ホテルのインテリアが特徴的な具体例、ユニークなコンセプトルームのあるテーマホテルをご紹介!

本日は、世界に存在する、あるいは過去に存在した、ユニークなテーマ客室のあるホテルを五つほどご紹介してみたいと思います。

ホテルのインテリアがユニークな事例、"旅の目的地"となる個性的なコンセプトルームがあるテーマホテルをご紹介します
ユニークなテーマホテル

車がテーマのホテル

ドイツのシュトゥットガルトといえば、ベンツやポルシェ、多くの自動車部品メーカーなどが本社を置く、自動車産業の町。そのシュトゥットガルトには、車をテーマにしたホテルがあります。

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車がテーマのホテル

全34室あり、各客室のテーマは、「ルート66」や「ル・マン」「オフロード」「ガソリンスタンド」「洗車場」など・・・車に関する色々なテーマで設定されていて、

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車がテーマのホテル客室

また、クラシックカーのボディの一部を、ベッドなどのインテリアに使用したり。例えば、キャデラック、メルセデスベンツ"280S"、VW"ビートル"、モーリス"マイナー"などのクラシックカーで眠ることもできます。

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車がテーマのホテル客室

もともとこのホテル、旧ベーブリンゲン空港の管制塔を改装したもので、2009年9月にオープンした自動車博物館などを含む複合施設の一部です。

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自動車博物館

同ホテルには、これらの自動車をテーマにした客室の他、旧空港のバウハウス建築を生かしたスタイリッシュなインテリアのシングルルームやダブルルームもあります。

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旧管制塔部分

ちなみに、旧管制塔の部分は、90平方mのスイートルームとなっていて、「メルセデススイート」と命名されています。

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スイートルーム

色のホテル

パントーン(Pantone)といえば、デザインや印刷の色見本帳などで知られています。

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色見本帳

国際的に使用されている色見本帳のひとつで、日本では通称「パントン」または「パントーン」とも呼ばれ、グラフィックデザイン、印刷、マルチメディア、Web、プロダクトデザインなどの制作製造工程においての色指定に使用されています。

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色の選択

このホテルは、そのパントンのカラーイメージをインテリアに取り入れたホテルです。

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カラフルな色のホテル

79の客室からなる同ホテルは、「色のホテル」ともいうべきホテルで、1970年代に建設された8階建てのビルをリニューアルして作られたホテルです。

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カラフルなインテリア

ロビーに客室、レンタル自転車、マグカップ、カードキー、そしてトイレットペーパーまで。どれもPANTONEカラーです。しかも全ての客室は異なるカラー仕様になっています。

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色彩豊かなインテリアコーディネート

ホテル内には100名以上収容可能のミーティングルームがあったり、バーでは気分に合わせてパントンカラーのシャンパンやソフトドリンクを飲むこともできます。鮮やかでカラフルなブティックホテルです。

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色鮮やかな館内

世界で最も高い場所にあるホテル

テーマホテルとは少し異なりますが、こちらのホテルは、標高3,380mに位置する、世界で最も高い場所にあるホテルです。

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ホテルエベレストビュー

1971年開業し、2004年にはギネス記録に認定されています。

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窓からエベレスト

このホテルの最大にして唯一のセールスポイントは、全室からエベレストを望める"マウンテン・ビュー"です。

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客室インテリア

ただ、このホテルへのアクセス方法は容易ではありません。このホテルへ辿り着くまでには、合計3日間ものトレッキングを要します。

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ホテルへの道のり

チベット地方は地震が頻発する地域で、雪崩や吹雪の危険も覚悟する必要があります。

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エベレストビューの食事

でも、そんな苦難を乗り越えてでも訪れる価値のあるホテルかもしれませんね。

妖精のホテル

ベルギーのデュルビュイ郊外には妖精のホテルがあります。

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デュルビュイ市

その名も「La Balade des Gnomes」。「Gnomes(ノーム)」とは、ヨーロッパの民話に登場する大地を司る妖精です。

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ノーム

このホテルは、建築家でもありホテリアーでもあるドミニクノエル氏によって建てられました。

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妖精のホテル

もともとは、La Gargouilleという名で、地元の食材を使ったレストランとしてオープンしましたが、彼がおとぎ話からヒントを得てホテルにしたそうです。

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妖精のホテル

内部は独特の宇宙観で、まさに、おとぎ話の世界のよう。

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妖精のホテル

とにかく筆舌には尽くし難いので泊まってみるしかないかも。

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妖精のホテル

ちなみに、ベルギーのデュルビュイ市は、世界で一番小さな市としても知られ、人口僅か500人足らず。しかしながら、グルメの里としても有名で、

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デュルビュイ市

人口の割に高級レストランやホテルも多く、本格的なアルデンヌ料理が楽しめます。

チョコ好きには、たまらないホテル

イギリス有数の海辺のリゾート地「ボーンマス」には、チョコレートをテーマにしたホテルが2軒あり、いずれも同じ家族によって経営されています。このチョコレート好きな家族が最初にオープンしたのが、上品ながらも遊び心が溢れる「ザ・チョコレート・ブティック・ホテル(The Chocolate Boutique Hotel)」。

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チョコレートのホテル

定期的に開催されるチョコレート・ウィークエンドやチョコレート・ワークショップなどのイベントに加え、宿泊客に毎日プレゼントされるチョコレートが人気の理由となっています。

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チョコレートのホテル

客室は、13室の小じんまりとしたホテルですが、そのテーマ性からも、誕生日、結婚式、バレンタイン、色々な記念日やイベント等で使われる機会も多いとか。

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客室にチョコレートファウンテン

客室内は、カーペット、絵画、タオル、椅子、クッション、ベッドスロー・・・さらに、デスクの上の花まで、すべてがチョコレート色。

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チョコレートのホテル

ちなみに、「チョコレート色」は、もともとホテルのインテリアとしては大変人気の高い色で、たとえば、当サイト「一流ホテルのベッド」でご購入いただく「ベッドスロー」や「ベッドスプレッド」・「クッション」なども「ビターチョコ」が選ばれるケースが最も多く、

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「ビターチョコ」のベッドスロー・クッション

また、ホテルベッド下部のボトム部分の色も、一般的に「チョコブラウン」が最も人気が高くなっています。

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「チョコブラウン」のベッドボトム

この「ザ・チョコレート・ブティック・ホテル」の大ヒットを受け、オーナーの家族が次に開いたのが「ザ・チョコレート・ボックス・ホテル(The Chocolate Box Hotel)」。

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チョコレートのホテル

場所は同じくボーンマスですが、ラグジュアリー感を売りにした姉妹ホテルとは一味違い、「楽しみを提供すること」に力を入れています。

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チョコレートのホテル

子供向けのチョコレートパーティやテイスティング専用の部屋、毎週日曜日に開催されるチョコレートビュッフェなどを武器に、特に家族連れからの人気を集めている様です。

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チョコレートのホテル

皆さんも、機会があれば、チョコレートの世界に浸って「チャーリーとチョコレート工場」の世界を味わってみては?

まとめ

以上、ユニークなテーマホテルやコンセプトルームを5つほどご紹介させて頂きました。

ホテルのインテリアがユニークな事例、"旅の目的地"となる個性的なコンセプトルームがあるテーマホテルをご紹介します
ホテルは旅の目的地!?

世の中には、「ホテルが旅の目的地」ともいうべき施設も多く存在します。旅行で宿泊される際のご参考に、また、宿泊施設を運営・設計されておられるかたには、インテリアを企画・コーディネートされる際のご参考になれば幸いです。

ホテルのインテリアがユニークな事例、"旅の目的地"となる個性的なコンセプトルームがあるテーマホテルをご紹介します
増加する観光客

今後も、皆様に何らかのお役に立てる情報をお届けさせて頂きたいと思います。

本日も、最後までご覧いただき有難うございました。