ホテルのニュース20221225

■グランヴィリオホテル宇奈月温泉(富山県黒部市)が開業した。
ルートインジャパンのグループ328店舗目(富山県内6店舗目)となる。場所は、北陸自動車道 黒部ICから車で約20分、富山地方鉄道 宇奈月温泉駅から徒歩5分。「美肌の湯」として知られる天然温泉の大浴場をはじめ、露天風呂やサウナを楽しめる。黒部峡谷の自然を望む全81室の客室は、スタンダード洋室ツイン、スタンダード和モダン、デラックス和洋室などタイプも幅広い。キッズスペースや駄菓子屋などを設けるほか、無料駐車場も完備。夕食はしゃぶしゃぶ付きバイキング、または料理長が厳選した季節の会席料理の2コースを用意。朝食バイキングでは、ライブキッチンで作るできたての料理を味わえるという。またオープニングキャンペーンを3月31日まで実施。「地元食材を使ったバイキング朝食付き」「地元食材を使ったバイキング2食付き」「旬を堪能する会席夕食・バイキング朝食付き」の3種類から選べるお得なプランを提供するという。

■穴吹邸(香川県高松市)がオープンした。
1日1組の貸し切り利用も可能な一棟貸しホテルで、888平米の敷地内に日本庭園や屋外スパ、フィンランド式サウナを備えた宿泊施設で、JR高松駅から車で約5分、直島や豊島、小豆島など、瀬戸内の島巡りの拠点となる高松エリアに建つ邸宅。オーナーの穴吹英太郎氏が以前住んでいた場所でもあり、亡くなった祖父から受け継いだ屋敷を改装したという。「瀬戸内の、時を休む宿」をコンセプトに、忙しい現代人に向けて、何にも縛られない時間を作る休み「時休」の概念を提案。「日本の旅には、過ごし方の幅を持たせる必要があり、時間の余白を楽しむ過ごし方に価値を持たせたい。現代人に必要な旅での過ごし方を提案したい」としている。邸宅は2階建てで、熟練の庭師が手掛ける日本庭園や天守付建屋、露天風呂、フィンランド式サウナなど設備を導入。1階はエントランスや和室ラウンジ、ダイニング、テラス、キッチン、バスルーム、サウナ、屋外スパ、ウッドデッキなどがあり、2階が2~4人利用が可能な5つの客室やライブラリーとなっている。家具は「CARL HANSEN & SON」「FRITZ HANSEN」といった北欧家具メーカーでそろえ、家族や仲間とゆったりと過ごせる空間を提供する。

■ホテル雅叙園東京(都内目黒区)では、映画とのタイアップ企画「線は、僕を描くat百段階段~色彩空間で観る水墨画の世界~」を、館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」で開催している。
一昨年「本屋大賞」3位、TBS「王様のブランチ」BOOK大賞も受賞した青春芸術小説「線は、僕を描く」(砥上裕將著/講談社文庫)。全国の書店員から絶賛されている同作が、「ちはやふる」を青春映画の金字塔に仕立て上げた小泉徳宏監督を筆頭にした制作チームにより実写映画化された。その映画とのタイアップ企画として、1935(昭和10)年に建築された東京都指定有形文化財「百段階段」を舞台に、水墨画の技法をはじめ、映画で登場するさまざまな作品を展示する。文化財「百段階段」の色鮮やかな部屋だからこそ際立つ、白と黒で描かれる水墨画の世界を堪能できる。

■ホテルユニバーサルポートヴィータ(大阪市此花区)に、1日1室限定の謎解きホラールーム「キメラ~侵食の研究室(シーケンス)~」の宿泊プランが登場した。
隣接するシスターホテル「ホテルユニバーサルポート」でスタートした「謎解きホラールーム」シリーズは、イベント限定の特別な内装に切り替わった客室で、"謎解きと恐怖"の両方が楽しめる人気の宿泊プラン。今回の客室は、「異形の植物が蔓延る研究室」に変貌。物語の主人公である植物学者が、音信不通となった父親を捜して辿り着いた場所。不気味な植物が蔓延る室内には、顕微鏡や試験管、薬品瓶など、怪しげな実験の痕跡が散在するほか、壁面には不可解な文字や数字、記号なども描かれている。宿泊者は「"失踪した父親"を見つける」「盗まれたDNAを取り戻す」の2つを謎解きの目的に設定。室内のアイテムを使用する化学実験を模したアクションや、光・触感などを手がかりとする仕掛け、スマートフォンで視聴するストーリー動画などを通して、手がかりを探していく。現実と仮想の世界を行き来するギミック、真相に近づくにつれ高まる謎の難易度、"何か"が迫る恐怖。ホテルの一室を舞台にした、没入感あるユニークな謎解き&ホラー体験が楽しめる。3月31日まで。

■モクシー大阪新梅田(大阪市福島区)では、関西を中心にお化け屋敷などを手がける「伯虎座」とコラボし、ホラーイベント「LIGHT : 奇妙な少女」を開催している。
没入感を意味する「イマーシブル」をキーワードに、これまで娯楽施設「スパワールド」や各地の博物館などでホラーイベントをおこなってきた同集団。同ホテルの客室フロアを恐怖空間へと変貌させる。ストーリーは、由緒あるホテルを舞台にした「LIGHT」というホラー映画のなかに誘われた「あなた」が事件に巻き込まれていく・・・というもの。参加者はルート分岐や登場人物に話しかける場面もあり、物語の一員となって非現実世界が味わえるという。料金は1人2,600円、所要時間は40分。

■アパホテル蒲田駅前(都内大田区)がグランドオープンした。
場所は西鉄イン蒲田の跡地で、3月25日のプレオープン以降、営業を続けながら、リニューアル工事を実施していた。50型テレビの導入や客室の新設などアパの要素を取り入れることで、より利便性の高いホテルへとリニューアルを行ったという。2階にあったフロント・ロビーを1階へ移設し、新たに装飾鏡やシャンデリア、自動チェックイン機などを設置・導入したほか、メインエントランスにはアパホテル特有のオレンジ色のゲートを新設するなど、ホテル館内外の改修を行った。また、2階部分はすべて客室化し、12室を増室、総客室数は130室から142室としている。場所は、JR京浜東北線、東急池上線・東急多摩川線「蒲田」駅より徒歩3分の立地で、同駅からは羽田空港行の路線バスが多く運行しているほか、国内有数のターミナル駅「品川」駅や「横浜」駅へもアクセス至便。今後もビジネスだけではなく、国内レジャー、インバウンドなど幅広い宿泊需要を見込む。