ホテルのニュース20250227

■アパホテル東京三ノ輪駅前(都内荒川区)が2027年夏に開業する。
アパグループが、東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅前にホテル開発用地を取得した。同案件は、東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅より徒歩3分、明治通り沿いに位置する、視認性の高い駅前立地。同駅エリアは住宅も多く、下町らしい雰囲気が残る一方、「上野」駅まで2駅・3分、「秋葉原」駅まで4駅・7分、「銀座」駅・「六本木」駅も直通で、ビジネス・観光双方の需要が見込まれることから、今回の取得に至ったとしている。建物は14階建。客室数は179室。都内荒川区内のアパホテルとしては、「アパホテルTKP日暮里駅前」(278室)が現在稼働中。今回の同計画を含めると2棟・457室となる。

■恩納村内オンデマンド交通は、運行実証事業を開始した。
沖縄県北西部に位置する同村は、県内屈指のリゾートホテルが林立する人気観光エリアだが、ホテルや交通結節点から同村内の観光地や飲食店などへのアクセスは利便性に欠けているという。同実証事業では、ホテル従業員の送迎稼働を削減をしつつ、観光宿泊客の利便性向上を実現することで観光施設などの利用を促進、消費額の増大を目指す。レンタカーに依存しない公共交通などによる移動ニーズが年々高まっている中、同実証事業では、観光宿泊客自らがスマートフォンを活用し、新たな移動手段となるオンデマンド交通を利用。オンデマンド交通を含む目的地までの経路が分かりやすい経路検索・案内を実現することで、オンデマンド交通の利便性を高め、利用を促進し、コロナ化以後稼働が逼迫するホテル従業員の送迎稼働などの削減を図るとしている。合わせて、観光客が同村内の他ホテルや観光地、飲食店等に移動しやすくすることで、回遊・周遊による消費増大も目指すという。

■ホテルニューオータニ(都内千代田区)に、人気アニメ「スポンジ・ボブ」のコラボルームが登場した。
1999年に誕生した「スポンジ・ボブ」は、今では世界中の人気者に。生誕25年を記念して、"日本初"となるコラボルームが、ホテルニューオータニ(東京)に誕生した。部屋の扉を開けると、「スポンジ・ボブ」の舞台である「ビキニタウン」の世界が広がる。まるでアニメ「スポンジ・ボブ」の一員になったかのような世界観を愉しめる。さらにベルマンの衣裳に身を包んだスポンジ・ボブとパトリックが宿泊者を迎え。同ホテルならではのコラボ要素がたっぷりの部屋で思い思いの時間を過ごせる宿泊プラン。利用者だけが手にできる限定グッズも必見。持ち帰りグッズは全4種類。どれもコラボ企画で生まれたオリジナルアートを使用したグッズだという。また、部屋の中には、カプセルトイ自販機を設置。キャラクターが刻印されたネームプレートを購入できる。単体のグッズとしては珍しいイカルド、サンディ、カーニのプレートも登場。誰にも邪魔されずに、コンプリートできるまで遊ぶことが可能。

■伊豆マリオットホテル修善寺(静岡県伊豆市)では、推しロス旅宿泊プラン「Healing Journey」を提供している。
「推し活」を行う人が、推しの急な脱退や熱愛・結婚報道、連載終了などの出来事で感じる喪失感=「推しロス」になった際の心と体を癒やすことを目的に企画した同プラン。推し活経験がある20~50代の男女400人を対象としたインターネット調査では、2.5人に1人が既に推しロスを経験し、約60%が癒やしを求める旅行を希望。さらに、約半数が大事にしていた推し活グッズを手放していたという。首都圏からもアクセスが良く、1200年の歴史を誇る温泉とノスタルジックな街並みが特徴の修善寺で推しロス旅を提供する。同プランには、推しグッズを手放したいが、ただ処分するのは忍びないという人に向けて「推しグッズお清め払い」を用意する。開運・福徳・醸造の守護神として地域で親しまれている大仁神社で行い、該当日以外はホテルで預かる。さらに、SNSの情報で心が休まらない人のためにスマートフォンを収納するボックスを貸し出す。伊豆名産のワサビを使った「わさびモナカ」や、「大人も泣ける」という感動絵本も用意し、プライベート空間での涙活にも対応。温泉露天風呂付きデラックスルームの客室で人目を避けてリラックスできる。伊豆の海と山の地場食材を使ったグリルディナーやビュッフェスタイルの朝食も用意する。同プランの利用客には「推しロス旅の心得」という旅のしおりも提供。推しロス旅を楽しむ4カ条や、「修禅寺」「竹林の小径」など周辺観光スポットが掲載された「伊豆・修善寺温泉街散策MAP」も。

■ワンホテルトウキョウ(都内港区)が、今秋開業する。
アメリカ発のラグジュアリー・ライフスタイルホテル「ワンホテルズ(1 Hotels)」の日本初上陸となる。大規模複合開発プロジェクト「東京ワールドゲート赤坂」に伴い誕生するビル「赤坂トラストタワー」内に位置。「ワンホテルズ」は、自然に囲まれた空間で最高級のサービスを提供するラグジュアリー・ライフスタイルホテルブランド。2015年にアメリカのマイアミとマンハッタンにオープンし、その後ブルックリンやサンフランシスコ、トロント、ロンドンなど、世界各国へ拡大している。日本初進出となる「ワンホテル トウキョウ」は、ブランドコンセプトである「自然との調和」と「日本ならではの魅力」を掛け合わせたホテルとして誕生。たとえば、宿泊者を出迎えるエントランスは日本古来の大谷石を用いた空間に、パブリックエリアは"日本庭園"の要素を取り入れた場所にするという。ほかにも木材や大理石、銅などの自然素材を随所に採用し、都会の喧騒を忘れられる、ラグジュアリーな環境を提案する。館内には客室のほか、レストランやカフェ、フィットネスジム、スパ、プール、ミーティングルームなども備える。

■ロイヤルパインズホテル米沢(山形県米沢市)が開業した。
山形新幹線・奥羽本線「米沢駅」より車で5分、東北中央自動車道「米沢I.C.」から車で10分の場所に位置、地上8階・全62室、様々な用途に対応できる8つの宴会場とレストランを備えたリブランドホテルとなる。山形県米沢市は、吾妻連峰の裾野に広がる米沢盆地に位置し、四季折々の美しい景観や、米沢牛・館山りんごなどの特産品、上杉謙信ゆかりの歴史遺産や武家文化を堪能できる魅力的な観光地として知られている。加えて、市内には電子部品、精密機器、医療機器などを製造する工場が集積しており、東北でも有数の工業都市として大きな宿泊重要を期待できるエリア。同ホテルは、城下町・米沢市の中心エリアの北側に位置。上杉謙信公が祀られている「上杉神社」や、米沢市上杉博物館や置賜文化ホールのある「伝国の杜」にもほど近く、観光やビジネスなど様々なシーンでの利用に便利なホテル。