ホテルのニュース20240602

■変なホテル京都八条口駅前(京都市南区)に、客室を新幹線で装飾した「新幹線コラボルーム」が登場した。
客室からJR京都駅を発着する東海道新幹線を見ることができ、壁を新幹線N700系電車、新幹線100系電車、新幹線0系電車の各車体で装飾し、ベッドにはドクターイエロー柄のベッドスローをかけ、新幹線500系電車のぬいぐるみを設置。デスクには、新幹線のおもちゃと書籍を用意する。また、新幹線の疑似運転を楽しめる「電車でGO! PLUG&PLAY2 山陽新幹線編EX」をテレビに繋いでゲームプレイが可能。さらに、宿泊者には、変なホテルのロゴが入ったドクターイエローのオリジナルキーホルダーをプレゼントし、蒸気機関車から新幹線まで54両の貴重な車両を展示している「京都鉄道博物館」の入館チケットも付く。

■熱海・伊豆山佳ら久(静岡県熱海市)が開業した。
オリックス・ホテルマネジメントの事業ブランド「ORIX HOTELS & RESORTS」のフラッグシップとなるラグジュアリー旅館ブランド「佳ら久」としては2軒目となるもの。JR各線「熱海」駅から約1.9kmの国道135号沿い、相模湾を望む高台に位置し、周辺には高級旅館や別荘が点在する。外観は、熱海の山々と相模湾の海の自然に調和するデザインとし、石やタイルに色味や艶の変化をつけることで、風格と高級感を演出したとしている。最上階の8階には、相模湾を一望できるレセプションを設置。南側は一面ガラス張りとし開放的な眺望を実現したほか、屋外には海と空と一体になる感覚を味わえる水盤を南側一面に設置、自然を感じながらくつろげる足湯やテラスなども設置したという。7階には大浴場「想海(soukai、男湯)」「阿多美(atami、女湯)」を設置、展望露天風呂には深さ約900mmの深湯を採用した。それぞれの大浴場には、内風呂・水風呂・スモークサウナを用意したほか、「想海」にはドライサウナを、「阿多美」にはスチームサウナを設置。浴衣で寛げる湯上りサロンも設置したという。客室は、約51.47平方m~70.17平方mの全4タイプ・57室を設定、全室に温泉露天風呂を完備した。内装デザインでは、朝焼けと夕暮れ時の二つの異なる相模湾をイメージしたという。

■ホテルニューオータニ(都内千代田区)に、人気キャラクター「カナヘイの小動物 ピスケ&うさぎ」とコラボした客室が登場した。
「カナヘイ」は、2003年に女子高生イラストレーターとしてプロデビューした人気イラストレーター漫画家。代表作「ピスケ&うさぎ」は、LINEなどのコミュニケーションアプリで愛用されるキャラクターで、幅広い年代に人気を博している。客室の中には「ピスケ&うさぎ」があちこちに登場し、ユニークな癒しの空間を演出。フロントスタッフに変身した「ピスケとうさぎ」のぬいぐるみなど、ここでしか手に入らない特別なグッズが用意されている。ぴしっとした制服に身を包んだかわいいふたりは、ファンならば絶対にゲットしたくなる一品。今回の「ゆるっとSTAY」では、シーズンごとに部屋のイラストが一部変わる。プランの客室は、ガーデンタワーのスタンダードルームで提供され、1日2室限定。「ピスケ&うさぎ」と一緒に、日常を忘れるような癒しの時間を過ごせるプラン。

■南紀白浜マリオットホテル(和歌山県西牟婁郡)では、1階のラウンジで、和歌山県産オリジナル品種の苺「まりひめ」を贅沢に使用した特製パフェ「まりひめとみかん蜂蜜のホワイトショコラパフェ」を発売している。
甘味が強く、程よい酸味でジューシーな味わいが特徴の苺「まりひめ」は、「章姫」と「さちのか」を交して誕生した品種で、和歌山県の民芸品「紀州てまり」に由来して名付けられたという。今回、和歌山県内でしか生産されていない希少な「まりひめ」をふんだんに使って、春の苺畑をイメージしたパフェを用意。みかんの花から採取される蜂蜜「みかん蜂蜜」で作られた飴を崩すと、「まりひめ」の甘酸っぱい香りが広がるとともに、まるで苺畑に蝶が飛んでいるような可愛らしさも感じられるパフェに仕上げた。春の爽やかさを感じられるみかん蜂蜜のジュレ、濃厚な甘さが広がるホワイトショコラムースの層に、フレッシュの「まりひめ」のジューシーさ、アーモンドクラッカーや苺アイスなど、それぞれのマリアージュを楽しめる。

■グランコテージ白馬(長野県北安曇郡)が開業した。
白馬ハイランドホテルがオープンさせた3棟のプライベート温泉付コテージで、テラスと屋上デッキを設置、美しい白馬三山を眺望可能。全棟に同社が保有する自家源泉の温泉風呂を完備したほか、調理設備など長期滞在にも対応する。また、ユニバーサルデザインを採用、3棟のうち1棟はエレベーター付でゆったりとした設計とし、車いすの人もエレベーターで屋上デッキまで上って美しい景色を満喫できるという。棟内には、信州産ワインやクラフトビール、信州のりんごジュースの他、北アルプスの天然水を用意。全棟にスマートロックを導入、チェックイン・チェックアウトは棟内のタブレット端末での手続きとなる。朝食(オプション)の「信州里山ご飯BOX」は、ホテル棟から毎朝手作りの朝食を棟内に提供。地元の素材にこだわった「信州里山ご飯」は、どこかほっとするような優しい味わいでボリュームもあるという。夕食(オプション)の「贅沢お手軽BBQ」は、信州の食材を贅沢に使ったBBQ。開始時間までにスタッフが準備、気軽にBBQを楽しめるとしている。なお冬季は、信州牛・白馬豚を使用した「すき焼き鍋」を用意、棟内のこたつで温まりながら楽しめるという。

■Nazuna 飫肥 城下町温泉(宮崎県日南市)に、新施設「城下町展望サウナ」がオープンした。
同施設が所在する日南市飫肥地区は、かつて飫肥藩・伊東氏の城下町として栄え、今でも武家屋敷が点在する貴重な地域として、九州で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。同施設は、築140年以上の武家屋敷を改修した全5室の旅館で、古くから残る武家屋敷を宿泊施設として完全リノベーション、ゆったりとくつろげる開放的な空間に仕上がっているという。今回オープンした同サウナは、丘の上に佇む完全屋外のプライベートサウナ。武家屋敷が立ち並ぶ城下町「飫肥」を一望できる屋外デッキでは、美しい風景を眺めながら「最高のととのい」を体験できるという。利用は宿泊客限定で、1枠2時間までの設定。セルフロウリュも可能としている。