ホテルのニュース20230325
■厳島いろは(広島県廿日市市)が開業した。
旧旅館「蔵宿いろは」を改装開業したもので、名称を変えるとともに全15室のうち4室をスイートとし、富裕層や外国人観光客の需要を取り込む。地上5階建ての4階部分に約100平方mある「ラグジュアリースイート」を2室新設した。食事や飲み物などのサービスを全て含めたオールインクルーシブとし、1泊2日で1人あたり約15万円。1階のレストランは新たにカウンターを設けて割烹料理が提供できるようにした。フロントは1階から2階に移し、1階には自動チェックインできる機械を整備した。
■スウェーデンのアイスホテルが今冬もオープンした。
場所は、北極線よりさらに北へ200キロ、スウェーデン北部のユッカスヤルビ(Jukkasjarvi)。1989年に初めて建設された同ホテルは毎年、建築家や芸術家の協力を得ながら、削り出した氷と周辺の雪を使って一部の客室を改装したり、新しいデザインを採用したりしている。建材として使用する氷はホテル近くのトルネ川のものだが、温暖化の影響で、ここ6~7年は気温が大きく変化しているという。一昨年は、24時間の内に氷点下15度から5度まで気温が大きく変化した。雪と氷で建物を造るためには安定した温度が必要で、気温が激変する中での建設は難しい仕事になっているという。
■セルリアンタワー東急ホテル(都内)では、「渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催の「マリー・クワント展」を記念し、マリークヮント」とのコラボ企画を開催している。
「マリークヮント」の世界観を表現した2タイプのコンセプトルーム、アフタヌーンティーとノンアルコールカクテルを用意している。同展は。本国英国では約40万人もの来場者を記録した世界巡回展で、1960年代のロンドンにおけるモードの先駆者「マリー・クヮント」の起業家としての歩みや、同ブランドの約100点に及ぶ衣服などが紹介されている。
■リーガロイヤルホテル(大阪市北区)に、光をテーマにデザインした五感で楽しむ食の探求型レストラン「ザ・レイ(THE RAY)」がグランドオープンした。
同ホテルが代々受け継いできたホテルレストランの技術と伝統を土台に、ここでしか味わえない革新的な料理体験を融合したレストラン。店名が示すとおり、レストランのデザインは、「一筋の光」がテーマ。新しい料理体験に向き合えるよう、限りなく無駄な要素を排除し「削ぎ落とす美学」を徹底した空間設計で、五感(味覚・聴覚・視覚・嗅覚・触覚)を研ぎ澄し、料理の本質に深く向き合える食体験が楽しめる。空間デザインは、空間、家 具、照明、グラフィック、プロダクトから、アート、食に至るまで、暮らしに関わるあらゆるものづくりに取り組む関西を代表するクリエイティブユニット、グラフ(graf)が手がけた。店内の空間を演出する楽曲は、多方面から音楽性の高さを支持されているエクスペリメンタルソウルバンド「WONK」が選曲を担当。シャンパーニュ地方ランスにある三つ星レストラン「ラシェット シャンプノワーズ」と、パリにある二つ星レストラン「ラセール」などで研鑽を積んだシェフが「オーセンティック・フュージョン(正統 x 融合)」をコンセプトに、新たな食体験を提供。また、季節の移ろいを細やかに表現したコース料理に合わせた、オリジナルノンアルコールドリンクを提供。味覚や季節に合わせたペアリングを提案。常に新たな食体験の追求を行うために年間を通じてさまざまなクリエイターのコラボレーションし、五感を刺激する体験を生み出す。
■アパホテル長崎出島(長崎県長崎市)がプレオープンした。
プレオープンにあたっては、全室でテレビ画面上に館内案内をデジタル表示した「アパデジタルインフォメーション」、Wi-Fi無料接続、BBCワールドニュース無料放映などを導入。プレオープン後は、営業を行いながらリニューアル工事を実施予定で、ロビー・フロントの改装など、アパホテル仕様の客室・共用部へと大幅なリニューアルを計画しているという。客室は、スタンダードルーム111室・クイーンベッドルーム15室・ツインルーム24室の全150室。1階レストランのオープンまでは、朝食時に無料のコーヒーとパンを提供する。また、リニューアルに合わせ、隣り合うシングルルーム同士を必要に応じ繋げて利用できるS-Sコネクトツインルームの新設など、36室の増室も予定しているという。リニューアル完了後のグランドオープンは6月の予定。場所は、長崎電気軌道「大波止」電停より徒歩1分、JR長崎本線・西九州新幹線「長崎」駅も徒歩圏内の立地。観光地の出島まで徒歩3分、名所・史跡へもアクセス良好で、ビジネス・レジャー・インバウンドなど幅広い宿泊需要を見込む。アパグループでは現在、長崎市で「アパホテル長崎駅前」(85室)と「アパホテル長崎駅南」(101室・1棟貸し中)を運営しており、今回の同ホテルの開業で同市内のアパホテルは3棟・336室となる。
■NAGAHAMA ライフスタイルグランピングホテル(滋賀県長浜市)がオープンした。
不動産業などの事業を手がける森野ビルが「長浜を盛り上げたい」という思いで新設したという。自然豊かな場所で行うイメージがある「グランピング」の要素と観光地が近いという「ホテル」の要素をかけ合わせ、主に長浜から車で90分圏内のエリアに在住の老若男女をターゲットにする。琵琶湖から徒歩5分という立地を生かして、カヌーやSUPなどのアクティビティーが楽しめるプランや、近隣にある長浜の観光スポット・黒壁スクエアを回遊し街並みを楽しむプランを提供する。宿泊はヴィラを一棟貸し。全6棟は全て約80平方mのスイートルームで、最大4人まで宿泊できる。各棟の室内外にキッチンやテントを設置。棟ごとに、韓国スイーツの料理教室が開かれる「カフェスタイル」、まきを使った北欧のサウナが体験できる「サウナ&ヨガスタイル」、お祝いやプロポーズなど特別なシーンに利用できる「パーティースタイル」などのテーマを設けているほか、グランピングテントなどのギアを載せたランドクルーザーを準備。最大6人利用できるトレーラーで場所を移動して、桜の名所・海津大崎などに行き楽しめるプラン「王様のキャンプ」も用意する。
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