ホテルのニュース20230112
■サンクチュアリコート日光ジャパニーズモダンリゾート(栃木県日光市)が、2026年2月に開業する。
リゾートトラストが富裕層向けに運営するのリゾートホテルで、このたび会員権の販売を開始した。同ホテルは、サンクチュアリコート高山(岐阜県)、サンクチュアリコート琵琶湖(滋賀県)に次ぐ、サンクチュアリコートブランドの第3弾。日光の自然を生かした和モダンリゾートとして運営する。客室は全てスイートルームで、全室温泉のビューバスとなっている。部屋タイプは、「ロイヤルスイート」「ラグジュアリースイート」「クラブスイート」の3タイプ。愛犬と過ごせる部屋やドッグランも備えた。食事は鉄板焼き、寿司カウンター、天ぷらカウンターを備えた日本料理レストラン、中国料理レストランを用意した。そのほか、ラウンジ&バーやスパ、トリートメントサロン、エグゼクティブルーム、ブティックなどの施設も建設予定だという。事業費は約355億円(予定)で、会員価格は744万~3476万円。クラブスイートに年間10泊、ロイヤルスイートに年間20泊など会員権の価格によって特典が異なる設計となっている。場所は、東武鬼怒川線「新高徳」駅よりタクシーで約3分の場所。
■伊香保温泉(群馬県渋川市)では、伊香保温泉石段街を舞台イメージとしているアニメ「美男高校地球防衛部」シリーズとコラボした「LOVE&HAPPY☆湯の花浪漫」を開始した。
若い世代やアニメファンの誘客につなげようと、伊香保ロープウェイでゴンドラのラッピングやキャラクターの声による観光アナウンスを行っている。今年で開業60周年を迎える同ロープウエーのゴンドラ2台を、第1シリーズ「LOVE!」と続編シリーズ「HAPPY KISS!」のキャラクターで装飾。車内では登場人物が仲良く声を掛け合いながら、ロープウエーの歴史、頂上から見える山々の名前、伊香保温泉の泉質などを説明するという。車両ごとにそれぞれのシリーズキャラクター5人がアナウンスを担当し、上りと下りでせりふが異なる。現在は「秋~冬」バージョンのアナウンスが楽しめ、来年4月に別バージョンに切り替えるという。コラボではこのほかに、アニメに登場する日帰り温泉「黒玉湯」をイメージしたのれんや看板を「石段の湯」に設置したほか、旅館6軒がクリアファイルなどがもらえる宿泊プランを提供したり、JR渋川駅前の渋川地区名産品センターなどでコラボグッズを販売したりしている。
■マンダリンオリエンタルホテルグループが、香川県高松市に進出する。
開業時期は大阪・関西万博と同じ2025年を予定。国内では2005年の東京・日本橋に続き2カ所目。新型ウイルス収束を見据えたインバウンド(訪日客)戦略の目玉として海外富裕層の受け皿を目指すという。マンダリンオリエンタルは香港に拠点を置き、アジアを中心に展開。欧米でも高級ホテルを運営する。宿泊料は時期によって異なるが、2人1室利用で1泊10万円を超すこともある。香川県が高松港旅客ターミナルビル北側に保有する約5千平方mの土地にホテルを建設するという。
■京王プラザホテル(都内新宿区)は、森永乳業とコラボし、快眠を体験できる宿泊プランを展開している。
森永乳業の「睡眠改善」は、機能性関与成分「L-テアニン」を200mg配合した、睡眠の質を改善(起床時の疲労感を軽減)する睡眠サポートドリンク。この「睡眠改善」を宿泊客に提供するだけでなく、地上160mの夜景が人気のスカイラウンジ「オーロラ」では、よりおいしく飲めるオリジナルのノンアルコールカクテル「モクテル」を用意。本格的な広東料理が楽しめる中華レストラン「南園」では、統括料理長が快眠に効果があるとされる食材を使ったディナーを監修し、もてなすという。
■三井ガーデンホテル横浜みなとみらいプレミア(横浜市西区)が、横浜コネクトスクエア内に5月16日に開業する。
客室は全364室で、横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい」駅から徒歩約5分、JR根岸線「桜木町」駅から徒歩約10分の場所に位置。横浜赤レンガ倉庫やパシフィコ横浜といった観光施設から程近い立地で、レジャーやビジネスの活動拠点として利用できる。20階という高層階に、屋外の開放感を感じられるロビー、ラウンジ、テラスエリアを備え、スカイプール、ジェットバスも用意した。客室は全室21階以上で、電子レンジや洗濯機を備えた客室やトリプル客室などもラインアップする。20階には、海を眺めながら食事を楽しめるモダンイタリアンダイニングとバーをオープン。神奈川県の地産地消をベースとし、旬の食材と世界の調味料、スパイス、技術、エスプリを融合させた料理を提供するという。
■ホテルメトロポリタン羽田(都内大田区)が今秋開業する。
同ホテルは、先端産業と文化産業の融合を目指し、世界と地域をつなぐ「新産業創造・発信拠点~HANEDA ゲートウェイ~」の一翼を担うホテルとして、東京モノレール・京浜急行電鉄空港線「天空橋」駅直上に誕生した「HICity ZONE A」に開業する。旅の途中で翼を休め、英気を養って次の行き先に笑顔で飛び立てる「とまり木」のような、旅に寄り添うホテルを目指すという。客室内は、全体的に落ち着いた、大人の印象を与える「バーライク」なインテリアとする。玄関扉を開けると、ガラスグローブの大きな照明がアイキャッチとなり、近未来的な空港の照明とは対照的な、柔らかなフィラメント電球の明かりが宿泊客を迎え、心地よさを演出するという。客室の窓際には、ワークスペースとしてだけでなく、窓の外に広がる空港の景色等をゆっくりと楽しめるハイカウンターを設置、他のホテルにはない印象的な空間とする。また3名で宿泊可能な客室も設定、家族や友人との滞在にも利用しやすいホテルを目指す。共用部分では、客室階の廊下や屋上展望デッキ等、館内の様々な箇所に空港を思わせる意匠を採用。全体として落ち着いた色使いの内装とし、「寄り付きやすく飛び立ちやすいインテリアデザイン」を目指したという。
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