ホテルのニュース20230918
■台湾・台北の「ホテルグレイスリー台北」に、駐車場「タイムズ パーキング」のコラボルームが誕生した。
客室内には、「Times PARKING」の看板を模した装飾やロゴを用いた枕やベッドスロー、壁紙などを設置。宿泊特典として、数量限定で「タイムズ」のロゴ入り特製マスクも配布されるとのこと。この「タイムズの部屋」はダブル・ツイン各1室の計2室が用意され、ともに税・サ・朝食付きで、1泊3,200元(約14,000円)からとなっている。パーク24が運営する時間貸駐車場「タイムズパーキング」は2006年から台湾での展開を開始。現在は、台湾全土で750件を超える駐車場を提供しており、一昨年3月からは、ホテルグレイスリー台北の地下駐車場も「タイムズパーキング」として管理・運営している。台湾の人に日本国内で最大規模の「タイムズパーキング」サービスをより身近に感じてほしいパーク24と、特別な宿泊体験を楽しんでほしいという同ホテルの双方の思いが合致し、実現に至ったという。
■ホテル予約サイト「Hotels.com」が、ホテルのルームサービスで人気のメニューについて、世界10カ国のホテルを対象に調査を実施したところ、1位が「ハンバーガー」であることがわかった。
ルームサービスで最も人気のあるメニューを聞いたところ、全体の39%が「ハンバーガー」と回答したという。日本のホテルでも、36%が回答し、最多だった。2位は「スクランブルエッグやエッグベネディクトなどの卵料理」(10%)、3位は「クラブハウスサンドイッチ」(8%)が続いた。この1年でルームサービスの需要に変化があったか聞いたところ、「増加した」と「変わらない」が38%で同率の1位だった。日本のホテルに限定すると、63%が「増加した」と答えた。コロナ禍により、宿泊施設で休暇を過ごす「ステイケーション」が注目を浴びたことにより、ルームサービスの需要が増加傾向にあるという。ルームサービスを注文する宿泊客に対して要望したいことでは、「裸のままでルームサービスを受け取るのを控えてほしい」が21%で1位だった。以下、「お皿やトレイを、客室のドアの外に出しておいてほしい」(19%)、「調味料のリクエストは、料理が部屋に運ばれてきたときではなく、ルームサービスをオーダーしたときにしてほしい」(17%)が続く。日本のホテルでは、「ベッドの中で食べたり、シーツの上にこぼしたりしないでほしい」(15%)が1位だった。調査は米国、英国、フランス、カナダ、メキシコ、韓国、ノルウェー、スウェーデン、デンマークの10カ国でルームサービスを提供するホテル473軒を対象にインターネットで実施したという。
■帝国ホテル東京(都内千代田区)では、「星の王子さま」をモチーフにしたロマンティックなアフタヌーンティーセットを提供している。
最上階にある絶景ラウンジ「インペリアルラウンジ アクア」に、世界中で親しまれている「星の王子さま」が出版80周年を迎えたことを記念し、物語の世界を楽しめる「Afternoon Tea “Étoile"」が登場した。「王子さまの星」は「ムースフロマージュ」に、大切な「一輪のバラ」は「りんごのブリオッシュ」、王子さまお気に入りの「ヒツジの箱」は「羊のチーズとイチジクのタルト」にと、物語のエピソードがたくさん詰まったアフタヌーンティーに仕上げられた。さらに、作者サン=テグジュペリ氏の好物・故郷にまつわるメニューも登場。一つひとつに込められたストーリを紐解きながら、ゆっくりとティータイムを楽しめる企画。
■フェアフィールド・バイ・マリオット佐賀嬉野温泉(佐賀県嬉野市)が開業した。
ホテルブランドのリッツ・カールトンなどを手がけるアメリカの大手ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」と住宅メーカーの積水ハウスは、道の駅を拠点とした宿泊特化型ホテルを全国各地にオープンさせている。西九州新幹線の開業に合わせ、佐賀県嬉野市の「嬉野温泉駅」の駅前に整備された道の駅に隣接し、客室は全81室。フェアフィールド・バイ・マリオットは、レストランを設けない宿泊特化型が特徴。飲食や土産物の購入は、道の駅などを利用してもらい地域活性化を目指す。九州では4月に開業した鹿児島に続いて2か所目で、福岡県うきは市にも開業する予定。
■温泉宿塚越屋七兵衛(群馬県渋川市)では、人気ドラマCD「DIG-ROCK」とのコラボ企画「DIG-ROCK x 塚越屋七兵衛 in 伊香保温泉2023!」を販売している。
2019年にオリジナルのドラマCD作品として生まれた「DIG-ROCK」は、キャラクターグッズの販売やオンラインでの定期的な番組配信、飲食メニューを開発してのカフェコラボやライブハウスでの集客イベント、作品中に登場する豪華声優陣が参加する大規模な有償イベント、オンラインくじなど、CD作品の発売から約4年の間に様々な取組みを実施してきた。江戸時代末期に群馬県伊香保で創業し、150年を超える歴史を誇る同旅館との宿泊コラボ企画は、昨年に第1回目を開催しており、宿泊したお客から好評を得たことから、今年も2回目の宿泊コラボを開催することになったという。「DIG-ROCK」を愛する多くのファンが作品を楽しめる新たな機会の創出と、長く続いたコロナ過を乗り切り希望を持って新たな一歩を踏み出して奮闘する観光業界や地方創生に取り組む宿泊施設への一助となればと企画。今回は、『DIG-ROCK』に登場する「Impish Crow」「RUBIA Leopard」「HOUND ROAR」それぞれの3つのバンドをイメージした部屋と宿泊プランを用意。宿泊者限定の特典に加え、描き起こしイラストによるオリジナルグッズや夕食時のコラボドリンク(ポストカード付)などを販売。販売グッズは、宿泊者以外のお客も購入できる。
■スーパーホテルPremier(プレミア)仙台国分町天然温泉(仙台市青葉区)が開業した。
スーパーホテルグループは全国に172店を展開し、宮城県内では4店目となる。鉄筋14階で客室数は184。グループ内のホテルで初めて免震構造を導入した。2段ベッドが特徴的な「スーパールーム」や、プロジェクターを備えた「シアタールーム」などの客室がある。館内2階の天然温泉は、栃木県那須塩原市の源泉からタンクローリーで運び入れる。4階は宿泊者を女性に限定したレディースフロアで、各部屋に三面鏡やヘアアイロンなど女性用の備品を用意した。光触媒の技術や壁材のケイ藻土によって空気をきれいに保つなど、衛生管理にも力を入れる。地域住民や利用客に愛され、仙台市のさらなる発展に貢献したいとしている。
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