ホテルのニュース20230909

■アパホテル&リゾート大阪梅田駅タワー(大阪市北区)に「BAR 17 CLUB(セブンティーンクラブ)」がオープンした。
同店は同ホテル3階に位置し、カウンター4席・テーブル13席、合計17席のホテルバー。世界で活躍する、プロアマ問わず背番号17番のスポーツ選手のユニフォームを展示したほか、300本以上のウィスキー、ブランデー・スピリッツ・ワインなどのボトルを取り揃え、世界で人気のカクテルや、評価の高いジャパニーズウィスキー、日本を感じるボタニカルジン等も提供するという。同ホテルは、大浴場・露天風呂「玄要の湯」、最上階の「ビックリマンプール」をはじめ、レストラン、カフェ、フィットネスジム、コンビニ、エステ、雑貨店など様々な館内施設を有しているほか、3階の直営レストラン&バー「ラ・ベランダ プレミア」では、地産地消を取り入れたリゾート色あふれる60種類以上のビュッフェをブランチ・ディナーに提供している。

■ウェルネスハウスSARAI(石川県能美市)に、人気九谷焼作家8人が一室ずつプロデュースする客室が登場した。
同市在住ほか同市にゆかりのある若手九谷作家8名が1名1室をプロデュース。インテリアや内装などアートや文化、伝統を感じとることができる部屋にリニューアルした。たとえば、「牟田陽日作」の「眠りの島」という客室は、九谷焼を構成するいくつかの要素の中から「絵」と「物体」と「器」を抽出して展開した部屋。壁紙に拡がる孤島と波、鯨の情景は、物語性を持つ「絵」の表現。海を思わせる夜光貝のランプの下の、白いごつごつとした岩の「物体」は九谷の磁土で出来ている。また、「山近泰作」の「五彩アニマル’z」は、同県を代表する観光スポット、いしかわ動物園がある能美市を象徴するかのように壁面全体に動物のモチーフをダイナミックに配置。九谷五彩である、青、黄、紺青、紫、赤を使い、家族愛の象徴である象、ブッタの教えの中で「一つの事を成し遂げる」と言われる犀などを、同氏ならではの表現で施したデザイン。また、レストランでは、地元の食材を使った料理を九谷焼の器で提供。また、バーでは、カクテルやワインなど各種ドリンクを取り揃える。

■ホテルオークラ福岡(福岡市博多区)では、味の素AGFと協業し、コーヒーを抽出した後のコーヒー粉を活用したエコカップ「Coffeeloopカップ」を同ホテル2階「ビジネスサロン」で導入した。
「Coffeeloopカップ」は、4月よりアサヒユウアスが主体となり、賛同するパートナー企業とともに取り組む「Coffeeloopプロジェクト」の第1弾として、コーヒー抽出後のコーヒー粉(コーヒーグラウンズ)を活用し、開発した商品。同ホテルでも、レストランや宴会場で日々大量のコーヒーグラウンズが出ることから、副産物として活用できないかと考え、この取り組みに参画することにしたという。同ホテルから提供するコーヒーグラウンズのほか、味の素AGFの工場で商品生産の品種の切り替え時に生じる通常は廃棄となるコーヒー粉、間伐材の木粉、リサイクルポリプロピレンを混ぜ合わせ、アップサイクルする。カップの表面には、石川県の山中漆器の職人による「塗り」の技術によって表面にコーティングを施し、業務用食器洗浄機に対応する強度が維持されているという。今回、同ホテルでは、ビジネスサロンで従来使用していた使い捨ての紙コップの代わりとして「Coffeeloopカップ」を試験導入し、利用を促進することにより、企業としてサーキュラーエコノミー(循環型経済)の構築を目指す。

■新横浜プリンスホテル(横浜市港北区)では、雨が降ると朝食が無料になる宿泊プラン「Thanks for the rain 雨だからHappy!」を販売している。
地上約150m、42階の都市型高層ホテルの同ホテル。高層階の客室からは方角によって、富士山や横浜港、東京タワー、スカイツリーなどを見ることができる。今回、梅雨の時期にもホテルを楽しんでもらおうと企画。用意する客室は30階以上のデラックスキングルームとスカイビューダブルルームで、宿泊日の降水確率が70%以上の場合に翌日の朝食(3,000円)を無料で進呈する(降水確率は気象庁が11時に発表している神奈川東部エリアの情報)。梅雨の時期、景色が見れず残念な気持ちで帰ってもらうのではなく、少しでもhappyに過ごしてもらえる様、同プランを用意したという。

■(仮称)大阪市北区堂島浜二丁目計画(大阪市北区)が着工した。
同物件は、三井不動産グループ初となる、分譲マンションとホテルの大規模複合開発。水都大阪を象徴する堂島川のリバーフロントという立地で、大阪の未来を担う革新的なプロジェクトになることを目指す。ホテルについては、三井不動産ホテルマネジメントが「三井ガーデンホテルズ」のプレミアシリーズとして運営、大阪府内で三井不動産グループが運営するホテルとしては「三井ガーデンホテル大阪プレミア」に続き、2施設目となる。場所は、JR各線「大阪」駅より徒歩11分、大阪メトロ四つ橋線「西梅田」駅より徒歩6分、大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋」駅より徒歩10分、JR東西線「北新地」駅より徒歩6分、京阪中之島線「渡辺橋」駅より徒歩3分の立地。付帯施設はレストラン、バー、ゲストラウンジ、フィットネスジム。建物竣工とホテル開業は2027年春の予定。

■プレミアホテルーCABIN PRESIDENTー函館(北海道函館市)がオープンした。
「フォーポイントバイシェラトン函館」がリブランドしたもので、「プレミアホテルーCABINー」ブランドは、北海道で3軒、全国で6軒展開しており、食材や調理にこだわった朝食や、天然温泉とサウナ(札幌・旭川・帯広のみ)に定評があるという。CABINブランドの中でも上級クラスカテゴリーの「プレミアホテルーCABIN PRESIDENTー」は、大阪に続き函館が2軒目の展開となる。ホテル館内の設備及び、サービスの追加については、施設の立地や特徴を活かしたコンテンツの開発・改装案の検討を進めており、詳細が決定次第、発表するという。リブランドを記念し、朝食ブッフェでは、期間限定で国産牛のオリジナル特選ブランド「さくらビーフ」を使用したローストビーフも提供。シェフが目の前でカットするローストビーフには北海道産山わさびやホテル特製のソースを用意する。