ホテルのグレードによってベッドは違うの? 特別な仕様で製造されているホテルのマットレス
皆さん、旅行や出張などで宿泊するホテルを選ぶ場合、何を基準に選んでいますか?
ホテル選択の基準は?
そのホテルの、立地、価格、雰囲気、食事、アクティビティ、寝心地・・・?? 色々と要素がありますよね。
ホテル業界では、基本的に、その近隣にあるホテルは、ライバルとなるホテルです。
特にグレードが近い、価格帯が近い、テイストが近い等・・・似通ったホテル同士の場合は、まともにライバルホテルになりますよね。
でも、やはり、旅の休息を得るために宿泊するホテルでは、客室の「ベッドの寝心地」というのは、最も大切な要素のひとつです。
ベッドの寝心地で、泊まるホテルを選択!?
宿泊客に休息を与えるホテルの重要な要素である「睡眠の質」を醸し出す「ベッドの寝心地」というのは、一度その寝心地を体感した人にとっては、「〇〇ホテルの寝心地」として、身体にインプットされます。
「〇〇ホテルではぐっすり眠れた」「△△ホテルではイマイチだった」・・・等、もちろん睡眠には色々な他の要素も関係しますが、ベッドの寝心地が良かったホテルは、次に宿泊先を選択する際、自然と身体がそのホテルを選んでしまうかもしれません。
一昔前のホテルでは・・・
実は、一昔前までは、五つ星クラスの高級ホテルも、駅前のビジネスホテルも、納入されているベッドはほとんど同じものという時代がありました。
ホテル等の宿泊施設にとっては、ベッドや寝具等の備品は、舞台装置のひとつに過ぎず、あくまで「業務用」という一括りで捉えられ、コスト重視で詳細の仕様は二の次という時代があったのです。
いわば、ベッドも、建物などの建築工事と一体として捉えられて、「ベッドや家具等も建物の一部」という考え方です。すると、工事段階において、建築にかかる予算が予想を上回ってくると、そのシワ寄せは、最終段階であるインテリア工事にかかってきます。
インテリア工事の中でも比率の高いベッドあたりに予算のシワ寄せがくるため、徐々にベッドや寝具のグレードが落ちてきて、最もリーゾナブルなモデルに落ち着いてしまうという状況となってしまい、宿泊客に安眠を提供し、宿泊客の身体に最も長時間触れているアイテムであるベッドマットレスが軽視されてしまいがちだったのです。
ベッドによって客室を差別化
でも、そんな本末転倒の状況を起こさないためにも、最近は、ホテル側も、ベッドにはしっかりと予算をとって、お客様重視、寝心地重視の客室を目指されているオーナー様や支配人様が多い様です。
たとえば、客室によってグレードを変えて、一般客室には「ポケット標準タイプ」や「ポケットハードタイプ」を導入して、
スイートルームだけは、「パーフェクトスイート」や「ライトブリーズピローソフトホテル」、さらには「グランドプレミアムホテル」を導入されたり。
そのホテルだけのオリジナル仕様
また、さらに、他ホテルと寝心地を差別化すべく、ベッドの仕様をオリジナルなものにして、通常よりも少しスペックを変更する場合もあります。
たとえば、マットレス表面の「ピローソフト仕様」を「片面仕様」にしたり、「両面仕様」にしたり・・・。
さらに、マットレスの詰め物に少しプラスアルファしてオリジナル仕様にしたり、マットレスの色を変えたり・・・。実際には、マットレスは、シーツ等でベッドメイクされていますので、マットレスの色や仕様は、シーツを取ってみないと見えないので、実際に宿泊されるお客様が目にする機会は少ないのですが、敢えて、マットレス表面の生地にホテルのロゴを入れたり・・・という事例もあります。
ロゴを入れることで、「〇〇ホテルだけのベッド」というイメージに変わります。
業務用としてのメンテナンスの際、マットレスの季節ごとのローテーションの目安となるローテーションラベルを付けることもあります。
マットレスの四隅にラベルを貼ることで、日々のベッドメイクの担当者がローテーションの目安にします。
また、当サイト「一流ホテルのベッド」掲載の「ポケット標準タイプ」や「ポケットハードタイプ」等をベースにして、少しサイズを変えたり、コイルを変えたり・・・という事例もあります。
ターゲットとする宿泊客の客層によっては、コイルを一列増やしてロングサイズにしておいたり、また、お部屋の広さによっては、横方向にコイルを一列増やしたり減らしたりして、少し中間的なサイズにしたり・・・という事例もあります。
また、宿泊ニーズを先取りして、マットレスを連結できる「ジョイント仕様」でお作りして、ツインルームからダブルルームへの転換が出来る様にしておいたり・・・
また、下部のボトムフレームである「ボックススプリングボトム」の色を変えたり、脚部の高さを少し高くしたり・・・。
また、「ボックススプリングボトム」ではなく「スチールボトム」にしたり・・・。また、スチールボトムの脚部を高くしたり低くしたり・・・。
はたまた、ボトムフレームは無しにして、直接マットレスだけを床に置いたり・・・
そのホテルのコンセプトや客室の仕様、予算、他ホテルとの差別化等・・・色々な要素や必要性に応じて、ベッドを特別な仕様にする事例が存在します。
まとめ
如何でしたか・・? 皆さんも、ご家庭の寝室に、高級ホテルのベッドやマットレスを導入して、ご近所の寝室・ベッドルームと差別化してみませんか・・・??
家具店・ホームセンター等の決まった仕様ではなく、高級ホテルのベッドなら、自分だけの仕様でフレキシブルに対応出来る機能性と最高品質を備えたベッドが実現できますよ。
ご不明な点は、「一流ホテルのベッド」のサイトより、お気軽にお問合せ下さい。
最後までご覧いただき有難うございました。
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