ホテルのニュース20240406

■GOYA(香川県仲多度郡)が12月にオープンする。
琴平町でビール工房などを経営するパソナグループの地方創生によるプロジェクト。新町商店街の空き店舗5棟を改修して宿泊施設にするとともに、ビール工房や周辺の飲食店などと合わせ、地域一帯をホテルに見立てて楽しんでもらう構想。訪日客らを取り込み、シャッター街となっている商店街の活性化を目指す。計5室のゲストハウスは60~85平方mで、五行説をテーマに木火土金水のイメージでデザイン。ランドリーやキッチンも備え、連泊に対応する。多目的スペースには、讃岐一刀彫を思わせる高さ4mの鬼の面などを展示、日本文化をアピールする。宿泊料は1泊2人で50,000円からの見込みで、最も大きい部屋には6人が宿泊可能。台湾などの訪日客や日本人の女子旅利用を想定しており、パソナグループの施設と連携して、2025年大阪・関西万博や淡路島からの誘客を図る。連泊して、GOYAを拠点に周遊してもらう狙いもある。

■米・ラスベガスに、ラスベガスで最高層となるホテル「Fontainebleau」がオープンした。
同ホテルは、2007年に建設工事が始まったものの、リーマンショックの不況により建設は途中で頓挫し会社も倒産。その後オーナーシップが二転三転。紆余曲折を経たのち、工事開始から16年の歳月を費やしてようやく開業にこぎつけたという。ちなみに高さは約224m。場所は、ハリー・リード国際空港から6.4㎞。ストリップの北端に位置し、通りを挟んでラスベガス・コンベンションセンター・ウエストホールの向かい側に建つラグジュアリーな統合型リゾート。客室は広々として床から天井までの窓が設置され明るく上品なインテリアで最新機器やWiFi接続など便利なアメニティが揃い快適な住環境を提供。料飲施設はレストラン、バー、ラウンジなど36ヶ所あり、郷土料理、寿司、広東料理やアジアン料理をはじめ多彩な料理を味わえる。宴会・会議施設は57ヶ所、シアター形式で最大11696名収容可能。エンターテインメント施設、スパ施設が充実している。

■メルキュール東京日比谷(都内千代田区)が開業した。
「メルキュール」は、フランスのホテルグループ「アコー」が展開するホテルブランドで、"ローカルインスパイアードホテル(地域のインスピレーションを大切にするホテル)"をコンセプトとしている。「東京日比谷」では、帝国劇場や日生劇場、日比谷映画劇場等多くの劇場や映画館が誕生したきたという歴史を踏まえ、「Stage Art(劇場の舞台美術)」をデザインコンセプトとし、華やかな照明や映画フィルム等からインスピレーションを得たデザインを随所にちりばめた。客室面積は約22~44平方m。スーペリア(22平方m)140室、プリビレッジ(22平方m)36室、スイート(44平方m)2室で構成する。付帯設備として、地下にレストラン&バーをオープン。3階にはラウンジの他、会議室やジム等を設けた。JR「新橋」駅徒歩3分、都営三田線「内幸町」駅徒歩5分に立地。地上12階地下1階建て。

■新宿ワシントンホテル本館(都内新宿区)25階レストラン「マンハッタンテーブル」がリニューアルオープンした。
また、ドールの「もったいないバナナプロジェクト」に賛同、「もったいないバナナ」を使用した新たな朝食メニューの提供を開始した。「もったいないバナナプロジェクト」とは、規格外の大きさや、流通の過程などで傷が付いた為に廃棄されるバナナを「もったいないバナナ」として商品化、廃棄バナナの削減を目指す活動。同ホテルでは今回、朝食で提供していた「明日葉豆乳スムージー」のバナナを「もったいないバナナ」に変更、また「もったいないバナナ」を活用した新メニューとして「バナナキャラメルケーキ」の提供も開始した(「バナナキャラメルケーキ」の提供時間は8時~無くなり次第終了)。今後も「もったいないバナナ」を使用した新メニューを提供する予定だという。朝食の提供場所は同ホテル25階「マンハッタンテーブル」、3階「カフェ&バー バロン」。提供時間は7時~10時30分。

■ホテルエミオン札幌(札幌市北区)がオープンした。
「エミオン」ブランドとしては国内3ホテル目となる。客室は、シングル・ダブル・ツイン・トリプル・フォースなど全295室。高層階の13階・14階はクラブフロアとし、同フロア専用ラウンジで朝食からカクテルタイムまで、優雅なひとときを過ごせる。館内2階には宿泊客専用の男女別大浴場「ほほえみの湯」を設置。ドライサウナ・水風呂も完備した。朝食は2階レストラン「クレエ」で6時30分~10時に和洋バイキング形式で提供する。同ホテルこだわりの「北海道メニュー」として、エミオン特製トマトスープカレー、北海道塩こうじザンギ、出汁茶漬け、「帯広名物!北海道産ポークの勝手豚丼」や、日替わりで「北海道産きたあかりとポロネギを使ったアサリのミルクチャウダー」「北海道とうもろこしのクリームスープ」など、豊富な和洋食を用意するとしている。場所は、札幌市営地下鉄東豊線「さっぽろ」駅より地下通路直結、JR各線「札幌」駅北口より徒歩約4分の立地。地下通路を通り、外の寒さを気にせず札幌駅周辺や大通り、すすきのまでアクセス可能だという。

■宮崎マンゴーホテル(宮崎県宮崎市)がオープンした。
宮崎市内の中心地に位置するホテルで、宮崎最大の飲食店街「西橘通り(通称 ; ニシタチ)」が徒歩圏内でありながら、周辺には宮崎市役所や宮崎県庁もあり、観光にもビジネスにも便利な立地。滞在型ホテル(アパートメントスタイル)としてミニキッチン付きの客室もあり、長期滞在にも対応。宮崎ではまだ事例が少ない「無人フロント」を導入。タブレットを使用し非対面でスムーズなチェックイン・アウトが可能。また、客室にはスマートロックを導入し、キーレス化を実現。鍵紛失の恐れがなく、利便性も向上したストレスフリーな滞在を楽しめる。宮崎を代表する果物「マンゴー」を連想させるような南国風の内装を施し、客室家具や小物類にも統一感をもたせたという。また、ゲスト向けの各種サービスや朝食など、より「宮崎」や「マンゴー」を感じてもらうための様々な企画も進行中だという。