ホテルのニュース20240409

■東横インでは、マインクラフトを社員研修に活用する。
マインクラフトの仮想空間で「コンセプトホテルの企画・建設」等の課題に取り組み、プログラミングの要素も盛り込んだものになるという。研修には、「東横INN」でホテル業務にあたる社員280名が参加。ビジネススキルとコミュニケーションの研修としており、マインクラフトの仮想空間においてチームで「コンセプトホテルの企画・建設」等の課題に取り組み、そのなかでコンセプトメイキング、タスク管理、チームワークとマネジメントなどを学んでいく。チームで議論しながら進めることで、積極的・能動的な参加を促すほか、受講社員同士の活発なコミュニケーションや、通常業務では見えにくい才能の発見にも期待。さらに、研修には一部プログラミングの要素も盛り込まれており、「分解」、「抽象化」、「組み合わせ」といったいわゆる「プログラミング的思考」の能力の養成も狙うという。

■ポルトガルに、クリスチャン・ルブタンによるホテルが誕生した。
「ヴェルメーリョ・メリデス」は、ファッションデザイナーのクリスチャン・ルブタンが愛するポルトガルのメリデス村に誕生した、友人が集う休暇の家をイメージした全13室のホテル。世界中のアーティストや職人が参加し、彼自身が収集したアンティーク家具やオブジェを配した空間は、各部屋・エリアごとに趣向の異なる独創的な折衷スタイル。ポルトガル語で赤を意味する「ヴェルメーリョ」という名前は、彼の代表的な色へのオマージュ。13室の豪華な客室には、ユニークで洗練された空間が広がる。地元の職人技を取り入れたアート作品や、おもてなしの心を感じさせるアメニティが完備されており、穏やかなペースの生活と究極の贅沢が調和した世界を体験できる。各部屋は個別にデザインされ、独自の色調やアイデンティティを表現。壁にはフレスコ画や、クリスチャン・ルブタンが厳選した珍しい芸術作品、アズレージョのタイルが飾られ、また、それぞれに物語が隠されている。ブドウ畑から水田、大西洋の景色、そして豊かな森林に至るまで、ゆっくり時間をかけて、石畳の通りを散策し、メリデス独特の光を浴びながらルブタンの世界観に包まれながらゆっくり過ごせる。

■リーガロイヤルホテル東京(都内新宿区)は、希少な銘柄含むウイスキーを味わえるサブスク型「プレミアムウイスキーパスポート」を販売している。
ライフスタイル誌「LEON」とのコラボ企画として開催。ホテル1階「セラーバー」で指定するサブスク対象の国産ウイスキー(1日2種1杯ずつ)に加え、LEON編集部が勧める銘柄1種(「バランタイン30年」もしくは「グレンファークラス30年」の好きな方)をハーフショットで一度限り提供。パスポート利用期間によってウイスキーのラインアップは異なり、電話予約で希望する方を申し込む。

■センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区)では、産後ケア特化のモニター宿泊プランを提供している。
プランの運営主体は産後ケアホテル常設を目指す団体「産後ケアホテル Cocokara」。同プランでは生後6カ月以下の乳児とその家族4組をモニターとして募集。乳児を預かるなど助産師によるケアとサービスを客室で受けられるようにする。産後ケアについて知識を深めてもらうことで産後にママやパパが直面する育児を取り巻く課題解決のきっかけになれば、としている。家族3人までの料金は2泊5食付きで86,000円。

■クロスホテル大阪(大阪市中央区)のレストラン「TERRACE & DINING ZERO」では、チョコレートをテーマにしたアフタヌーンティー「Bitter but Sweet Afternoon tea featuring Chocolat Quintetto」を提供している。
同商品は、5種類のチョコレート(ビターチョコレート・ミルクチョコレート・ホワイトチョコレート・ブロンドチョコレート・ルビーチョコレート)を旬のフルーツと組み合わせ、様々なスイーツに仕上げたもの。螺旋階段状のスタンドに華やかでかわいく盛り付けており、サクサクのクッキーシューにミルクチョコレートのクリームを絞ったシューショコラや、ホワイトチョコレートのムースに柚子のジュレを乗せたグラスデザート、ルビーチョコレートを使用したスフレショコラなど、チョコレート好きにはたまらないメニューを揃えたという。セットのドリンクには、ブラックティーやハーブティーなど、ロンネフェルトの紅茶12種をフリードリンクで用意。2杯目以降の紅茶が渋くならないように、3段階に起き上がるよう作られたスリーピングポットで提供するという。

■ひろしま国際ホテル(広島市中区)が建て替えられる。
同ホテルは1966年に開業し、地下2階、地上13階建てで76部屋の客室や宴会場、飲食店を備える。最上階の展望レストランは回転しながら広島市内中心部を見渡せることで人気だったが、部品などの調達が難しく、2018年に閉店していた。運営する東洋観光は築57年を迎え、老朽化していることなどから、5月15日に閉館し、2027年7月の開業を目指して、新たなホテルに建て替えるという。新たなホテルは地上14階建てで客室を148部屋設ける予定で、外国人観光客などの需要も見据え、「和モダン」をテーマに2階には和風庭園なども整備する方針だという。