ホテルのニュース20231202

■ホテルウィングインターナショナル静岡(静岡県静岡市)がオープンした。
旧静岡北ワシントンホテルをリブランドオープンした。もので、館内フルリノベーションを実施し、「とことん静岡」をコンセプトに、静岡の発展に大きな功績を残した武将や富士山、茶畑などをイメージした客室デザインを採用。また、静岡市は全国に出荷されるおよそ8割のプラモデルを生産するホビーの街であることから、遊び心から生まれた地域創生プロジェクト「静岡市プラモデル化計画」に同ホテルも賛同、ユニークな館内サインやプラモデルに没頭できるコーナーを設置し、いたるところにプラモデルデザインを取り入れたという。客室は、シングル・ダブル・ツインや4~10名定員の和洋室など、全186室。1名~2名利用の「部屋タイプお任せ」では、「禁煙」「喫煙」「禁煙/喫煙指定不可」より選択可能、料金がお得になる場合もある設定としている。9階には、男女別大浴場を完備した。朝食は、6時30分~9時30分に和洋ビュッフェ形式で提供。「富士宮焼きそば」「黒はんぺん」「茶そば」「桜エビ」「しらす」など、静岡のご当地メニューや地元食材を取り入れたほか、焼き団子や名産の静岡茶が楽しめるコーナーも設置した。場所は、JR東海道本線・東海道新幹線「静岡」駅より徒歩13分の立地。再開発が進み、新しい街並みの「七間町エリア」に隣接する。

■阿寒terrace(北海道釧路市)がオープンした。
鶴雅リゾートの、グループ初となる一棟貸し専用ホテルで、約30名まで宿泊可能で、ラウンジやモニター付きのミーティングルーム、鉄板グリル台、キッチンなどを完備。友人同士のグループや企業研修、セミナーなどの利用を見込む。コミュニティラウンジはダイニングテーブルやモニターを備え、研修やセミナー、勉強会などのオフサイトミーティングがおこなえる。また、ライブラリラウンジは北海道や阿寒にまつわる書籍やボードゲームを配したフリースペース。客室はツインルームの全15室。このほか、阿寒湖温泉の源泉をひいた浴場もある。「阿寒terrace」は鶴雅グループ15番目の宿となる。

■ホテルオークラ京都(京都市中京区)では、創業135周年記念"東経135度 子午線のまち 食材めぐり"として、ベーカリー「パネッテリアオークラ」で、東経135度子午線が通る丹波地域の「黒豆」を使ったパン3種類を販売している。
同ホテルが創業した1888年に「東経135度」の時間が日本標準時となったことに着目した、レストランのシリーズ企画。東経135度にある地域(明石をはじめとする兵庫県、丹波・丹後地域)の食材をクローズアップした記念メニュー。今回は、丹波の黒豆を使ったパンが主役。粒が大きくもっちりとした食感で、ふくよかな甘みをもつ黒豆の特徴をホテルシェフの技で最大限いかした、個性豊かな3種類のパンが登場。

■ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区)では、1階、ザ・ロビーラウンジで、21世紀のパティスリー界を先導する「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボによるアフタヌーンティーを提供している。
「マカロン デギュスタシオン」をテーマに、メニューを変えて開催。ピエール・エルメ・パリの5種類のスイーツと2種類のスコーン、そして同ホテルの総料理長監修による4種類のセイヴォリーを楽しめる。スイーツには、グラスデザートを除く4つのプティフールにマカロンを用いた。大きなマカロンのような姿が愛らしいガトーは、ヘーゼルナッツ入りプラリネの香ばしさをレモンの酸味が引き立てる「フェリシア」を用意。「プティフール イスパハン」には、マカロンの “コック"を使用。爽快なフランボワーズとライチの華やいだ風味が、甘やかな薔薇のクリームと溶け合う一品。豊かな陽光を浴びて育ったパッションフルーツと爽やかな酸味のルバーブがイチゴとあいまって、甘酸っぱいハーモニーを密やかに奏でる「チーズケーキ セレスト」では小さなコックが食感のアクセントに。そして、同ホテル限定マカロン「マカロン ローズ ボンボン」。爽快感溢れるイチゴの酸味がローズの上品な香りを引き立てる。「エモーション サティ―ヌ」は、パッションフルーツとクリームチーズ、オレンジがハーモニーを奏でる “サティ―ヌ"のグラスデザート。スプーンを深く差し入れて全ての層を一度にすくって味わえる。

■ワシントンホテルでは、桃屋が展開する「ごはんですよ!」とのコラボ企画を開催している。
「ごはんですよ!」の発売50周年と、ワシントンホテルの開業50周年に合わせたもので、朝食オリジナルメニュー企画、海苔佃煮シリーズ食べくらべ企画、宿泊タイアップ企画などを展開する。朝食オリジナルメニュー企画は、国内のWHGホテルズ(ワシントンホテル、ホテルグレイスリー)の朝食で「ごはんですよ!」を使ったオリジナルメニューを提供。専属シェフが試作・試食を重ね、「ごはんですよ!」の風味を生かし、朝食にふさわしい16メニューを考案。だし巻き玉子、とろろ、油淋鶏、ポキなどの和洋中を問わないおかずのほか、クロワッサン、マンゴージャムなどデザート感覚で楽しめるメニューを用意。海苔佃煮シリーズ食べくらべ企画では、桃屋こだわりの海苔佃煮をビュッフェ形式で楽しめる企画で、3か月ごとに種類を変えながら、半年間で全10種を提供する。ホテルこだわりの米と一緒に味わったり、料理にちょい足しアレンジしたりと、好みの商品を見つけてもらいたい考え。宿泊タイアップ企画では、同企画限定のオリジナルデザインを施した「ごはんですよ!スティック」を宿泊プランの特典としてプレゼント。オリジナルデザインはホテルスタッフに扮した桃屋の看板キャラクター「のり平」を描かれている。

■SAKE Bar Hotel 浅草(都内台東区)が開業した。
シマダハウスによるもので、グループ会社の吉川醸造の日本酒をメインに日本酒を思う存分楽しめて日本の文化を体験できる、インバウンドにもおすすめのホテルだという。SAKE BARでチェックインし、全員に宿泊の手形として枡を渡す。日本酒飲み放題、足湯や貸切風呂、客室でも日本酒を楽しめる。神棚や日本古来の文化のエッセンスが散りばめられた空間デザイン。日本酒だけでなく、折り紙、着物、アートなど日本文化体験も提供していくという。