ペットと泊まれる有名ホテルのマットレスは? ホテルのベッド(ポケットコイル)は、犬や猫にも効果がある?
皆さん、家で何かペットを飼われていますか?
最近、ペットを連れて旅行に出掛ける人も増え、それにつれて、ホテル旅館業界でも、「ペット泊まれる」を謳っている施設も増えています。

たとえば、シェラトンホテルや星野リゾート、三井ガーデンホテル、椿山荘、ヒルトンホテル等々・・・大手有名ホテルチェーンでも、ペット同伴可能な部屋を設定しているところが多くあります。
https://www.hilton.com/ja/pet-friendly/
ペット同伴を主要客としているホテルとしては、レジーナリゾートグループやわんわんパラダイスホテル等のチェーンも有名です。
本日は、いつもの話題と少し毛色を変えて、ホテルのベッド/マットレスとペット(主にワンちゃん猫ちゃん)の関係について、少しみてみたいと思います。
ペットを飼う人の推移
コロナの蔓延した時期には外出を控え自宅で過ごすことが多かったこともあり、「おうち時間」の増加や癒しを求める傾向から、ペットを飼い始める人が増加しました。

コロナの残したもののひとつにリモートワークがあります。会社から離れた場所(自宅、カフェ、コワーキングスペースなど)で働くことです。コロナが明けた現在でも、その延長線上で、ズーム等のツールを使って遠隔地でも会議や商談をおこなう等して自宅で仕事をする人も依然として多くいます。
世界的に見ても、ペットの飼育率は上昇傾向にあり、特にミレニアル世代が飼育を加速させているという分析もあります。
普段ペットと一緒に寝ている?
実は、日本でペットを飼っている人の内、ペットと一緒に寝ている人はかなり多いようです。
いくつかの調査によると、約6〜8割の飼い主が「ペットと一緒に寝ている」と回答しています。頻度は「いつも」「時々」「まれに」と様々ですが、何らかの形で一緒に寝ている経験がある人が多数派の様です。

ペットと一緒に寝ることで、飼い主には癒し・安心感・ストレス軽減等の効果があり、ペットの温もりや寝顔は、飼い主の心を癒し、リラックス効果をもたらします。オキシトシン(愛情ホルモン)の分泌が関係しているとも言われています。

ペット側としても、飼い主と一緒にいることで安心し、ぐっすり眠れるでしょう。特に群れで生活する習性のある犬にとっては、飼い主と寄り添って眠ることが安心感につながるようです。
また、万が一、夜中にペットの体調に異変があった場合等も、一緒に寝ていれば、すぐに気づいて対処できるというメリットがあります。
ペットと一緒に泊まれるホテルの増加
ペットを飼うことによる家庭の支出も全体的に増加傾向にあり、特にペットフードのプレミアム化や、ペットテック、ペットヘルスケアといった分野の市場も拡大しています。また、ペットと一緒に出掛ける旅行や宿泊等にかける費用もそのひとつです。

最近、ペットと一緒に泊まれるホテル・旅館も増加傾向にあります。
大手旅行予約サイトの調査によると、2015年頃と比較してペット同伴可能な宿泊施設は現在約1.5倍に増加しているというデータがあります。ペットだけを単独でペット専用のホテルに預けるのではなく、家族の一員として、一緒に旅行して同じ部屋で過ごしたいというニーズが高まっているのてす。

SNSでの「#犬と旅行」「#愛犬と泊まれる宿」といった投稿の増加も、ペット同伴旅行の需要を後押ししています。
各施設では、ペット用の備品やドッグラン、ペット向けの食事メニュー、さらにはペットと食事ができるレストラン、一緒に寝られる部屋など、きめ細やかなサービスを提供しています。
人用ポケットコイルはペットにも有効か?
実は、ペットが人間用のポケットコイル仕様のマットレスの上で寝ても、それなりに良い効果が期待できるといわれています。

ポケットコイルマットレスは、人間にとって快適な寝心地を提供するという点で大変優れており、そのメリットは、ペットにも当てはまる部分が多いからです。
期待できる効果(メリット)
体圧分散性に優れている
ポケットコイルは一つ一つのコイルが独立しているため、体のラインに沿って沈み込み、体圧が分散されます。

これにより、ペットの腰や関節への負担が軽減され、血流が悪くなるのを防ぎ、快適な寝心地を提供します。

特に、足腰の弱いシニアのペットや関節のトラブルを抱えるペットにとっては、大きなメリットとなる可能性があります。
自然な寝姿勢を保ちやすい
体の凹凸に合わせてコイルが沈むため、自然な寝姿勢を保ちやすい仕様となっています。

通気性
ホテル仕様のマットレスや下部のボトムフレームは大変通気性が良い設計となっているため、人間だけでなく、ペットにとっても熱や湿気が籠りにくく快適に過ごすことができます。

静音性
ポケットコイル仕様のマットレスは、コイル一個一個が袋に入って独立しているため、寝返り時のきしみ音が少なく、ペット達が安眠しやすい環境を提供できます。

耐久性
ホテルのマットレスは、業務用・プロ仕様として、耐久性が高く、長く使える仕様になっています。
注意点(考慮すべき点)
ベッドの高さ
ただ、人間用のベッドは、ワンちゃん達にとって、高さがありすぎる場合があります。

特に、子犬や小型犬、足腰の弱いシニア犬にとっては、乗り降りに負担がかかったり、落下のリスクがあったりする可能性がありますので十分に注意しましょう。

ベッドの「高さ」は、犬がベッドに上り下りする際に無理なくジャンプできる高さ以下である必要があります。つまり、犬の体高以下が理想的とされています。
一般的にホテルのベッドの高さは約40~50cm程度ありますので、特に小さな個体は注意が必要です。

大型犬なら、ベッドはそのまま(上・下セット+脚部のまま)で大丈夫かもしれませんが・・

中型犬だと、ベッドの脚部は無しの方が良いかもしれません。

さらに小型犬の場合は、下部のボトムは「無し」で、和モダン客室の様に、「マットレスのみ」の方が良いでしょう。
衛生面
寝具類では、ワンちゃん達の抜け毛や粗相、ノミなどの寄生虫等にも十分に注意しましょう。抗菌仕様の寝具や洗えるデュベカバー等を選択し、ベッド周りもなるべく定期的な清掃を必須事項としましょう。
しつけへの影響
一部では、飼い主と一緒に寝ることで、主従関係が崩れるなどのしつけへの影響を懸念する声もあります。

ただこれは個体差がありますが、検討する価値はあるかもしれません。
素材の安全性
ベッド周辺の寝具類等、使われている素材が、万が一ワンちゃん達が噛んだり舐めたりしても安全かどうかを念の為に確認しておきましょう。

ワンちゃんの好みに合わない可能性
個体によっては、マットレスの上よりも、ドーム型ハウスや囲いのあるベッドなど、より安心できる場所を好む場合もあります。

決してペット達に無理はさせない様にしましょう。
ベッドの上が禁止の場合も
ホテル旅館によっては、ペットと一緒に泊まれると謳っている客室の場合でも、ペットがベッドの上に上がるのを禁止しているところもあります。
その場合、ペット専用の寝床やマットレスが部屋の隅に設置してあったりします。マットレスの中の構造は人間用と同じポケットコイル構造で、ブランドも"サータ(Serta)"等、一流ベッドのブランドを冠したペット専用の少し小さなポケットコイルマットレスで、これらはペット用にオリジナルの仕様・サイズで設計製造されています。

まとめ
人間用のポケットコイル仕様のベッドは、体圧分散性や寝心地の点でワンちゃん達ペットにとってもメリットがあると考えられます。
しかし、サイズや高さ、衛生面、通気性、そしてワンちゃん達の好みやしつけへの影響といった点を考慮し、適切な対策を講じることが重要です。
出来れば、実際にワンちゃん達の様子を見ながら、快適に過ごせているかどうかを確認しながら判断するのがベストです。

最近では、ワンちゃん用に特化したポケットコイルのマットレスも開発されていますので、そちらも選択肢として検討してみるのも良いでしょう。

最後までご覧いただき有難うございました。

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