ホテルのニュース20220517

■「The BREAKFAST HOTEL」が福岡県の天神・中洲、沖縄県の石垣島にオープンした。
“すべての人を最高の状態で送り出したい"をコンセプトにした、朝食にこだわりぬいた新たな体験を提供するホテルで、鮮度抜群の九州の食材を味わえるビュッフェメニューに加え、注文を受けてその場でシェフが調理するオリジナルメニューなど、ここでしか味わうことができない"最高の朝食体験"を提供する。カリッ・フワッ・トロッな"賞味期限100秒"のフレンチトーストや低温調理した鶏肉を秘伝のタレでその場で焼き上げ、様々な食べ方を楽しむ「とりまぶし」、地元の漁港直送の魚介あふれる海鮮丼、具材を選んでからスタッフが手づくりするピザやサラダなど、料理人が目の前で調理する味にも演出にもこだわった朝食を提供する。さらに、全国的に人気が高まる糸島食材を使ったメニューやブランド明太子の食べ比べ、極上の卵を使ったプリンやたまごかけご飯など、九州の美味しい食材を味わえるバラエティー豊かなメニューを取り揃えている。また、朝食以外の部分でも顧客を"最高の状態で送り出す"ためのサービスを用意。リラックス効果のあるデュフューザーやバスソルトなど、気持ち良い朝を迎えるためのアイテムを取り揃えているという。

■「OYO Japan」は、社名を「Tabist(タビスト)」に変更した。
同社は世界80カ国以上で展開するグローバルなホテルブランド「OYO(オヨ)」の日本法人として2019年2月に発足。現在、43都道府県で235施設(全6,820室)が加盟している。今回のリブランドにより2023年3月末までに全都道府県、300施設(全1万室)への拡大を目指す。また、アプリやウェブサイト、メルマガなどの登録会員数が10万人いることから、ユーザー数は倍増の20万人を目標にするという。リブランドに伴い、全国の加盟宿泊施設に掲げている「OYO」の看板は順次「Tabist」に交換する。グローバルブランドのOYOと連携する日本独自ブランドとしてTabistを展開していく。2020年3月に立ち上げた旅館ブランド「OYO Ryokan」は廃止し、Tabistブランドに統合するという。インバウンド客需要の回復が不透明な中、ブランドを一新することで、国内宿泊客の取り込みにかじを切る。

■フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道(奈良県天理市)が開業した。
地方創生事業「Trip Base(トリップベース)道の駅プロジェクト」の旅の拠点となるホテルで、同ホテルで、6府県15か所目、奈良県では初の開業となる。また、同ホテルと隣接する道の駅「なら歴史芸術文化村」も開業。同ホテルブランドと道の駅が同日に開業するのは今回が初めて。「なら歴史芸術文化村」は、奈良が誇る歴史文化や質の高い芸術文化を、「知る・学ぶ・体験する・楽しむ」ことを通じ、「本物にふれ」、「新たな視点・感性」が生まれる場となることをコンセプトにした新施設。文化財4分野(仏像等彫刻、絵画・書跡等、歴史的建造物、考古遺物)の修復作業現場の通年公開は日本初の試みだという。文化財修復技術への関心を高め、奈良の文化を次世代へ伝えることを目指している。フェアフィールド・バイ・マリオットは、今後、北海道、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県、熊本県、鹿児島県の8道県14か所で1,184室のホテルを開業し、2025年には26道府県で約3,000室規模の拡大を目指す。

■ホテルニューオータニ(都内千代田区)に「カナヘイの小動物」コラボルームが登場した。
何かのついでにホテルに泊まるのではなく、ホテルでの滞在そのものを非日常な体験として楽しむ「ホカンス(ホテル+バカンス)」が新たなトレンドとなる中、同ホテルでは、イラストレーター・漫画家「カナヘイ」の人気キャラクター「カナヘイの小動物ピスケ&うさぎ」とコラボし、ホテル客室やアメニティを通じてキャラクターの世界観を堪能することができる新たな宿泊体験を提案する。ガラケー向けのイラスト配信から全国でブームとなり、2003年に女子高生イラストレーターとして「Seventeen」(集英社)でプロデビュー。以降、出版、モバイルコンテンツ、企業広告、キャラクターコラボ、「りぼん」(集英社)での漫画連載など幅広い活動を続け、20~30代の男女を中心に多くのファンを持つ。「ピスケ&うさぎ」を中心とした「カナへイの小動物」シリーズは国内外でグッズ展開されており、LINE主催のアワードではグランプリのほか受賞多数。"ピスケとうさぎ"に囲まれた内装は、すべてのイラストが今回のコラボのために描き下ろされたオリジナル。あらゆるところに隠れている"ピスケとうさぎ"を探してみては。同コラボルームに用意したオリジナルアメニティは全5種類。「カナヘイ」史上初のホテルコラボならではのアイテムにも注目。2023年4月30日まで。

■ザ ロイヤルパークホテルアイコニック京都(京都市中京区)がオープンした。
充実した館内設備で、滞在そのものが旅の目的となるデスティネーションホテル。3つの宿泊者用ラウンジ、スタイリッシュな大浴場、メディテーションルームに加え、宿泊者以外も利用できるパティスリーとレストランなどを備えた。スイート1室を含む全125室の客室は、シンプルで洗練されたデザインに、開放感のある水回りで、居住性を重視した間取り。また、7室あるプレミアムルームでは、プロジェクターとスピーカーを導入しており、さまざまな動画コンテンツを大迫力で楽しめる。さらに、2種類のメディテーションルームも完備。ミストに包まれる「blank meditation」では、おぼろげな空間に佇むことで、目も頭も休まるひとときを過ごすことができ、「tea meditation」では、自分自身でお茶を淹れながら、リラックスタイムを過ごせるという。

■ノーガホテル清水京都(京都市東山区)が開業した。
「MEET HOT KYOTO.」というホテルコンセプトを体現すべく、京都で各分野の今を創るスペシャリストたちとのコラボによる、アート、食、音楽、メディテーションといったクリエイティブ体験を独自に用意し、滞在を通じて多様な発見をしてもらえる工夫を散りばめている。NOHGA HOTELは、「地域との深いつながりから生まれる素敵な経験」というコンセプトの下、東京の上野・秋葉原でホテル運営を実施しており、今回もこのコンセプトを継承し、古き良き歴史・文化が多数残る日本有数の観光地、京都で地域の人々やお客に愛される施設を目指す。ただ眠るだけのホテルではなく、館内でゆっくりと自らを高める新しい過ごし方を提案したいということから、「瞑想ルーム」では、BGMが流れアロマの香りが漂う白い洞窟のような部屋で、心と頭がスッキリする体験が可能。宿泊中は何度でも無料で使えるという。場所は、京阪本線「清水五条」駅4番出口より徒歩7分、客室数207室。