ホテルのニュース20231123

■NIPPONIA HOTEL 伊賀上野城下町(三重県伊賀市)は、伊賀忍者道場での体験をセットした宿泊プランを販売している。
1泊2日の2日間とも手裏剣をはじめとした修行体験と忍者衣装のレンタルを用意し、伊賀上野の歴史や文化を楽しみながらゆっくり滞在してもらえるようにした。同ホテルは、伊賀上野のまち全体をホテルに見立て、築約150年の登録有形文化財など点在する歴史的建造物の当初の意匠を残しつつ、快適性を備えた上質な滞在空間に修復した10室の分散型ホテル。忍者体験を通じ、まちの回遊を促すねらいもある。

■中国・常熟市に「ホテル・ニッコー常熟」が開業した。
常熟市は上海市の西方に位置し、無錫や南通などの大都市に隣接する都市で、古くから肥沃な土地に恵まれ栄えてきた。昨今、日系企業を中心とした外資系企業の誘致に注力しており、自動車産業をはじめとした世界トップ500社の研究・生産拠点が進出している。同ホテルは、常熟市中心部より南へ約6kmの距離にある常熟市国家高新技術産業開発区に位置しており、同開発地区は常熟市経済をけん引する新たなエリアとして期待されている。ホテルは、288室の客室、レストラン、屋内プール、会議・宴会場を備えており、広大な開発地区内でも外部へのアクセスに至便な交通の要衝に隣接しているため、常熟駅まで車で25分、蘇州市街地まで車で30分の距離。館内のデザインは、現代的な空間に日本の美意識を取り入れ、ロビーや客室をはじめ、随所に常熟の自然をモチーフにした装飾品を設えた。また、14室のスイートルームを含む客室には、優美なカーブを描く家具やコンテンポラリーアートワークを取り入れ、趣のあるクラシカルエレガントな空間を演出した。天井から床まである大きな窓からは近隣の昆承湖の景色を望める。その他、国内外のテレビチャンネルを楽しめる55インチの薄型テレビ、機能的なバスルームなどを備える。また、長期滞在客には、ホテルとは別棟に197室のサービスアパートメントを用意している。最新の電化製品に3つのベッドルームを備えた部屋など、利用人数に合わせ4タイプから選べるという。

■フォーシーズンズホテル丸の内 東京(都内千代田区)では、「MAISON MARUNOUCHI」で、抹茶ブランドSAYURIとのコラボによる「めっちゃ抹茶!アフターヌーンティー」を提供している。
SAYURIは、日本国内の高品質な茶農家や有機茶農家との取引を通じて、伝統と現代性を兼ね備えた優れた日本製品を世界に紹介している。抹茶の豊かな歴史と絶妙な味わいを体験しながら、日常の美しさを感じることができる。今回のアフターヌーンティの為に、京都・静岡・鹿児島の最高級のSAYURI抹茶が選ばれた。それぞれの特徴と風味を生かして作られたスイーツコレクションが、抹茶の神聖な世界を楽しむ旅へと誘う。

■ハレクラニ沖縄(沖縄県国頭郡)では、ハレクラニのイメージカラーである"ハレクラニブルー"と、ハレクラニに受け継がれる客室のデザインコンセプトカラー"セブン・シェイズ・オブ・ホワイト"を取り入れた、見た目も爽やかな新アフタヌーンティーの提供を開始した。
新しいアフタヌーンティーは、海の中に漂うサンゴや海藻をモチーフに、ジュエリーボックスをイメージした3段のケースにはスイーツとセイボリーが並べられ、<食べてしまうことが><口に運ぶことが>もったいないほどの美しい"青と白"のコントラストが爽やかな見た目を演出。提供場所も従来のオールデイダイニング「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」から、眼下に優美な東シナ海の大海原を一望する、サンセットバー「スペクトラ」に移し、より一層のエクスクルーシブ感の中で、旬の沖縄の食材と世界中から取り寄せた厳選食材を使ったアフタヌーンティーを堪能できる。アフタヌーンティーとともに楽しめるドリンクは、風味豊かなハレクラニオリジナルブレンドティー、フレッシュな果肉入りのアイスフルーツティーやハーブティーの紅茶に加え、コナコーヒー、カフェオレなど、20種類以上のメニューから好みのものを選べる。

■ラビスタ観音崎テラス(神奈川県横須賀市)がオープンした。
客室は、ホテル棟60室(ラビスタツイン・ツイン・トリプル・フォース)とグランピング15室(ツイン・フォース)の全75室。館内には、海を間近に感じる天然温泉眺望露天風呂、24時間入浴可能な5つの無料天然温泉貸切風呂を完備。宿泊客は、無料で屋外プールを利用可能としている(宿泊客限定、夏季のみ9時~17時30分営業)。夕食は、神奈川県産の山海の幸を使用した洋食コース料理を提供。朝食は、三浦半島の食材をふんだんに使用した約80種類のメニューを和洋バイキング形式で提供する。同ホテルが所在する横須賀市観音崎は、三浦半島の東端に位置し、都心から1時間ほどで行くことができるリゾート地で、「かながわ景勝50選」にも選ばれている場所。運営するのは、リゾートホテル「共立リゾート」やビジネスホテル「ドーミーイン」を全国展開する共立メンテナンスで、同ホテルは、首都圏や横須賀・三浦半島エリア在住者や、「共立リゾート」利用客をターゲットとし、非日常の滞在を提供するとしている。

■ホテル紀伊田辺(和歌山県田辺市)がオープンした。
客室は、シングル・セミダブル・ダブル・ツインなど全75室。全室禁煙で、客室内には米国の有名ブランド"SERTA"のホテルベッドを導入した。朝食は6時30分~9時に軽食を無料で提供。館内には自動販売機・コインランドリー・会議室(有料)・喫煙ブース・アメニティコーナーなどがあるほか、敷地内には75台分の駐車場を設置、2台はEV自動車充電対応としたほかマイクロバスも駐車可能としている。場所は、JR紀勢本線「紀伊田辺」駅より徒歩5分、旧国鉄田辺駅宿舎跡地の立地。同跡地は田辺市が所有する4,000平方mの土地で、同市では同跡地でホテル・旅館を整備・運営する事業者を昨年公募、田辺土地開発を事業者として選定した。