ホテルのニュース20230614

■GOOD NATURE HOTEL KYOTO(京都市下京区)に、「鳥獣戯画 by Yokke Pokke ルーム」が登場した。
同ホテルでは、客室を"クリエイターのアートを展示するギャラリー"のように楽しめるコンセプトルームをスタートし、今回はその第一弾で、「身につけて楽しむ文化」をコンセプトに活動するテキスタイルブランド「Yokke Pokke」とコラボ。日本のマンガ文化のルーツとも言われる「鳥獣戯画(鳥獣人物戯画)」を現代解釈し、壁面・ベッド・家具・クッションなど、空間全体にカラフルでポップなイラストをあしらい、客室を丸ごとアート作品にしたという。見るもよし。触ってもよし。大人も子どもも楽しめる、新感覚の"泊まれるギャラリー"。客室を舞台にアートで表現。擬人化された動物たちが戯れ「Yokke Pokke」らしくカラフルな鳥獣戯画の世界観を様々な角度から楽しめる。日本アートを好む海外の人や、古き 絵画を現代風にPOPに展開しているので、小さな子供連れのファミリー層にもおすすめ。ランプシェードをはじめ、マグカップやドライヤーバッグ、ソファークッションにぬいぐるみクッションと、至る所に「Yokke Pokke」の鳥獣戯画デザインが散りばめられているので、たくさん撮影したくなる一室。

■台湾の「ホテルグレイスリー台北」は、壁面に巨大なゴジラの壁画を設置した。
都内新宿区のランドマークとなっている「ホテルグレイスリー新宿」のゴジラヘッドに続き、同ホテルの5~14階にあたる部分の西側壁面にゴジラの壁画を設置した。壁画の大きさは高さ約50m x 幅約18mで、ホテルからほど近い観光スポット「華山1914文化創意産業園区」からは迫力ある写真を撮影することもできる。その他ホテル内には、ミレニアムシリーズでゴジラの造形を手掛けた若狭新一氏がホテルグレイスリー台北の為に制作したミレニアムゴジラの銅像や、生賴範義氏が、ミレニアムゴジラをモチーフとして1999年に制作した「GODZILLA GENERATION」の複製画など、多くのゴジラモチーフでお客を迎える。今回、同ホテルに設置したゴジラは、ビル壁面の壁画やホテル内の銅像、複製画に至るまで、全て日本で1999~2004年にかけて劇場公開されたミレニアムシリーズのゴジラをモチーフとしたもの。台湾でもゴジラの人気は高く、今回の壁画設置にあたって事前に台湾でゴジラに関するアンケートを実施したところ、ミレニアムシリーズの中でも「ゴジラ2000 ミレニアム」に登場したゴジラが最も人気という結果が得られたため、このシリーズが採用されたという。台北市内の新たなランドマークを目指す。

■渋谷エクセルホテル東急(都内渋谷区)5階のラウンジ「エスタシオン カフェ」では、秋田・大館市の観光キャラクター「はちくん」をモチーフにしたメニューを提供している。
今年、渋谷駅前の忠犬ハチ公像のモデルとなった秋田犬・ハチが生誕100年を迎えることを記念した取り組み。大館市や渋谷区などが運営する「ハチ公生誕100年事業(通称HACHI100)」プロジェクトの一環となる。同ホテルは渋谷駅近くに位置し、同ラウンジの窓際席からは忠犬ハチ公像も眺めることができる。昨年東急グループが創業100年を迎えたことも踏まえて、コラボレーションを企画。渋谷区と大館市を結ぶ意味も込めて、はちくんをモチーフに選んだ。メニューは、パンにはちくんの姿を焼き印した卵サンドとサラダ、ハッシュポテトのプレート、イチゴのエスプーマなどと一緒にはちくんの姿を焼き印した最中を添えるクロワッサンワッフル、ココアパウダーではちくんの姿などを描くカフェラテ。、はちくんは正面の顔や、同ラウンジから見える姿でもあり「シュールでかわいい」と女性スタッフが選んだ後ろ姿などのデザインを採用している。テイクアウト用メニューとして、昨年11月ごろに発売したホテルパティシエが手作りする「ガトーフロマージュ」のはちくんバージョンも用意。チーズムースとベイクドチーズの2層ケーキで、チョコレートスプレーではちくんの顔や足跡をあしらう。

■インターコンチネンタルホテル大阪(大阪市北区)では、イギリス出身のアーティスト、クレア・ラクストンとコラボし、彼女の作品を展示したコラボルームの設置や作風を表現したカクテルを提供するアートインスタレーション「The Elegance of Worldliness」を実施している。
クレア・ラクストンは、イギリスの現代美術家。彼女の作品はポップアートやヴィンテージアメリカのグラフィックデザイン、映画、テレビ、雑誌などの大衆文化から影響を受けており、主にカラフルなキャンバスに描かれた絵画や、プリント、コラージュ、アニメーションなどを制作している。 ポップなカラフルさと、時には不気味さを併せ持ち、大衆文化のアイコンを再構築する作風が特徴。ラクストンの作品はイギリスの国内外の多くの展覧会で展示されており、英国のターナー賞にノミネートされた過去がある。2012年には、コミッション作品としてロンドンオリンピックの公式ポスターも制作した。同ホテルとの今回のコラボでは、ホテル29階のレジデンスルームをラクストンの作品世界を味わるよう装飾されている。リビングにはオンラインギャラリー限定で公開されていたNFTをデジタルサイネージで展示し、テーブルには色彩豊かなラクストンの作風を再現したフラワーアレジメントをあしらった。また、ホテル20階のバーではラクストンの作品をイメージしたメニューを提供している。

■ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋(名古屋市中区)では、「アートで世界を変える」を信念に活動する、画家 玄(GEN)とのコラボアフタヌーンティーを発売している。
ビビットカラーが目を引くアフタヌーンティーを注文した人には、玄(GEN)コラボトートバッグプレゼント。また玄(GEN)の作品展を開催するほか、廃棄になるルームシューズを活用したSDGsオブジェなど、ここでしか見られない貴重なアートの数々を展示。画家 玄(GEN)とのコラボアフタヌーンティーは、色の魔法~私たちは日々魔法に包まれている~がコンセプト。ホテルペストリーシェフがキュートなルックスを活かしたアフタヌーンスイーツへと魔法をかけた。アフタヌーンティーとしては異色、別格、オンリーワンのアートスイーツを愉しめる。ホテル1Fロビーには、SDGsアートや、画家 玄(GEN)の数々のアート作品も同時展示。

■グランパークホテル ザ・ルクソー南柏(千葉県柏市)に、「柏レイソルルーム」が誕生した。
柏レイソルは、同地に誕生し、地元の人々に育まれてきた。J1リーグ優勝も経験したJ1プロサッカークラブで、「おもいやり」と「ありがとう」を大切にしながら「強く、愛されるクラブ」づくりに邁進している。同ホテルでは、その理念に賛同し、ともに柏市を盛り上げていくため、チームのオフィシャルグッズやロゴで装飾されたコンセプトルームを企画し、宿泊プランを発売した。ツインのコンセプトルームは、柏レイソルのイメージカラーであるイエローを基調とし、フラッグ、ビッグビーズクッション、クッション、マグカップ、さらに各所にロゴデザインを配し、まさにレイソルオンリーのプレミア感満載の客室となっている。また壁には、今シーズンの選手のサイン入りユニフォームが飾られている。