ホテルのニュース20230527

■高知サンライズホテル(高知県高知市)に、起業やリモートワークの拠点になるシェアオフィス「BASE CAMP IN OHASHIDORI」がオープンした。
新型コロナ下で利用の減った宴会場を改装。共同スペースにテントを配置し、アウトドア感の漂う空間に仕上げた。オフィス運営は同ホテルと岡村文具、起業支援のツクリエの共同事業体が担うという。同事業体によるシェアオフィスは、2021年5月の高知市帯屋町のアーケード街に続いて2カ所目。ホテル5階の200平方mと2階の40平方mを改装し、7.7~26.4平方mの4室を用意。Wi-fiや複合機を備え、月額会費77,000~242,000円で賃貸する。うち2室は関西のIT会社とウェブ漫画会社への貸し出しが決まっているという。共同スペースは両階にあり、月額19,800円から、高知城を臨む大テーブルやオンライン会議用の防音ブースなどが自由に使える。ホテルに宿泊しながら働くワーケーションでの活用も見込む。

■ANCHOR HOTEL FUKUYAMA (広島県福山市)は、藍屋テロワール、篠原テキスタイルとコラボし、デニムの残糸からできたソックス「SHINOTEX」を藍染できる体験付宿泊プランを販売開始した。
同プランは、これまでホテルオリジナルの布バッグを天然藍染料で藍染していたが、今回の新プランでは、さらにローカルの魅力を伝えるべく、篠原テキスタイルのデニムの残糸からできた靴下「SHINOTEX」を思い思いの柄に天然藍染料で藍染できる内容に変更した。「SHINOTEX」はデニムを織る際に出る残糸を使って編んだローゲージソックス。環境負荷が多いとされるアパレル業界において、いち早くサステナブルに取り組むデニム生地メーカーである篠原テキスタイルの姿勢に共感を受け、今回のプランリニューアルに至ったという。同ホテルでは、日本一のデニム生産地 福山市に拠点を置く企業の責任として、同プランを通して、藍染ソックスに愛着を持って長く着用してもらうことにより、サステナブルな消費活動に貢献したい考え。

■ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)では7月14日より、世界最高峰のサーカス・エンタテインメントが愉しめる「シルク・ドゥ・ソレイユ」の5年ぶりとなる大阪公演の「S席オリジナル特典付チケット」がセットになった宿泊プランを販売する。
大阪・森ノ宮の特設会場「森ノ宮ビッグトップ」を舞台に、シルク史上、最も愛された伝説のショー「アレグリア」が、さらなる進化を遂げて蘇る。1984年に誕生して以来、世界6大陸、70か国、450都市以上で2.15億人もの人々を魅了した「アレグリア」は、没入型体験を創造するエンターテイメント界のリーダー的存在として成長を続け、力強い楽曲の数々がグラミー賞にノミネートされるなど、各方面で高い評価を受けている大人気公演。日本でもこれまで180万人以上が、壮大なスケールで繰り広げられる感動のショーを体感した。2004年以来となる、生まれ変わった「アレグリア」では、ステージセットや衣装、メイクアップも一新され、「回復力」と「人間性」をテーマに、忘れられない感動と思い出を届けるという。客室は、大阪城公園の豊かな自然と、勇壮な大阪城天守閣の絶景を堪能できる15階以上のデラックスツイン/ダブルルームとジュニアスイートルームを用意。ウェルカムドリンクやモーニングコーヒーのサービスをはじめ、デラックスルーム、スイートルーム専属スタッフによるワンランク上のおもてなしが叶う。同プランは、ホテルから会場までのタクシー付プランのため移動もスムーズ、公演までの時間をホテルでゆっくりと寛ぐことができるという。

■ASAI京都四条(京都市中京区)がオープンした。
「ASAI(アサイ)」 = 「(タイ語で)地元の人と共に生きる」の名を持つ同ホテルブランドのコンセプトは、「BE A LOCAL EVERYWHERE.」。探究心旺盛な世代が、まるで地元の人のように過ごすホテルを目指す。京都のテイストが現代的にデザインされた広いスペースには「Eat(食べる)/Work(学ぶ)/Play(遊ぶ)エリア」と呼ばれる共有の広場を設け、ゲストはまるで行きつけの場所のように時間を過ごし、地元の人々と交流することができる。場所は、「京の台所」とも称される錦市場からもほど近い場所。「タイのストリートフードを京都で味わう」をコンセプトにした料飲施設「ソイ・ガング」が併設。地元の人々が行き交う新たなプレイスとしても期待が寄せられている。

■トラベロッジ名古屋栄(名古屋市中区)がオープンした。
香港や韓国、タイ、シンガポールなどアジア各国でホテルを運営するトラベロッジホテルズアジアによるもので、日本国内では、トラべロッジ本町大阪、トラべロッジ札幌すすきのに続く3つ目のホテルとなる。211室の客室の内装には、名古屋城やオアシス21、中部電力MIRAIタワーなど、近隣エリアの名所をモチーフにした壁画をデザイン。名古屋に宿泊している実感を演出するとともに、街へ繰り出し実際に名所を目にした時の感動、名古屋旅行の興奮をより高揚させる。部屋のタイプは5種類用意し、さまざまなニーズに対応。フレンド&ファミリートリプルは、子供連れや家族の滞在にも最適。2階「ソーシャル」では、名古屋めしをはじめとしたバラエティに富んだビュッフェ式朝食を毎日提供。1F にはモダンなフィットネスジムを併設。宿泊者は無料で利用できる。

■ヴィアインプライム札幌大通鈴蘭の湯(札幌市中央区)が9月1日に開業する。
同ホテルの開業により、JR西日本ヴィアインホテルズは、全26棟・総客室数約6,600室となる。客室は、機能性と居住性が高い「ヴィアインシングル」をはじめ、家族など4名まで宿泊可能なタイプまで、全10タイプ・255室を設定。動画配信サービスを視聴可能なスマートTVなども導入する。最上階には大浴場「鈴蘭の湯」(内湯・外湯)を設置。外湯では、マイクロバブルによる「シルキーバス」を楽しめるほか、バスアメニティにはオリジナル製品を用意する。その他、セルフチェックインシステムを採用、セルフクローク、ビジネスラウンジなども設置する。場所は、札幌市営地下鉄南北線「大通」駅より徒歩約4分、札幌市営地下鉄南北線「すすきの」駅より徒歩約4分、札幌市営地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅より徒歩約1分の立地。「時計台」「大通公園」「テレビ塔」など主要な観光スポットも至近で、出張や観光の拠点として利用可能。