ベッドメイクって、どうやれば綺麗?
高級ホテルに泊まると、自宅よりもぐっすり眠れると感じたことはありませんか?
そう感じる原因となる要素は色々と考えられますが、大きな要因のひとつには、寝心地の良いホテルベッドの上に、清潔で真っ白なシーツやデュベなどの高級ホテル特有の寝具でベッドメイクがなされていて、その中にフワッとくるまれる様にして眠るという、非日常性があるのではないでしょうか。
本日は、ホテルのベッドメイクの仕方について、簡単にみてみたいと思います。
ベッドパッド
まず最初に、マットレスの上に敷くのは「ベッドパッド」です。
「ベッドパッド」は、寝ている間の汗などの水分を吸収する役割を担うアイテムです。
よく、「ピローソフト仕様のマットレスでもベッドパッドは必要でしょうか?」というご質問をいただくことがあるのですが、「ピローソフト」という仕様は、マットレス表面のソフト感・ボリューム感をアップさせるスイートルーム仕様で、「ベッドパッド」とは役割が異なり、「ベッドパッド」が無いと、マットレスの老朽化が早まってしまいますので、どんなマットレスの上にも、最初に「ベッドパッド」を敷かれることをおすすめします。
ピローソフトのマットレスの場合も、「ピローソフト」の上に「ベッドパッド」を敷かれ、その上からシーツでベッドメイクするというのが実際のホテル客室でも一般的になっています。
「ベッドパッド」の四隅にはゴムが付いていますので、寝ている間にベッドパッドがズレない様、しっかりとマットレスの四隅に掛けて留めます。
メイキングシーツ(ボックスシーツ)
その上から掛けるのが「メイキングシーツ」です。
ホテル客室では、シーツのタイプは、フラットな「メイキングシーツ」が一般的です。
家庭では、箱型になった「ボックスシーツ」の方が、使い勝手の面からも人気ですが、ホテルなどの宿泊施設では、使い勝手よりも、きっちりと奇麗にベッドメイクが出来るフラットタイプのメイキングシーツが使われます。
フラットなシーツが好まれる理由には、奇麗にベッドメイクできるという理由以外にも、クリーニングがし易いや、あるいは、ホテルでは、客室のタイプによって、マットレスのサイズが少しずつ異なっていたり、リニューアルなどでベッドのサイズが変わる場合もあります。角がきっちりとした「ボックスシーツ」だと、そのサイズのマットレスにしか合わせられませんが、フラットなメイキングシーツなら、サイズに余裕がありますので、マットレスのサイズが変わってもベッドメイクできるという、運営側のメリットもあります。
以上で、身体の下にくる寝具は出来上がりです。
デュベ (デュベカバー+羽毛布団)
続いて、高級ホテルならではの、白ストライプなどの「デュベ」をセットしてゆきます。
デュベは、ベッドカバー兼羽毛布団で、外側の「デュベカバー」と、中の「デュベインナー(羽毛布団)」で x 1セットになります。
「羽毛インナー」を、「デュベカバー」の中にセットします。
その際、デュベカバーの上側、左・右両サイドに付いている手出し入れ口から羽毛インナーを引き上げる様にしてセットすると奇麗にベッドメイクできます。
デュベカバーの裾は長くなっていますので、その長い部分を、マットレスの下に巻き込む様にしてベッドメイクします。(巻き込まないタイプもあります)
デュベカバーのお色柄として最も人気が高いのは「白ストライプ」ですが、最近は、「和」のテイストが感じられる「白格子柄」(いわゆる市松模様)も人気上昇中です。
ベッドスロー
その上から、帯状の「ベッドスロー」を掛けます。
ベッドスローは、アクセントですので、無しでも構いませんが、デュベに白系の色が多いため、濃淡のコントラストを出すために、濃い目のベッドスローを掛けてアクセントとするホテル事例が多くあります。
枕・クッション
そして、ベッドの頭元に、ピロー(枕)や、色々なクッション等を置いて、コーディネートします。
デュベの詳細や、ベッドスローや枕などの詳細は、また別の動画や「一流ホテルのベッド」のホームページなどもご参考にして下さい。
まとめ
実際には、ベッドメイクの方法や使用アイテムは、各ホテルによっても千差万別で、少しずつ異なっています。本日は、その代表的なベッドメイクについて、ごく簡単にみてみました。
最後までご覧いただき有難うございました。
本物の有名ホテルのベッドやマットレス・寝具類を一台一枚から販売しているサイト