ホテルのニュース20220315

■アクアセンスホテル&リゾート(沖縄県国頭郡)が4月に開業する。
KPG HOTEL & RESORTが運営する沖縄県下5つ目のホテルで、系列の「カフーリゾートフチャクコンド・ホテル」の隣地に位置する。水盤からプールまで、流れる水の移ろいを感じられる優雅なアクアテラスを用意。インフィニティプールやジャグジー、アウトドアバー、チルアウトゾーンなどで自然と一体になれる。コンセプトとは、"Become One with Nature (自然と一体になる)"で、美しい恩納村の自然を満喫できる心地よい空間を施設全体に展開している。また"アクア(AQUA)"をテーマにしたさまざまなエッセンスも各所に取り入れた。全室が西側に面しており、東シナ海の雄大なパノラマが眼前に広がる。そのため夕刻には、ここでしか味わえない特別なサンセットにも出合えるという。客室は全7タイプ。フロアごとに異なる、自然をテーマにしたカラーコンセプトを採用しており、沖縄の美しい自然に溶け込んだ心地いい快適な空間に仕上がっている。全4室のプールスイートは、最大210平方mの大きなテラスを有しており、それぞれに専用プールとジャグジーが完備された豪華でプライベートな空間となっている。

■北京冬季五輪で各国報道陣の取材拠点となったメインメディアセンターで使われた、近未来的な雰囲気の個室休憩室「スリープ・レスト・キャビン」が話題となっている。
睡眠ポジションを調節できるスマートベッドで、手掛けたのは北京五輪公式サプライヤーの「麒盛科技」。計20室を設置した。利用料は無料で、扉の外のQRコードを読み取ったスマートフォンで鍵の開閉や照明の明るさの調整ができる。最長の利用時間は1時間。ベッドにはマッサージ機能もある。将来的には、旅行者の時差ぼけ対策用として空港に売り込みたいという。また、選手村で選手が使われたベッドも、リモコンで個々が睡眠に最適なポジションを調整することができることで選手から好評を得たという。

■東京ベイ東急ホテル(千葉県浦安市)に、アニバーサリーや推し活につかえる"ゆめかわ"な客室が登場した。
同ホテルでは、今冬にあたり新しいデコレーションルームを3タイプ(推し色ルーム、スノークリスタルルーム、ストロベリールーム)を開発した。また、「ストロベリーブッフェ 」を昨年より1か月前倒し、メニューも新たに開催。苺を使用したオリジナル創作料理が登場。好きなアイドルやアニメ、キャラクターのメンバーカラー・イメージカラーを意味する「推し色」。同ホテルでは4色のコンセプトが異なる「推し色ルーム」を6月30日までの期間限定で用意。各カラーの客室は異なるガーリーなデコレーションが施され、"ゆめかわ"なひと時を満喫できる。

■ANAクラウンプラザホテル松山(愛媛県松山市)のロビーに「座敷びな」が展示された。
展示されたのは、南予地方などに伝わる「座敷びな」で、満開の桃の下にはお内裏様とお雛様が仲睦まじく並び、おだやかな海やミカンの段々畑など南予の風景が表現されている。「座敷びな」は、愛媛県外からの宿泊客に愛媛の伝統文化を発信しようと6年前から桃の節句にあわせ展示されている。

■ホテル日航熊本(熊本市中央区)では、4月に全面リニューアル完了する。
リニューアル後は、全客室が禁煙ルームとなるほか、バスアメニティにタラソテラピー(海洋療法)に基づく仏タルゴ製品の技術を日本人仕様にした国内生産の「THALGO(タルゴ)」を使用。全客室にセーフティボックスも装備する。デザインは、「和」「熊本らしさ」をコンセプトに家具を一新し、明るく清潔感のあるインテリアでモダンな雰囲気を演出するほか、「火の国・水の国 熊本」のイメージで、廊下から客室まで統一性のあるデザイン・カラースキームを採用。郷土の伝統工芸「手まり」やアートワーク、フロアスタンドライト、カーテンなど、「和」のイメージから連想した要素を盛り込むことで、「熊本らしさ」を感じられる空間にしている。従来のシングルルームを廃止して1,600mm幅のクイーンサイズベッドを採用した「クイーンルーム」とし、ダブルルーム需要の多い訪日外国人にも十分に対応できるようにする。8階には、熊本城の風格と日本の伝統美を感じられる和風モダンな空間「モダンジャパニーズツイン」を13室新設。客室正面奥に、唐破風のデザインをモチーフとした火灯窓が配され、脇には床柱をしつらえた袖壁、そばには壁掛け鏡と多目的に利用できるドレッサーを配置。アートワークは熊本県鳥「ひばり」をテーマにしている。ベッドは幅1200mmのベッド2台を並べ、最大幅2400mmのベッドとしても使えるスタイルとした。

■ネスト・ウエストガーデン土佐(高知県幡多郡)がリニューアルオープンした。
創業25周年を記念し太平洋をみはらす3つの部屋「海側デラックスツインルーム」を改装し、リニューアルオープンした。部屋は木を基調としたあたたかみのあるデザイン。入野海岸を眺めながら仕事ができる広めのデスクスペースが設けられている。ワーケーションのお客にも自然を楽しみながらリラックスして仕事してほしいとしている。デラックスツインルームの絵画は、地元香南市在住のアーティスト上村奈々子氏。表現したのは窓から見える海や空。また、部屋には川端康成文学賞を受賞した地元出身の小説家上林暁の本も展示。アートと文化の融合を表現する。海側デラックスツインルームは1人1泊7,600円から。