ホテルのニュース20241126

■万平ホテル(長野県北佐久郡)は、同ホテルを象徴するアルプス館のメインダイニングルーム、カフェテラス、ショップ、及び、新たに建て替えた愛宕館の客室をオープンした。
同ホテルは今年で創業130年を迎えた老舗ホテルで、老朽化にともない「アルプス館」などの改修工事を昨年1月から行っていたが、このほど工事が終わり、再オープンした。メインダイニングルームでは、江戸時代の軽井沢などを描いたステンドグラスやマス目状に組まれた格天井といった装飾が以前と同じ場所に配置され、伝統ある雰囲気を感じさせる。また、代表的なメニューとなっているアップルパイなどを注文できるカフェテラスには土産物のショップが新たに併設された他、自然を楽しみたいという要望に応えて、屋外のテラス席を増やしたという。同ホテルのDNAを受け継ぐクラシカルモダンをコンセプトに建替えた愛宕館は、30室全てに天然温泉の湯を湛えた内風呂を備える。客室の随所に同ホテルらしさを感じさせるモチーフを散りばめ、客室から望む豊かな緑と合わせて、軽井沢のゆっくりとした時間をご堪能できる。

■コンフォートイン福井(福井県福井市)がオープンした。
チョイスホテルズジャパンが、旧チサンイン福井をリブランドオープンしたもので、福井県内での「コンフォート」ブランドの出店は今回が初となる。客室は、ダブル・ツインなど全97室。2名でもゆったり寛げる広々としたベッドのほか、子どもに人気のロフトベッドなど、様々なタイプを設定、小学6年生までの添い寝の子どもは無料で宿泊可能としている。朝食付きプランでは、6時30分~9時30分にビュッフェ形式で提供。パンやサラダ、おかずなど毎日食べても飽きずに楽しめる種類豊富なボリュームのあるメニューを用意、焼きたてワッフルのほか、日替わりでカレーライス(ビーフ・シーフード・キーマ)や季節の旬の食材を使用したスムージーなども用意する。場所は、えちぜん鉄道勝山永平寺線「越前新保」駅より徒歩約16分、北陸自動車道「福井北」ICより車で約9分の立地。同駅からJR北陸新幹線「福井」駅までは電車で約10分。

■大阪マリオット都ホテル(大阪市阿倍野区)では、あべのハルカス美術館で開催の「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」とコラボした特別メニューを提供している。
アメリカ・ボストン近郊に開館して以来、早くから印象派の作品を収集してきたウスター美術館の所蔵品を中心に展示する同展とのコラボ。フランス印象派の代表的な画家クロード・モネ、また、アメリカの印象派を代表するチャイルド・ハッサムの作品にインスピレーションを受けたメニューを提供。19階 「LOUNGE PLUS」の「イマージュ~赤い果実と庭園~」は、チャイルド・ハッサム「花摘み、フランス式庭園にて」をイメージして皿をキャンバスに見立てたデセール。「BAR PLUS」の「モネの庭」は、クロード・モネ「睡蓮」より、水面に浮かぶ睡蓮をカクテルで描いた。また、57階 「ZK」の「ZKコラボレーションランチ"印象派"では、華やかな盛り付けに目を奪われる前菜はクロード・モネ「睡蓮」の世界をイメージ。チャイルド・ハッサム「コロンバス大通り、雨の日」でセピア色で描かれた世界をカボチャと茸のトーンで表現したスープ、そして、メインもハッサムの作品「シルフズ・ロック、アップルドア島」よりインスピレーションを得て、細部までこだわったという。

■渋谷エクセルホテル東急(都内渋谷区)では、アニメ「ハイキュー!!」とのコラボ企画「頂ホテル」を展開している。
目の前に立ちはだかる高い高い壁を越えたときに主人公が感じたような"特別な体験"を届けたいという思いを込めて"頂の景色"をコンセプトにしたコラボレーション企画。装飾を施したコンセプトルームをはじめ、5階ラウンジ「エスタシオン カフェ」、25階レストラン「ア ビエント」、25階日本料理「旬彩」でコラボメニューの販売も展開。宿泊特典やコラボメニュー特典、コンセプトルームと頂ホテル 通常客室プランに宿泊の人のみ購入可能なお土産グッズも用意。コンセプトルーム宿泊プラン予約者は、同作の装飾を施したコンセプトルームに宿泊できる。壁面にはキャラクターのビジュアルを大きく掲出。窓や入口通路等にも「ハイキュー!!」要素を散りばめた様々な装飾を施した。上質感とディテールにこだわった客室を楽しめる。

■ホテル日航新潟(新潟市中央区)は、佐渡金銀山が世界文化遺産へ登録されたことを祝し、「佐渡島(さど)の金山(世界文化遺産登録)イベントを開始した。
同ホテルが所在する複合一体型施設「朱鷺メッセ」は、佐渡汽船フェリーターミナルに隣接しており、佐渡島へのアクセスが良好。イベント開催期間中は、朝食ブッフェで佐渡産の食材を使用したメニューを提供。佐渡産のコシヒカリや佐渡バター、佐渡の郷土料理「いごねり」、佐渡の酒蔵の酒粕を使用した焼魚などの佐渡の食材を使用した料理や、通常のブッフェメニューと合わせて用意する。昨年オープンしたコイン式セルフ日本酒ラウンジ「にいがた酒ラウンジ-よりなせ-」では、北雪酒造(新潟県佐渡市)の日本酒を提供する「よりなせ meets 北雪酒造」を実施中。また、佐渡で実際に使用されていた「たらい船」の現物を佐渡島より輸送し、同ホテル3階ロビーに展示、佐渡市出身の版画作家・吉田志麻氏の作品も一緒に展示しているという。

■リーガロイヤルホテル広島(広島市中区)では、ひろしま美術館で開催の特別展「日本画の名作展 大観と春草から杉山寧を中心に」の鑑賞券などをセットにした宿泊プランを提供している。
同ホテルから徒歩すぐの同美術館で開催される特別展では、明治から昭和にかけての日本画の巨匠の作品が集結。シーピー化成が所蔵する作品を中心に、日本画草創期の動向を紹介するとともに、日本画というジャンルの伝統と革新の軌跡を紐解き、新しい時代の日本画を模索した横山大観や菱田春草、戦後に活躍した杉山寧といった、明治から昭和期にかけての日本画の巨匠たちによる作品を楽しめるという。今回提供の同宿泊プランは、同展に加え、ゴッホ・ルノワール・マネ・モネなど印象派を中心としたフランス近代美術と日本近代美術など、同美術館が誇るコレクション展示も鑑賞できる入館券付き。鑑賞したあとは、アートの余韻に浸りながら、同ホテル最上階のレストランでワンドリンクを楽しむ寛ぎのひとときを過ごせるという。客室はスタンダードフロア(14~25階)のツイン(34平方m)。プラン特典は、ひろしま美術館「特別展」と「コレクション展示」共通入館券(1名1枚)、ワンドリンクサービス券(1名1枚、33階「スカイダイニング リーガトップ」)、朝食(和洋ビュッフェ、1階「ダイニング ルオーレ」)。