ホテルのニュース20240611
■プリンススマートイン宮崎(宮崎県宮崎市)が開業した。
「プリンススマートイン」は、デジタル世代と呼ばれる若年層をメインターゲットとした同社の宿泊特化型ブランド。ICTやAI技術を導入した非接触型のサービスを基本とし、予約からチェックアウトまで、スマートフォン一台で完結するシームレスなサービスを提供するという。今回開業した同ホテルは、同ブランドのホテルとしては全国で8店舗目、宮崎県では初出店となる。客室はダブル117室・ツイン46室の全163室。コンパクトながらも機能性と利便性を追求したデザインとした。エントランスからロビーにかけてはシームレスな空間をイメージし、顔認証でのチェックインにも対応した自動チェックイン機や、付近の観光情報やグルメ情報を提供する他、宿泊客同士のコミュニケーションツールとしても利用可能なマップ型デジタルサイネージを設置。1階レストラン・カフェ「ル・ソレイユ ライスボウルショップ&カフェ」では、ご飯・味噌・漬物など宮崎もしくは九州の食材を使用することで、宮崎・九州の魅力を発信、イートインだけでなくテイクアウトにも対応する。同ホテルが位置する「橘通り」は、百貨店やオフィス等が集まり、都市機能の中心となっている場所。平日のビジネス需要に加え、各方面へのレジャーの拠点としての需要も見込む。
■プレミアホテル-CABIN-札幌(札幌市中央区)が客室をリニューアルオープンした。
シングルとツインを1室に改装した「スーペリアコンフォートルーム」11室と、シングル2室を1室に改装した「スーペリアダブルルーム」「スーペリアツインルーム」12室(各6室)を新たに設定する。リニューアル後の客室では、主にファミリーや女性グループといった3人以上の宿泊客を想定し、広々とした快適な空間を提供。新しい客室では、ナチュラルな色調と質感がくつろぎと居心地の良さを演出する。「スーペリアコンフォートルーム」は、一段上がった「小上がり」があり、機能的なデザインが特徴。床下には大きなスーツケースや手荷物を収納でき、客室を広く有効活用できる。女性グループにも配慮し、同時に複数名がメイクできるようデスク回りには鏡やスツールを完備する。「スーペリアダブルルーム」「スーペリアツインルーム」は、ソファベッドを広げると最大3名まで宿泊可能で、デスクワークに適したスペースも用意する。
■ホテルオークラ京都(京都市中京区)では、紫式部ゆかりの地や平安時代の文化に着想を得た昼食の御膳「平安朝 桜御膳」を「京料理 入舟」で提供している。
「平安朝 桜御膳」では、朝廷への献上品として用いられた鮑、「御食国」の産品として知られる鯛や蛸などを使用。このほか自然薯・山葵・蕗・独活・茗荷といった古来より日本に自生していた野菜など、平安時代から親しまれてきた食材をふんだんに取り入れている。また、煮物を「十二単」に見立てるなど、見た目でも平安時代の世界観を表現した。今年話題の紫式部をテーマに、京都で育まれた平安時代の文化に思いを馳せるひとときを、愉しめる企画。
■リーガロイヤルホテル東京(都内新宿区)では、開業30周年を記念し、同ホテルでの宿泊、食事、結婚式などの思い出に残っている写真やエピソードを募集している。
これまで30年の間のお客ひとりひとりとの出会いを大切にし、今後も、この紡いできた多くのお客とのつながりを繋いでいきたいという想いを込めて企画した。寄せられた写真やエピソードについては、同ホテル公式HPやホテル公式SNS、館内展示で掲載し、ホテルとお客が紡いできた軌跡として紹介するという。また、応募者の中から厳正な選考を行い、宿泊または食事に招待するという。
■大阪マリオット都ホテル(大阪市阿倍野区)では、19階「LOUNGE PLUS」で、日清食品社とコラボした2品の「完全メシ」メニューを提供している。
同ホテルの開業10周年記念事業の一つとして取り行われ、日清食品社が展開する33種類の栄養素と美味しさのバランスを追求した「完全メシ」シリーズのフードテクノロジーと、同ホテルの調理技術が組み合わさった「プレミアムな完全メシ」として打ち出すという。メニューの一つ「完全メシ 10種類の野菜と大阪ウメビーフカレー」は、ビーフブイヨンにソテーオニオン、クミンやカルダモンなどの香り高いスパイスを加えた濃厚な味わいの欧風カレー。京都の老舗米屋「八代目儀兵衛」監修のルウや、具材には大阪ウメビーフのほか、ホテル開業10周年にちなんで10種の彩り野菜を用いた。「完全メシ 10種類のフルーツとヨーグルトクリームサンドウィッチ」は、イチゴとリンゴの2種類の特製ヨーグルトクリームにフルーツを挟んだフルーツサンドウィッチ。味の組み合わせ、食感や彩りのバランスを追求し10種類の果実を使用したメニュー。
■アートホテル青森(青森県青森市)に、「ねぶた」をコンセプトとした新客室が誕生した。
ねぶたは現役ねぶた師の林広海氏が制作。青森の代表的な名産品であるりんごと鮮やかな鳥(アカショウビン)をモチーフに、ランタンのようなねぶたがほんのりと明るく客室を照らす。さらに、青森ねぶた祭の特徴でもある「跳人」と呼ばれる踊り子をグラフィカルにデザインした壁紙を採用したという。同ホテルのロビーには、林氏が手がけた巨大な円柱ねぶたや、同じく現役のねぶた師である内山龍星氏、立田龍宝氏の作成した計4体のねぶたがホテルのシンボルとして、ゲストを迎える。その他、この土地の伝統工芸のアートワークの数々も。青森県の伝統工芸「津軽びいどろ」、金運をもたらす縁起ものの「金魚ねぶた」、青森県津軽地方の伝統漆器「津軽塗」など、館内の「青森」を探すのも楽しみのひとつ。
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