ホテルのニュース20240705
■ホテルエアポートビューNAHA(沖縄県那覇市)がグランドオープンした。
那覇空港から車で10分の立地を生かし、キッチンや洗濯機を備えたコンドミニアム型ホテルとして短期から長期の滞在に対応する。スマートフォンを使った無人のチェックインが可能で、西側のバルコニーから瀬長島や那覇空港が一望できる。宿泊者は那覇市や豊見城市でレキオスグループが展開するコワーキングスペースを利用できる特典もあるという。地域力の結集、地域資源の活用、経営資源の結集を運営の柱に地域のホテルとして沖縄観光の発展に貢献したいとしている。
■マカオに、「LINE FRIENDS PRESENTS CASA DE AMIGO」とレストラン「BROWN & FRIENDS CAFE & BISTRO」が開業した。
マカオのコタイ地区にオープンしたのは、テーマパーク型複合リゾート「リスボエタマカオ」と韓国IPX社がコラボした世界初のLINE FRIENDS公式コラボホテル。世界的に知られるLINE FRIENDSブランドと緊密に協力することで、よりユニークな観光資源を開拓し、デスティネーションとしてのマカオの吸引力を強め、マカオにおける観光産業の多元化促進につなげていきたいとしている。同ホテルは82室で、BROWN、CONY、LINE FRIENDSの3つのテーマの客室で構成され、キャラクターのみならず、アズレージョと呼ばれるポルトガル伝来のタイルなど、東西建築文化が融合したマカオならではの要素も採用。また、同レストランは「トレンディ、かわいい、美味しい、楽しい」の4つの要素をコンセプトとし、洋風の軽食や限定の自家製LINE FRIENDSスイーツなどを提供。店内各所に記念写真撮影を楽しめる場所やマーチャンダイジングコーナーも用意している。
■横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ(横浜市西区)は、横浜駅近隣に位置する神奈川大学との産学連携によるプロジェクトの取り組みとして、同大学学生とともに共同企画したステイプラン、「感謝の旅~大切な人への贈り物~」を販売している。
昨年5月、同ホテル総支配人が同大学 国際日本学部 国際文化交流学科で行ったホテルビジネスに関する講義がきっかけとなりスタートした同プロジェクト。多数の講義受講者の中から髙井教授ゼミナールに所属し、観光行動論に対して学びを深める4人の学生たちが企業課題を探求するために、先ずはホテルツアーや宿泊体験を通してホテル商品への理解を深めるところから活動を開始。学生たちの視点から自由な発想で課題提起を行うことを大切に、ホテルスタッフと共にブレインストーミングや打ち合わせを幾度も重ね、仮説やアイデアを列挙しながら、旅行需要の復活をひとつのきっかけに「若年層世代の宿泊利用率を上げたい」という課題をテーマに掲げた。そこで、プロジェクトに参画する学生たちと同世代に向け、ホテル利用を促すことを目的として、更にはホテル周辺の観光利用を活性化し、地域社会との連携を高める若者のニーズを捉えたステイプランを約半年間かけて商品化したという。
■東京ドームホテル(都内文京区)に、読売ジャイアンツとのコラボルームが登場した。
同コラボでは、"ジャイアンツ愛"をコンセプトに、インパクトのある世界観を表現した設えの異なる2タイプのジャイアンツルーム「THE LEGENDS ROOM」「Go Giants! Room」をそれぞれ1日1室限定で用意。「THE LEGENDS ROOM」は、部屋に入った瞬間から、読売ジャイアンツのレジェンドたちを身近に感じる事ができる迫力ある設えが特徴。壁には名シーンの写真やパネルを展示しているほか、選手ロッカーをイメージし、ネームプレート部分の数字やアルファベットを自由に組み合わせて楽しめる「スタジアムロッカー」や、ヒーローインタビュー時の背景ボードをイメージした「HEROインタビューバック」などのフォトスポットも用意している。「Go Giants! Room」は、オレンジ・ピンク・白をテーマカラーとした空間で、ジャイアンツマスコットキャラクター「ジャビット」とともに過ごせる。推し活が楽しめるフォトスポットにくわえ、東京ドームを見渡せる窓側にフォトフレームを設けている。また、宿泊プランでは、読売ジャイアンツ関連のDVDや書籍も楽しめるほか、90周年を記念したオリジナルコースターとルームキーも用意した。
■ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区)は、287室の客室及び客室階の廊下を改装する。
「承継と新生」というコンセプトのもと、ヨーロピアンクラシックの上質な優雅さを持ち合わせた邸宅感を継承しつつ、現代的に洗練させた新たなデザインとの融合により、快適で心地のよい空間づくりを目指すという。館内の足元を彩る客室階廊下のカーペットは、1階のクラシックで重厚感のある雰囲気を客室まで繋げるため、ロビー階の大理石の色を用い、館内のカーペットで多く用いられている植物をモチーフにした柄に変更。天井には温かみのある塗装を施し、エレベーターホールには鏡を設置して空間を広く見せ、ゆったりとした空間を演出。客室ベッドのヘッドボード上部に設ける装飾壁は、開業時から長年客室で愛された「花柄」をモチーフとした彫刻風のパネルを取り付け、間接照明でライトアップすることにより、部屋全体が暖かな光に包まれ、改装による変化を印象付ける。額の部分は、天井と同様にモールディング加工を施し、歴史を感じさせる伝統的な貴族の邸宅を彷彿させる。デスクには白色の天板を設置し、ヘッドボードミラーとともに、自然光と照明の反射を利用して明るさを増幅させるという。また、装飾壁の間接照明により、客室全体に柔らかな雰囲気をもたらす。ベッドルームには、ヘッドボード横にコンセントとUSBポートを増設。クローゼットには、荷物を天板の上に置けるチェストを設置し、より利便性の高い環境を実現するという。
■MANGA ART HOTEL,BAKUROCHO(都内中央区)が開業した。
インバウンドの長期滞在を意識した広い客室を特徴としており、7階建ての最上階にはドロップインでも利用可能な、駅チカで好立地のシェアオフィス「MANGA AND BOOKS WORK LOUNGE」も備える。長期宿泊、特にインバウンドの宿泊者がより快適に、またワクワク感を持って過ごせることを目的としたホテルだという。日本が誇る文化のひとつである「マンガ」に、宿泊者が気軽に親しめるよう、各居室にはそれぞれ約400冊のマンガを置く。居室内のマンガは自由に手に取ることが可能で、部屋ごとにラインナップが異なるのも特徴。置かれているマンガは"本"のプロであるdotメンバーが、一冊一冊選書しており「利用者が普段は手に取らないような本との出会いの場を提供したい」という情熱を込めた。それぞれの蔵書にはおすすめコメントがついており、宿泊者と、未知のマンガとの出逢いの橋渡しを担う。2階から5階までの宿泊フロアは、75平方mのフロア全体を一部屋とした、広々とした部屋割。自宅で家族と過ごすひとときのように、ゆったりと寛げるホテルを演出した。同ホテルは"旅"もキーワードのひとつとしており、1階エントランスコーナーの宿泊者全員が閲覧できる本棚の中には、旅に関するマンガを集めた特設棚も設けた。2階の居室は、かつて運行していた寝台列車の車内で実際に使用されていた寝台の一部やランプシェード、三面鏡など、旅を感じさせる備品が取り入れられた、特別な内装になっている。
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