ホテルのニュース1226
■Azumi Setoda(広島県尾道市)が3月に開業する。
Azumi Japanが新しく立ち上げた旅館ブランド「Azumi(アズミ)」の第1号店となる。瀬戸田の地に約140年佇む「旧堀内邸」の貴重な建築様式を活かしながら、日本の伝統建築の手法を用いて改装するもので、22室の客室、庭園、あずまや、レストラン、バー、ラウンジ等で構成する。あわせて、新築の別棟として銭湯付帯型の宿泊施設「yubune」も同時に開業。「yubune」には銭湯とサウナ、湯あがりラウンジ、客室(計14室)を設置、機能的な側面を持つ「旅籠」として、地域と旅人に幅広く開かれる施設を目指すという。
■中国・珠海で、プリンスホテルが「パークレジス珠海」をオープンした。
プリンスホテルが中国本土で展開するホテルとしては3店舗目となる。客室は248室で、中国料理店や会議室なども併設。珠海九洲空港を利用する場合、所要時間は車で約40分。運営は、プリンスホテルのオーストラリア子会社ステイウェル・ホールディングスがフランチャイズ契約を結んだ中国のパートナー企業が担うという。ビジネス客のほか、マカオが近いことからコロナ終息後のレジャー客の利用も見込む。
■渋谷エクセルホテル東急(都内渋谷区)に、東急電鉄シミュレーター装置付きコンセプトルームが登場した。
渋谷を拠点とする東急電鉄とタイアップし、電車の旅を疑似体験できるホテルステイを提供する。ホテルと東急電鉄の初の試みとなるコンセプトルームは、本物の東急電鉄8090系のマスコンハンドルを使用した電車シミュレーター装置を設置している「トレインシミュレータールーム」と、昭和44年に廃線となった東京急行電鉄(当時)玉川線をテーマにした「昔懐かしの東急電鉄コンセプトルーム」の2種類を用意。「トレインシミュレータールーム」には、東急電鉄 渋谷駅の協力による「渋谷駅駅長体験」(土曜日、希望のお子様限定)の特典も用意。夕食はホテルシェフ考案による渋谷と東京の地元食材を使った駅弁風2段重「しぶべん」を部屋まで届ける。渋谷の街を見下ろしながらの電車の旅をより一層楽しめる。同プランに利用者全員に宿泊記念として昔懐かしいオリジナル硬券をプレゼントする他、東急車両中古部品(車両番号札・型式板・改札鋏)の販売を行う。東急電鉄の電車の世界に浸りながら、ホテル客室での鉄旅を満喫できる。
■ウォーターマークホテル京都(京都市下京区)では、ホテル・旅館向け客室内タブレットサービス「tabii」を導入した。
タブレットによるゲストへの館内案内はもちろん、周辺の飲食店や観光地、アクティビティのレコメンドなど各々のニーズに応じた情報提供が可能。また、動画や多言語ニュースなど豊富なエンタメコンテンツを用意しており、客室付加価値を向上させる。ペーパーレスによるスマートなサービスと非接触による各種案内を実現できるため、施設内(レストラン、大浴場、ランドリー等)の混雑状況の可視化によって混雑状態を減らし、ゲストの旅の安全にも貢献したい考え。
■グランドブリッセンホテル定山渓(札幌市南区)が来年7月に開業する。
自家源泉を客室に引いた展望風呂付き客室のほか、景色を楽しめる大浴場を完備。景観を生かした露天風呂やサウナ2種、あかすりエステサロンを備える。定山渓の木々に囲まれる「森のレストラン」は、ホール席・個室ともに四季を眺められる構成。北海道の食材を使用し、オープンキッチンでは調理されていく様子も楽しめるという。また、キッズスペースも完備。
■中島屋グランドホテル(静岡市葵区)では、静岡市美術館で同期間中に開催する「古代エジプト展」とのコラボ企画として、ホテル内のテラスレストランでランチコース「クレオパトラ」を提供している。
古代エジプトの基本色をテーマにメニューを組み立てたという。展覧会チケットを提示するとコース料金(税込み3,900円)から400円を割引する。3月末まで。
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