ホテルのニュース0401

■かんぽの宿阿蘇(熊本県阿蘇市)で、3密を回避した車中泊体験会が開催される。
CarLifeJapanが、かんぽの宿で車中泊するプラン「くるまパーク」の一環として実施するもので、「くるまパーク」は、かんぽの宿のホテル駐車場を利用して乗用車やキャンピングカーで車中泊しつつ、別料金で温泉、レストラン、売店などの館内施設を利用できる仕組み。密を回避しつつ、利便性の高い車中泊できる。同体験会では、先着10台に、くるまパーク利用料と風呂代を無料で提供。同時に昨年の熊本洪水で被災した地元中学生を招待して星空観賞会も実施する。当日は、星空観賞会、焚火、朝ヨガなど盛りだくさんのコンテンツも用意されているという。

■史上初の宇宙ホテルが2027年の開業を予定しているという。
ラグジュアリーな宇宙ホテル「ボイジャー・ステーション」は、NASAのベテラン達で構成されるオービタル・アッセンブリー・コーポレーション(Orbital Assembly Corporation)が2026年に建設を始める予定。最大で280人が宿泊でき、レストランやバー、ジムなどもできるという。また、客が館内で浮かんでしまわないように、ホテルでは人工的な重量を発生させるという。月と同程度の重力を発生させるために、ボイジャー・ステーションは観覧車のように回転し、遠心力を利用するのだという。バスケットボールをすれば、普段の6倍ほど高く飛び上がるなど、レクリエーション活動も計画されている。ボイジャー・ステーションでは現在、予約を受け付けているが、ただ、その宿泊料は3泊で500万ドルほどになるという。

■京都ホテルオークラ(京都市中京区)では、「渋沢」姓の人を対象とした期間限定ご宿泊プランを販売している。
実業家 渋沢栄一にちなんだプラン。同ホテルを運営する「(株)京都ホテル」は、1888年(明治21年)に創業。創業期に渋沢栄一から扶助を受けたという記述が残っている。渋沢栄一が創業期に関わったホテル会社としては国内2社、西日本では唯一のホテル。同プランは、1万円札の肖像画に渋沢栄一が採用される2024年の新紙幣改刷など、渋沢栄一への関心の高まりを受け企画。渋沢栄一の誕生日(西暦)と命日に合わせ3月16日~11月11日の8カ月限定で、「渋沢」姓の方を対象に、通常スーペリアツインルーム料金で、スイートルームに宿泊できる。また、氏名が「渋沢栄一」の人には、カクテル「雨過天青」(渋沢栄一をイメージしたカクテル)をサービスするという。創業期に援助をうけた渋沢栄一への感謝の気持ちを形にするとともに、「渋沢」姓の人をはじめ、多くの人に渋沢栄一の足跡に興味をもってもらう機会にしたいとしている。

■サンシャインシティプリンスホテル(都内豊島区)に、アニメ映画「銀魂 THE FINAL」公開を記念した宿泊プランが登場した。
映画「銀魂 THE FINAL」は、週刊少年ジャンプの人気コミック「銀魂」を原作とする劇場版アニメーション3作目。"原作のラスト"をベースに、銀魂史上最高スケールの最終決戦を描いている。同宿泊プランは、キャラクターたちが劇場公開という一仕事を終え、「銀魂高校3年Z組」として修学旅行に出かけるというユニークな設定のもと展開。壁やクッションなど、客室のいたるところに描き下ろしイラストを散りばめており、キャラクターたちと一緒に修学旅行に来たような気分を味わうことができるという。プランには、ホテルキーホルダーや缶バッジ、絵馬、トートバッグなど、宿泊者限定のオリジナルグッズも含まれており、"いちご"を使ったオリジナルスイーツセットや、オリジナルボイスを楽しむこともできる。プランは、パノラマフロアトリプルルームに宿泊できる「デラックスコンセプトルーム宿泊プラン」や、パノラマフロアツインルームBタイプに宿泊できる「コンセプトルーム宿泊プラン」など3種類を用意。各プランによって客室の装飾仕様が異なる。6月6日まで。

■Zentis Osaka(大阪市北区)では、最長3か月間利用できる長期滞在プランを販売している。
同ホテルは、人、ビジョン、価値観、アイディアといった「新しい何かとの出会い(Encounters of a New Kind)」をコンセプトとして昨年7月にオープン。建物は13階建てで、客室は212室。ホテル2階にはラウンジ・バーエリアを併設するオープンキッチンのレストランのほか、外の光が差し込む開放的なフィットネスルームを備え、長期間のホテル暮らしを快適にサポートする。今回の長期滞在プランは2種類。1か月単位の「Zentis Monthly」(最大3か月まで)と、1週間単位の「Zentis 7days」(4~6泊)。両プランとも、シャワーのみ利用できる「Studio」タイプと、バスタブが付く「Corner Studio」の2種類の部屋タイプから選択できる。

■フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ(京都府相楽郡)がオープンした。
客室は、キング・ツインなど全50室。全室25平方mで、シンプルでゆとりある客室とした。地方創生事業「Trip Base(トリップベース)道の駅プロジェクト」で、25道府県の自治体・34社のパートナー企業と連携、地域の知られざる魅力を渡り歩く旅の拠点となるホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット」の整備を昨年10月から開始しており、今回オープンした同ホテルもそのひとつ。場所は、JR関西本線「月ヶ瀬口」駅より徒歩約10分の立地。隣接地には道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」があり、特産品の宇治茶を使用した食品や新鮮な野菜、原木栽培の椎茸などが堪能できる。