ホテルのニュース20240723

■hotel jin(長崎県対馬市)がオープンした。
2020年に五島列島の福江島にオープンした「hotel sou」に続く、長崎の島を舞台としたリゾートホテルの第2弾。対馬は日本の中で朝鮮半島にもっとも近く、かつては日本の玄関口として発展した島。朝鮮半島との間では古くから貿易などの交流が盛んで、島内には書物や仏像、建造物、朝鮮式山城の金田城跡や古墳などの文化財が数多く残されている。また、江戸時代には外交の窓口である対馬藩主・宗家の城下町として、武家屋敷や石垣塀など、かつての交流を偲ばせる史跡が随所に見られる。今回、対馬の中心街・厳原のメインストリート・大町通りに立地する同ホテルは、150年以上も前の明治元年に創業した旅館・旧有明荘をリノベーションしたもの。古くから朝鮮通信使を受け入れてきた歴史や、武家屋敷の白い石英斑岩の石垣などをデザインのモチーフとし、国内外からのゲストをもてなす厳原らしい表玄関としての空間と、地域の人々が自然に集い語らう空間を兼ね備えた施設を目指したという。部屋は全2室、それぞれ和室二間でバス・トイレ付き。大町通りに面した道路側と、裏庭に面した庭側の異なる2つの景色が楽しめる。明治から続く旅館の面影を残しながら斬新なデザインを施した、ゆったりと過ごせるホテル。

■益子舘里山リゾートホテル(栃木県芳賀郡)は、ロビーをリニューアルオープンした。
新たに「森のカフェ~ましろ~」を整備。カフェでは軽食や飲み物を益子焼の器で提供するほか、ホテル内にある「森のサウナ」の利用客向けにアイスなどを販売する。夜には和紙ランプの光に包まれた癒やしの空間となり、森の中でくつろいでいるような非日常を味わってほしいとしている。カフェの営業時間は午後4~9時。午前5~9時には、宿泊客限定でモーニングコーヒーを無料で提供する。

■品川プリンスホテル(都内港区)38階のレストラン「味街道 五十三次」では、「和のアフタヌーンティー」を提供している。
柏餅や饅頭といった和菓子をはじめとする和スイーツと、お重に入れた和食を展開。デザートには、定番の柏餅や葛饅頭から、抹茶ロールケーキや抹茶アイスといった和スイーツがお目見え。爽やかな味わいの「メロンと白玉のお汁粉仕立て」や「苺プリン」など、フルーツを使用した甘味も楽しめる。お重に詰められた食事も要チェック。ほうれん草のお浸しをはじめ、タコの梅肉揚げや焼野菜、国産牛の炙りまで豪華なメニューが勢ぞろい。また、太刀魚やカボチャなどの天ぷらと茶蕎麦は、さっぱりと味わえる。38階からの眺望とともに、ゆっくりとした時間を楽しめる。

■ホテルインディゴ箱根強羅(神奈川県足柄下郡)に、新たなスイートルーム2室が登場した。
これまでスパエステとして使用されていたスペースが客室に生まれ変わり、1室は101号室として最大5名、もう1室の102号室は最大4名までご宿泊できるようになった。仲の良い仲間同士の小グループや家族同士一緒での利用も可能。新設された2室は、1階の一角に位置し、隠れ家や離れのような雰囲気が特徴。2室の入り口は共通で、ホワイエには洗練された和洋モダンのギャラリー空間が広がり、その先の部屋への期待を高める。101号室は、外庭を含めて約100平方mあり、リビングスペース1つとベッドルームが2つ完備された館内で最も広い部屋。「スイートルーム 禅 ZEN 2ベッドルーム」として、静かな禅の庭園を望むような落ち着いた雰囲気で、最大5名まで宿泊可能。102号室の「ジュニアスイート 寄木 YOSEGI」には最大4名まで宿泊可能で、浮世絵のヘッドボードなど和テイストで美しい模様を作り出す「寄木」にインスピレーションを受けた部屋iになっており、穏やかな時間を過ごせる。どちらの部屋も家族や友人との滞在におすすめだという。

■ANAクラウンプラザホテル成田(千葉県成田市)に、新たなBBQスペース「THE BBQ YARD"GROVE HILLS"NARITA(ザ・バーベキューヤード"グローヴヒルズ"成田)」がオープンした。
四季折々の自然美と調和する贅沢な空間で、ラグジュアリーとカジュアル、2つの異なるBBQエリアでの非日常体験を楽しめる。「THE BBQ YARD『GROVE HILLS』NARITA」は、ホテル敷地内の独立チャペルがある小高い丘にオープン。これまで夏季限定で営業していた場所を改装し、春から秋にかけて利用可能なスポットに生まれ変わる。開放的な芝生スペースでは、地域の農家参画によるベジタブルマルシェや、季節ごとに楽しいイベントを開催予定。特別な日にぴったりのラグジュアリーエリアは、1ブース最大6名までの利用が可能。84名までの大規模なパーティーにも対応する。アメリカンガスグリルで「肉塊」をジューシーに焼き上げるダイナミックなBBQや燻製料理を、ソファー席やルーバー状の日除けがある快適な空間で楽しめるという。カジュアルエリアは、囲炉裏型テーブルの卓上炭式コンロを囲んで、みんなで楽しくBBQができるエリア。最大4名用のブースはレイアウト変更することができ、最大80名まで対応可能。プランは両エリアともに、スタンダード、ラグジュアリー、プレミアム、持ち込みプランを用意。料金はスタンダードプランでラグジュアリーエリアが5,000円から、カジュアルエリアが4,500円からとなっている。

■ニューオータニイン札幌(札幌市中央区)のバー「オークルーム」では、毎週金曜・土曜にレコード喫茶を開催している。
レンガ造りの同店。毎週ジャンルを変えたレコードで音楽を流し、コーヒーやスイーツを提供。ドリンクは、「横井珈琲(札幌市西区)」プロデュースの「ニューオータニイン札幌ブレンドコーヒー」(850円)のほか、「紅茶」(同)や「クリームソーダ(メロン)」(950円)などをそろえる。スイーツには、パティシエがコーヒーとの相性を考え仕上げた「昭和風固めのプリン」(550円)や「栗もなか、バニラアイス添え」(同)、「フルーツパフェ」(900円)などを用意。レコードは若い世代の人気が高まっており、幅広い世代の交流の場になればとしている。今後はディナータイムにレコードバーとしての開催も考えているという。