ホテル旅館観光宿泊業界ニュース20190302
■オリックス不動産は、旅館・ホテル運営事業ブランド「ORIX HOTELS & RESORTS」を立ち上げた。
2002年に宿泊事業に参入し、現在国内23施設、約5,400室を運営する規模に成長した同社は、インバウンド市場の拡大を視野に、統一ブランドを活用してさらなる事業拡大を目指す。23施設のうち、他社に運営を委託する施設を除いた13施設を新ブランドに集約。「また行きたい、と思っていただける場所」をコンセプトに、施設を「温泉旅館」「温泉リゾート」「シティ」「パークサイド」の4カテゴリーに区分、特徴を明確にし、滞在の提案や情報発信をおこなっていく。
■米・ニューヨークのグランド・ハイアットNYが、解体されて複合ビルになる。
同ホテルは、グランドセントラル駅に隣接し、ドナルド・トランプ氏がマンハッタンで初めて手掛けた大型物件でもある。新たに建設されるビルは、延べ床面積が約200万平方f(約18万5,800平方m)で、オフィスや小売店舗のほか、規模を縮小したグランド・ハイアットが入居する予定。解体工事の開始時期やビルの高さなどは未定。
■「旅館甲子園」が東京ビッグサイトで行われ、グランプリを「春蘭の宿さかえや」が受賞した。
これは、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部が主催の、旅館業の魅力や自館の取り組み、仕事への思いを従業員らがプレゼンテーションする大会で、今まで注目されることが少なかった旅館で働く人にスポットを当てたという事業。従業員らの目で見た旅館業や自館の魅力、仕事にかける思いをさまざまな手法でアピールしてもらい、「学び」「気付き」を業界関係者ら観覧者に感じてもらおうというもの。
青年部に所属する経営者の旅館など全国1,350施設に出場を募ったところ、各都道府県組合青年部長の推薦を受けた87軒がエントリー。実行委員会による1次審査で18軒が選ばれ、この中から旅館、飲食、行政など8人の審査委員による2次審査(書類審査)で5軒がファイナリストとして最終審査に進出。審査員票と、観覧者による会場票、2次審査の票を合わせて、最も高い得点を得たさかえやが最高賞のグランプリを獲得した。
■ホテル近鉄ユニバーサル・シティ(大阪市此花区)に、「セサミストリート」のキャラクターをモチーフにしたコンセプトフロア「ユニバーサル・ウキウキ・ラッキー・フロア」が登場した。
客室は、「セサミストリート・マーチングバンド・ルーム」(38平方m、4室)、「セサミストリート・パジャマパーティ・ルーム」(31平方m、4室)、「エルモのハッピー・ルーム」(21平方m、8室)、「モッピーのラッキー・ルーム」(同)の4タイプを展開。全室禁煙で、靴を脱いでくつろぐ仕様。バスルームやアメニティにもキャラクターのデザインを施す。同フロア宿泊客には、セサミストリートの仲間たちを描いたオリジナルの「バッグ」「パスケース」を進呈する。
■エスぺリアイン大阪本町(大阪市西区)が開業した。
客室数は125室。室内はモダンなインテリアで統一した。1階ロビーでは、好きな枕やアメニティを選べる。朝食はブッフェスタイルの和洋食を、大阪市街の景色を眺めながら堪能できる。
メインのターゲットは、ビジネス客とインバウンド。大阪のビジネス街本町にあり、大阪メトロ四つ橋線、中央線、御堂筋線の3路線を利用できる。さらに、本町駅から徒歩2分で、ビジネスと観光に最適。
■HAMACHO HOTEL & APARTMENTS(都内中央区)がオープンした。
建物は、ホテル・店舗・賃貸住宅で構成する複合施設で、ホテル部分(170室)は、国内外で個性的なホテルを展開するUDSが企画・設計を手掛け、運営も行う。1階店舗部分にはブルーノートジャパンが新業態のダイニング&バー「SESSiON」を出店した。賃貸住宅(180室)は、東急住宅リースが管理・運営を行う。
ホテルは、歴史ある名店や最先端のレジャースポットに隣接しながらも、江戸の風情と下町情緒を併せもつ東京日本橋浜町で、地域に根付いた文化複合型ホテルを目指す。仕事もリラックスもできるコンパクトな客室から、レジャーやファミリー利用にも対応したタイプまで、用途に合わせて選べる全170室の多様な客室を設定した。
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