ホテルのニュース20240614

■京都山科ホテル山楽(京都市山科区)では、紫式部ドラマ関連商品の販売を開始した。
紫式部が源氏物語の構想を練ったとされる石山寺がある大津市では、NHK大河ドラマ「光る君へ」の放送を機に、地域の活性化に繋げようと、観光協会や同市などで構成する「大津市大河ドラマ"光る君へ"活用推進協議会」を立ち上げ、同市内の事業所が開発したドラマ関連の商品をPRする取り組みを進めているという。商品には、紫式部や源氏物語の様子を入れ込んだ期間限定パッケージを用いたものや、平安時代の暮らしから着想を得たものなど、紫式部の生涯や源氏物語の世界観を楽しめる商品が多数あるという。同ホテルでは、これら約100種の関連商品の中から厳選した8品をロビー特設コーナーで販売。なお同ホテルの公式HPでは「紫式部ゆかりの地を巡る」特設ページを公開中。「源氏物語」で有名な紫式部だが、京都・滋賀には作中で登場する場所や執筆を行ったとされる場所など、ゆかりのある場所が数多く存在しているという。

■スーパーホテルは、ハチ食品と、牛・豚・鶏のミンチの代わりに大豆ミート100%を使用した麻婆豆腐「大豆ミート100%四川風麻婆豆腐」を共同開発した。
順次、オリジナル朝食メニュー「健康増進シリーズ」としてスーパーホテル各店で提供を開始する。同メニューでは、薬膳料理や漢方で使用される数種類の香辛料を配合し、デトックス等の健康増進効果を促すことに加え、地球環境保全につながる新たなたんぱく質の摂取方法として注目されている大豆ミートを100%使用。朝食を通じ、地球も人も元気にするホテルを目指すという。同社では昨年6月、健康を意識したオリジナルメニューとなる同シリーズの第1弾として「健康増進カレー」を開発。提供開始当初から好評を得ているという。今回は、こうした反響にさらに応えるため、同シリーズ第2弾として同メニューを開発。具材には肉ではなく大豆ミートを100%使用、古くから漢方薬に使用されている山東省産の赤花椒をはじめ、唐辛子・豆板醤・甜面醤・生姜・豆鼓・4種類の味噌を味付けの原料として使用した。

■ホテルニューオータニ(都内千代田区)に、アニメ「ヘタリア World★Stars」とのコラボルームが登場した。
原作は集英社「ジャンプ+」で連載中、シリーズ累計80万部を突破した日丸屋秀和による人気コミック「ヘタリア World★Stars」。アニメ、ドラマCD、ミュージカルなど多彩なメディアミックスを展開してきた人気作品。同作品初のコラボルームが1日1室限定で登場。本プランのためだけに描き起こされた、ちびキャラが登場。ホテルのベル係、フロントの制服を着用したキャラクター達がお出迎え。また、宿泊者限定のノベルティグッズを用意。ここでしか手に入らないオリジナルコラボグッズも多数ラインアップしたという。

■ホテル阪急インターナショナル(大阪市北区)は、宿泊客専用の「クラブラウンジ」を新設しオープンした。
また、同ラウンジ新設に合わせ、ホテル最上階の客室フロア(34階・33階)を「クラブフロア」に名称を変更。25階に新設する同ラウンジは、「クラブフロア」宿泊客専用の特別な空間として提供するという。同ラウンジ内では、アルコール・ソフトドリンクをセルフサービスで提供。また軽食として、モーニングタイム(7時~11時)にはコンチネンタルブレックファスト・デザートを、ティータイム(14時~16時30分)には冷製料理・デザートを、イブニングタイム(17時30分~21時)には冷製料理・温製料理・デザートを、何れもビュッフェ形式で提供する。

■OMO5函館by星野リゾート(北海道函館市)がオープンした。
旧「ホテルWBF函館」を改装し新しく生まれ変わる。コンセプトは「120%ハコダテ」。函館と言えば朝食激戦区と言われており、多くの宿泊施設が魅力的な朝ご飯を提供している。五稜郭をイメージしたライブキッチンで食べることができるという。2階には、温泉入浴後にくつろぐ「湯上り処」や北海道ならではの締めパフェを食べられる「カフェ&バル」が入る。屋外には函館の海を彩る漁火をイメージしたテラスができるほか、客室でも函館のマチを感じられる。また客室の壁には函館の夜景が描かれていて、カーペットはレンガ調になっている。また、新鮮な魚介類が並び地元の人で賑わう「はこだて自由市場」を、ホテルのスタッフが無料で案内するツアーを開催。その日イチオシの魚介を食べ比べして、安心して買い物ができる。函館の知られざる魅力を楽しみつくすことができる新ホテル。

■エースホテルが2027年に福岡に進出する。
計画中の「(仮称)天神1-7計画」(福岡市中央区)に進出するもので、アジア地域では2施設目、九州初進出となる。エースホテルは、アメリカ・シアトル発のホテルブランド。地域コミュニティの活性化・カルチャー創出のための場づくりや立地の独自性を取り入れたユニークなデザインが特徴だという。同計画では、福岡市が推進する「天神ビッグバン」に貢献し、情報受発信基地だった「イムズ」跡地に相応しい開発となるよう、地域に開かれた新しい滞在・交流空間を提供するとともに、時代の変化に応じた新たな文化・ライフスタイルを創出し続けることを目指すとしている。また、同計画のホテルは、単なる宿泊機能の提供に留まらず、宿泊者以外の人も利用可能なラウンジ等でアートや音楽などの文化的プログラムを展開。旅行者から地域の人々まで多様な人々が、異なる価値観や感性、環境に触れる機会を提供するという。客室数は192室(予定)。