の行動変容を受け、仕事と休暇を組み合わせた「ワーケーション」という過ごし方をする人が増加、今後は家族の一員であるネコちゃんも一緒に楽しめる「ニャンケーション」も可能になるとしている。

■ハイアット リージェンシー 大阪(大阪市住之江区)では、7月3日より屋上ガーデンプールを営業している。また、お盆期間は24時間営業をおこなう。
プールは、地上25mのホテル9階にあたり、ベイエリアの爽やかな海風がそよぐ海外リゾート気分を体験できるロケーション。期間中、密を避けるため、利用は、宿泊客、ホテルフィットネス会員、「サマー・ファン・プールパス」を持っている人限定とする。

■京王プラザホテル(都内新宿区)では7月1日から、日清のカップヌードルとコラボしたメニューを館内のレストランやバーにて提供している。
同ホテルの開業50周年を記念したもので、同じく発売50周年を迎える日清のカップヌードルを、ホテルのシェフたちがスペシャルメニューにアレンジした。アレンジされるカップヌードルも定番のしょうゆ味だけでなく、カレー、シーフード、チリトマトなど主要8種類を網羅。「謎肉&神戸牛 カップヌードルカレーのチャーハン」といった高級食材とのマリアージュや「シーフードヌードルを詰めたスモークサーモンと白身魚のファルス」といった大胆なアレンジも。コラボメニューはスイーツも充実。カップヌードルの人気具材「謎肉」を使った焼き菓子や、味噌味をアレンジしたチョコレートムースも。また、「カップヌードルカクテル」も登場するという。8月31日まで。

■京都タワーホテル(京都市下京区)に、「京福電気鉄道」と連携した「嵐電トレインルーム」が登場した。
同ホテルには、電車やバスとコラボした客室が次々と登場しており、昨年11月に、「京阪電車」の110周年記念事業の一環として「京阪電車 トレインルーム8011号」が登場し、人気を博したことから、乗り物系を強化。3月に「京阪バスコンセプトルーム」「叡山電車トレインルーム」、4月に「坂本ケーブル コンセプトルーム」が登場。運転台がある客室もあれば、普段は間近に見ることができないレール、ヘッドマークなど、それぞれの部屋で趣向を凝らした貴重な品々が展示され、各車両の世界観が表現されている。今回の「嵐電トレインルーム」は、1910年に開業し、四条大宮から嵐山、北野白梅町を繋ぐ「嵐電」が主役。中吊り広告やつり革など実際に使用されていた備品、車体番号プレートや行先方向板といった車両部品などを展示。客室では車内音のBGMもあり、乗車気分を味わうことも可能。来年6月10日までの予定。