ホテルのニュース20250116

■ホテルノスタル横手(秋田県横手市)がオープンした。
JA秋田ふるさと・横手商工会議所などが入居する再開発ビルの上層階に位置する。客室は、シングル・ツイン・ユニバーサルダブルなど全69室。全室バス・洗面・トイレ独立タイプとし、北欧風のシンプルさと木の温もりを感じる内装が特徴で、部屋ごとに異なる四季を感じるアートデザインを施したという。朝食は5階レストランで7時~9時に提供。焼きたての手作りパン、数種のスープ、サラダ、玉子料理などを用意する。5階に設置したFree-WiFiとコンセント完備のワーキングスペースでは、秋田杉を使用した開放的な環境で仕事が可能。同じく5階に設置したオープンテラス「ルミユッコ」からは新しい市街地を一望可能で、夜はイルミネーションも点灯し、幻想的な雰囲気にするとしている。場所は、JR奥羽本線・北上線「横手」駅東口より徒歩約2分の立地。

■ランドーホテル札幌ヘリテージ(札幌中央区)が2026年7月に開業する。
不動産業の日本エスコンが、2023年5月に閉店した、すすきのの象徴ともいえるダンスクラブ「キングムー」の跡地にホテルを建設するもので、14階建て、客室は125室。外壁は「キングムー」を彷彿とさせる岩肌のような塗装が施されるという。また、フロントやラウンジには「キングムー」で使われていた古代文明を思わせるオブジェなどが設置され、キングムーの歴史を継承する建物になるという。同ホテルは、長期滞在者向けに住めるホテル「RANDOR HOTEL&RESIDENCE」グループの18棟目となる。居住の快適さとホテルサービスを融合し、長期滞在にも対応した機能とデザインが特徴。札幌の歴史や文化を大切にしつつ、現代のトレンドに合わせた上質で快適な空間を提供し、幅広いニーズに応える施設を目指すという。

■W大阪(大阪市中央区)は、お笑いコンビ「はるかぜに告ぐ」とコラボ、同ホテル内のラウンジ「LIVING ROOM」で、はるかぜに告ぐが監修したおつまみを提供している。
同ホテルが、大阪ローカルの文化を大切にするコンセプトであることから、関西の若手芸人代表としてはるかぜに告ぐとコラボすることになったという。彼女らが監修したおつまみ「OSAKA SOUL FOOD BITES(大阪ソウルフードバイツ)」が夜メニューとして提供されている。メニューの内容は「豚の角煮とポテトの春巻き 和辛子のソース」「胡瓜とセロリの浅漬け」「トルティーヤチップ 味変ディップ」「スパイシーフライドチキン W Osaka スタイル」「串カツ 3色ソース」「たこ焼きみたいなカニ焼き」「シェルフィッシュとサワークリームのソース」「炙り明太子」「各種コールドカッツ 生ハムスライスワゴンサービス」「冷たいトリュフ風味のひとくちラーメン」「金箔冷奴」と盛り沢山。選べるドリンク2杯付き。なお店内には"漫才ステージ"、道頓堀の看板をイメージしたライトも設置。

■OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート(沖縄県那覇市)に、沖縄の焼き物"やちむん"をテーマにした新客室「やちむんルーム」が誕生した。
テーマは「100のやちむんと100のつくり手に出会える部屋」。東西約1,100km、南北約400kmに及ぶ沖縄県内各地で作られた色や形、柄や作風、技法や風合いがさまざまな"やちむん"を一部屋に集めた。子孫繁栄の想いを込めた魚紋を描いた伝統的な作品から、沖縄の海を思わせる澄んだブルーが目を惹く作品、ポップで独創的な技法の作品など、見ているだけでテンションあがる作品ばかり。まるでギャラリーのような100の作品の中から、気になった作品は質感や使い勝手を試すこともできる。旅の計画立てに役立つ100の作品を紹介した「やちむんガイド」も用意。やちむんルームを拠点に、実際に作品を手に取り使いながらやちむん巡りの計画が立てられる。お供にはさまざまなシーンを想像して、さんぴん茶やご近所店舗のコーヒー、ちんすこうに加え、オリオンビールや泡盛も用意。更に、翌日の街歩きが愉しくなる「壺屋やちむん通り」での特典も。時間を忘れて心置きなくやちむんに没頭できること間違いなしの客室。

■アパホテル静岡駅前(静岡市葵区)が2027年春頃に開業する。
同グループとしては、同市内2棟目のホテルとなる。客室数は全418室で、静岡市内では最大客室数となる。同駅北口周辺は、徳川家康が整備した駿府城と駿府城下町として栄えた歴史ある地域であることに加え、近年は土地を高度利用した超高層の複合ビル建設の再開発事業が進んでおり、伝統と新しい街づくりの双方を兼ね備えたエリアになるという。また、静岡はサッカーなどスポーツが盛んな地域であることから、ビジネス需要や観光需要に加え、スポーツ団体の宿泊需要も見込む。場所は、JR東海道本線・東海道新幹線「静岡」駅より徒歩3分の立地。

■ダイワロイネットホテル横浜公園(横浜市中区)がリニューアルオープンした。
同ホテルは、1938年の竣工から約70年間使用されてきた歴史的建築物「ストロングビル」を建て替え、低層部に創建当時の外観デザインを復元し、2009年にオープンしたもの。今回は、その歴史の深さや横浜らしさを継承しつつ、現代のニーズと融合させることをテーマにリニューアルしたという。客室のリニューアルでは、小型犬と一緒に宿泊可能な「スタイルツイン」、プロジェクター完備で大画面の映像を楽しめる「シアターツイン」、3名まで宿泊可能な「デラックスツイン」、畳の小上がりスペースを設置した「ジュニアスイート~日和~」の4タイプ・26室の客室を新設。新設した4タイプの客室には、冷蔵・冷凍庫と電子レンジを導入したほか、ReFaのシャワーヘッドなどの美容家電も設置、小さな子ども連れの宿泊客向けに、おむつ用ゴミ箱やベビーベッドをはじめ、様々な貸し出し品を用意。既存の客室(241室)でも、壁・天井の壁紙や床のカーペットの張り替えなどを行い、落ち着きのある上質な空間に改装。全室18平方m以上のゆとりある設計とした。ロビーやエントランスも刷新、ロビーは「ミッドセンチュリーモダン」をテーマに、国際都市・横浜の洗練された美意識を継承しつつ、歴史の重みと時を超えた美しさを表現。著名アーティストの柏原晋平氏が手掛けたエントランスのアートは、世界の門戸として栄えた歴史的な貿易拠点としての横浜と、世界とのグローバルな繋がりを意識して制作したという。