ホテルのニュース20230729
■ホテルリゾート彩花亭(三重県鳥羽市)がリニューアルオープンした。
今回のリニューアルでは、100平方mを超える客室も誕生。客室からは、圧巻のパノラマビューの絶景を楽しめるほか、3階客室にはキッチンも設置した。同館の客室は和室・和洋室など全9室で、広さは34平方m~113平方m。館内には大浴場の他、貸切風呂(予約制)があるほか、予約制の共用キッチン・ワークスペース・Eスポーツルームなどを新設した。夕食には、伊勢海老・鮑・松阪牛等、三重県の特産をふんだんに使用した会席料理などを提供する。
■ゆずり葉(岐阜県恵那市)がグランドオープンした。
日本郵政保有の宿泊施設で今年1月末に営業を終了した「かんぽの宿 恵那」から生まれ変わった民間ホテル。地元企業12社が出資して設立した新会社「恵那峡リンクス」が土地と建物を所有。全国の温泉旅館の再生などを手がける「女将塾」が運用する。かんぽの宿より高級路線を目指し、順次改装していく予定だという。押し入れや床の間を取り除いて54室中15室を約2倍の広さにする。客室改装後に本格的に高級路線に変えていきたい考え。
■ザ・リッツ・カールトン福岡(福岡市中央区)が開業した。
九州初進出となる同ホテルは、福岡市で進められている「天神ビッグバン」の一環として建設された「福岡大名ガーデンシティ」内に入居するもので、高さ111m、地上25階建ての建物1階にホテルエントランスとアライバルロビー、3階にウエディングチャペルおよび宴会場、18階にホテルのロビーを構え、同じく18階には、会席、鮨、鉄板焼を提供する日本料理レストラン、オールデイダイニングの洋食レストラン、軽食やカクテルが楽しめるザ・ロビーラウンジ&バー、アフタヌーンティーやテイクアウトメニューも揃うカフェと、食の都「福岡」の魅力を凝縮させたダイニングエリアを展開する。19階から23階には、全室50平方m以上の広さの147室のゲストルームと20室のスイートを備え、24階には、クラブラウンジ、スパ、ジム、プールに加え、博多湾の夜景を見渡すバーが、訪れるゲストの皆様に特別なひとときを提供する。施設内の客室、パブリックスペース、ザ・ロビーラウンジ&バー、カフェ、クラブラウンジ、スパのインテリアデザインは、オーストラリアのメルボルンに拠点を構えるLAYAN Architects + Designersが手がけた。ホテルのデザインは、国の伝統的工芸品に指定され、日本三大織物の一つでもある「博多織」からインスピレーションを受けており、糸を紡ぎ"織る"という発想でホテル全体を繋ぐ共通したストーリーで形成されている。
■フェアフィールドバイマリオット鹿児島たるみず桜島(鹿児島県垂水市)が開業した。
フェアフィールド・バイ・マリオットは、リッツ・カールトンやシェラトンなど様々なブランドで世界でホテルを展開するマリオット・インターナショナルと、積水ハウスが全国の道の駅を拠点とし11道府県にオープンさせている。今回は25軒目で、九州では初めてとなる。全95室、延べ床面積3,600平方mで、錦江湾に面し、道の駅たるみずはまびらに隣接する。基本料金は14,520円からで、レストランはなく宿泊に特化、食事や買い物などは道の駅や地域の店を利用してもらい地域経済の活性化につなげる狙い。
■名古屋観光ホテル(名古屋市中区)では、「アニメージュとジブリ展」コラボスイーツ「主食は金平糖」を販売している。
竹炭を使用した"真っ黒"なシュークリーム。税込800円。ホテル内1階「ル・シュッド テイクアウトショップ」で取り扱う。「アニメージュとジブリ展」は、世に送り出した雑誌「アニメージュ」の1978年創刊当時から80年代に焦点を当てた展覧会。「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「火垂るの墓」「千と千尋の神隠し」などの作品で知られるスタジオジブリの宮﨑駿監督・高畑勲監督が見出され、映画製作に傾倒していった当時の道のりなどが紹介される。全国で巡回されており、名古屋会場は松坂屋名古屋店内の「松坂屋美術館」。同ホテルでは、「アニメージュとジブリ展」名古屋会場の会期に合わせ、観覧券付き宿泊プランも設けるとともに、限定スイーツ「主食は金平糖」を用意。竹炭を使用した黒色のシュークリームで、ふんわり軽い生地の中には、黒ゴマと白ゴマのカスタードクリームを"あふれるほどたっぷり"入れたという。まわりにはカラフルな金平糖をトッピングしている。「主食は金平糖」は「ある映画の中で、キャラクターが金平糖をもらうシーン」に着想を得てできあがったという。どの映画か想像しながら楽しんで欲しいとしている。
■ホテル千畳敷(長野県駒ヶ根市)の改修工事が終了し、グランドオープンした。
先行して営業を始めていたレストランなどの一部施設に加え、建物西側外に新設した木製テラスの利用を始めた。オープンセレモニーを現地で開き、同社や中ア山麓の自治体から関係者が集まり完成を祝った。同ホテルは標高2,612mに立地し「日本でいちばん空に近いホテル」をうたう。客室全16室。改修では、千畳敷カールなどの 雄大な景観を間近で楽しむテラスを新設。名称は応募数547件から選考した「SO・RA・TO・KI」で、「空に近く、自然や木のぬくもりを感じ、すてきな時間が過ごせる場所」との思いが込められている。面積約520平方m。屋内1階も一部改修。レストランは席数を減らし、温かみのある色合いの内装でゆとりある空間を演出した。大自然を一望する大型窓や暖炉風の卓を設け、ソースカツ丼など地元名物は残しつつ洋風メニューに一新。「ちょっとぜいたくな山小屋風」のレストランが完成した。宿泊客以外も有料で利用できるラウンジも新設。料金は1人120分2,000円から。富士山や南アルプス連峰、市街など建物東側を望む個室空間で、夜は宿泊客向けに無料開放する。
本物の有名ホテルのベッドやマットレス・寝具類を一台一枚から販売しているサイト