ホテルのニュース20240427

■「おひとりさまホテル」最新第3巻が発売された。
ホテルでの「ひとり時間」という楽しみ方を提示する新感覚ストーリーの、マキヒロチさんによる最新マンガ。実在するホテルで最高の「おひとりさま」時間を味わう、そんなひとときを描き、連載当初から「王様のブランチ」や「めざまし8」等各メディアで特集が組まれ話題となった同作。「このマンガがすごい!2024」(宝島社)ではオンナ編18位にランクインした。

■米・コロラド州デンバーに今夏、ポプルスがオープンする。
米国初のカーボンポジティブなホテルである同ホテル。カーボンポジティブとは、環境化学用語で、温室効果ガス(特にCO2)を削減した際、ライフサイクル全体をみて、排出される量より吸収できている量が多くなっている状態のこと。13階建ての同ホテルを設計したのは気鋭の設計事務所スタジオギャング。特徴的な開口部を持つファサードデザインはコロラド州のシンボルであるポプラの木からインスピレーションを受けたという。265室の客室とルーフトップバーを備え、ホテルからは視界を遮ることなく街並みや公園、山の景色を楽しむことができる。

■名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区)では、"日本一"に輝いたカクテルを提供している。
スカイラウンジ「ジーニス」のバーテンダー田口司氏は、昨年11月29日JWマリオット・ホテル奈良で開催された全国のマリオットグループホテルバーテンダーが競い合うカクテルコンペティション「Marriott Japan Cocktail Competition」で最優秀賞を受賞。チャンピオンカクテルは、織田信長をテーマにした、和のデザートカクテル、Wonder"N"。苛烈な性格でありつつも、実は甘党であり、非常におもてなし上手であったともいわれる信長公がバーで客をもてなすなら・・と考案したオリジナルカクテルだという。カクテルやデザートに使用されることが珍しい素材、「味噌」と「みりん」を使った。芋焼酎ベースのジン(AKAYANE CRAFT GIN)に紫芋のシロップ、生クリーム、コクを出すために三河の本みりんを加えてシェイク。グラスの縁には味噌のパウダーでほんのりと塩気が。芋の甘さと絶妙なバランス。仕上げに金箔を飾り、名古屋らしさをさらにプラスした。

■OMO5東京五反田 by 星野リゾート(都内品川区)が開業した。
五反田駅から徒歩で約6分、オフィスや商業施設から構成される「五反田JPビルディング」の高層階(14~20階)に位置する。コンセプトは「夜景とご馳走のパラダイス」。客室には飲食店の賑わいから着想を得た照明やファブリックを使用しており、デラックスルーム(4名)やキッチン付きのOMOハウス(6名)など8タイプ・全188室を備える。ホテル14階のパブリックスペース「OMOベース」には、水景を囲んで公園のように寛げる「空中庭園」、愛犬と泊まれる客室から直接アクセスできる「ドッグガーデン」。同フロアの「カフェ&バル」は朝食からナイトタイムまで利用可能。朝食は米穀専門店「隅田屋」が監修した10種類のおにぎりや、1922年から五反田に店を構える味噌専門店「坂本商店」の味噌を使用したお味噌汁などを提供する。そのほかの時間帯では、オリジナルのアルコールドリンクやスイーツ、五反田の鶏肉専門店「信濃屋」のから揚げと焼き鳥をアレンジした「おつまみプレート」が楽しめる。また、OMOブランド独自のサービス「Go-KINJO(ごーきんじょ)」として、ホテル周辺の街歩きに役立つコンテンツ「ご近所アクティビティ」「ご近所マップ」を提供予定。

■トランクホテル(都内渋谷区)では、日本を拠点にコラージュアーティスト/グラフィックデザイナー/アートディレクターとして活躍する河村康輔氏とのコラボによるスウェットシャツ"ROOM WEAR"を発売している。
河村氏の旅の経験から生まれた本コラボレーション限定のモチーフは、「TRUNK(HOTEL)」の客室のレイアウトに着想。リラックス感のあるシルエットが特徴的な8ozの裏起毛のボディの背面に、同氏のシグネチャーであるシュレッダー加工を施したフロア図面を配置した。カラーは、ホワイト、ブラックの2色展開。モノトーンながらも、グラフィカルで東京のさまざまなシーンにシームレスに溶け込むデザインとなっている。

■SECTION L Ueno-Hirokoji(都内台東区)が開業した。
インバウンド向けアパートメントホテルで、長期滞在型ホテルオペレーター、セクションLが自社ブランドのホテルとしてオープンさせた。最大収容人数は4名~6名とグループやファミリーにも快適に滞在してもらえる様、客室面積は30平米~70平米の広さを確保。インテリアデザインも、SECTION Lブランドは、それぞれの土地に合わせたテーマを採用。今回の上野広小路では、下町・昭和レトロと北欧モダンの融合が楽しめる空間となっている。また、上層階のスイートルーム2室では、都内でも珍しいプライベートサウナ付きの仕様になっている。SECTION L のロビーでは、毎週宿泊者限定のフリーカクテル・アワーを開催し、多国籍な旅行客のソーシャライジングを促進する。宿泊客はその他のSECTION L拠点のカクテルアワーにも参加する事ができ、物件間でのボーダーレスコミュニティの創造をサポートするという。