ホテルのニュース20220405

■TheMana Village(高知県土佐清水市)がオープンした。
足摺岬で長年親しまれてきた老舗旅館「足摺パシフィックホテル花椿」が生まれ変わったもので、土佐清水市全体の活性化を目指す。古く使われなくなっていた客室の一部や大型プールを大胆に改装した。「TheMana(ざまな)」は、高知県の方言で「すごく」「とても」を意味する言葉で、ハワイ語で「超自然的な力」「生命に宿る力」を意味する「マナ」に由来するという。今回プレオープンした「Azzurrissimo」は、太平洋を一望できるテラスを設けた、オーシャンビューのイタリアンレストラン。使われなくなっていたプールを改修し、まるで海に浮かんでいるかのような場所へと息を吹き返したという。また、昨年11月には、スイートルーム「TheMana Room」を2部屋限定でオープン。海が臨める80平方mの広々とした客室に開放的なテラス、絶景の個室露天風呂、地元の食材を使用した料理が可能なキッチンが付き、短期の滞在だけでなく中長期の滞在も可能としている。客室アメニティは、全て環境に配慮した製品を使用。室内の陶器やグラスも「高知」に拘り、土佐市で活躍する陶芸家・森田浩路氏の作品を、グラスは土佐清水市出身の吹きガラス職人・植木栄造氏が足摺の海を表現した作品を使用しているという。

■楽天トラベルは、2022年2月22日の「猫の日」にあわせ、「可愛い!」「会いたい!」と思う宿の看板猫日本一を決定する「2022年全国の宿 自慢の看板猫ランキング」を発表した。
全国50の宿泊施設が自慢の看板猫をエントリー、楽天会員による8,600以上の投票の中からランキングを決定した。同ランキングによると、1位は「野沢温泉 桐屋旅館」の「きなこ」で569票、2位は「別府温泉 新玉旅館」の「シカマル」で473票、3位は「割烹旅館みなみ家&別邸 ねこ処みなみ家」の「くまきち」で469票、4位は「Mad Cat Hostel Osaka」の「まる」で460票、同率5位は「ALBERGO del otto」の「富士子」と「月と海」の「うに」で341票。1位の「野沢温泉 桐屋旅館」の看板猫「きなこ」は、東京で保護猫だったところ、同旅館に迎えられ、現在は他に5匹いる元保護猫とともに看板猫としての業務に励んでいるという。ふわふわの三毛柄と人見知りしない性格に加え、フロントでの「お出迎え」や客室への案内、膝の温めといった数々の「おもてなし」が人気を集めたという。

■ホテルニューオータニ(都内千代田区)では、新たに婚活事業「マリッジコンシェルジュ」を開始した。
5万組以上の結婚式を行ってきた同ホテルが、会員数7万人以上にのぼる日本結婚相談所連盟のマッチングサービスと連携し、ホテルが2人の出会いをつないでいくというホテル版の結婚相談所。出会いのお手伝いををするマリッジコンシェルジュは、ウェディングプランナーとして実績を積んできたホテルスタッフが担当する。お見合い写真はパワースポットとしても人気の趣あるホテルの日本庭園で、プロのカメラマンが撮影。ホテルならではのサービスや施設を活用できる。2人の出会いから、結婚、七五三や金婚式までサポート。お客様の人生とホテルが長く寄り添おうというもの。同ホテルは昨年、コロナの影響で、宿泊客の半分を占めていたインバウンドが消失、宴会や披露宴のキャンセルも相次いだ。宿泊、宴会レストランなどを柱にした現状のビジネスモデルでは、これからの経営が厳しくなるという判断で始める新規事業だという。

■OMO3東京赤坂 by 星野リゾート(都内港区)がグランドオープンした。
「イイとこみっけ」をコンセプトに都心の一等地にある赤坂の歴史や文化的な街の魅力を発信するホテルとして、宿泊客に都市観光を楽しんでもらうことを目指す。歴史や文化溢れる東京の"イイ街"である、赤坂を楽しむ拠点となる都市観光ホテルで、フロント、ラウンジを備えたパブリックスペース「OMOベース」、シンプルなデザインの客室、サンドイッチやおつまみなどホテル周辺のお店で楽しめる宿泊者限定メニューを用意している。さらに、街を楽しみ尽くすための「OMO」ブランドならではのサービス「Go-KINJO(ご-きんじょ)」として、赤坂の街歩きが充実する情報満載の「ご近所マップ」と、友人のように街を案内して新たな発見や出会いを通して街へ溶け込むことをサポートする「ご近所ガイド OMOレンジャー」を提供するという。客室は、旅の目的や同行者に合わせて、クイーンサイズのベッドを備えた「ダブルルーム」や「ツインルーム」など複数のタイプから選択が可能で、どの客室もバスルーム、トイレ、洗面台を別々に配置した3点独立型となっており、快適に過ごせる。

■JR九州ステーションホテル小倉(福岡県北九州市)に、ゼンリンとコラボした「地図尽くし」の客室「地図さんぽの部屋」が登場した。
15階のスタンダードツインルームの内の1室で、壁紙(東側一面部分)に施されているのは、小倉の街の地図柄デザイン(ゼンリン制作物)。さらに関門海峡を望む立体3D地図や、1959年の北九州5市観光イラストマップ、歴史的価値を持つ西洋製の古地図レプリカを掲示(いすれもゼンリン所蔵)。地域の過去と現在を見渡せる部屋となっている。客室の備品も、地図柄のフリーカップやマグカップ、北九州地図関連書籍と地図尽くし。宿泊者には、小倉北区室町にあるゼンリンミュージアムの入場チケットや一筆箋などの特典もあるという。2023年2月28日までの期間限定。

■チサンスタンダード大阪新今宮(大阪市西成区)がリブランドオープンした。
客室は、セミダブル・ダブル・ツインなど全186室。客室内には加湿機能付空気清浄機を完備した。朝食は6時30分~9時30分に和洋ビュッフェ形式で提供する。館内には、コインランドリー、無料セルフロッカー(宿泊客限定)なども設置した。場所は、南海本線・高野線、JR大和路線・大阪環状線「新今宮」駅より徒歩1分、大阪メトロ御堂筋線・堺筋線「動物園前」駅より徒歩6分の立地。通天閣のある新世界は徒歩圏内にある。