ホテルのニュース20231006

■「ゆとりろ津和野(島根県鹿足郡)」と「賀茂川荘(広島県竹原市)」がコラボし 「両方泊まってお得!キャンペーン」開催している。
それぞれの地域の魅力を知ってもらうことで地方創生に寄与できるよう企画した。ゆとりろ津和野のある島根県の津和野町と賀茂川荘のある広島県竹原市は、それぞれ"山陰の小京都"、"安芸の小京都"と呼ばれ、歴史と情緒を感じさせる町並みが特徴のエリア。キャンペーンでは、期間中どちらかの施設にすると、次回もう一方の宿泊施設の予約時に2,000円割引となる限定クーポンコードを入手でき、チェックイン当日にプチプレゼントももらえるという。さらに、ゆとりろ津和野の利き酒STANDでは竹原の酒蔵のお酒、賀茂川荘のウェルカム日本酒では津和野の酒蔵のお酒もそれぞれ合わせて愉しめる。

■ホテル屋久島(鹿児島県熊毛郡)がオープンした。
平川商事が、旧「JRホテル屋久島」の建物を取得し、開業したもので、雄大なモッチョム岳を背に、東シナ海から太平洋へと続く大海原が目の前に広がる立地。客室数は46室で、客室の中からも屋久島の雄大な眺望と自然に触れることができるという。屋久島は、島の約20%の地域がユネスコ世界自然遺産に登録された、鹿児島県南西に位置する島。九州最高峰の宮之浦岳(標高1,936m)をはじめ、1,000m以上の高峰が45座並ぶ山岳島で、「洋上のアルプス」とも呼ばれており、推定樹齢2,000年~7,200年とされる縄文杉や、幻想的な苔むす森(もののけの森)を有する白谷雲水狭などを巡るトレッキングツアーの他、豊かな水源を活用したSUPや海釣りなど、大自然を体感できるアクティビティが注目されているという。さらに、1階の天然温泉では、海面が美しく煌めくパノラマビューと美容液のような水質を楽しむことができ、宿泊客だけでなく、地元の人々からも高い人気を博しているという。

■サンシャインシティプリンスホテル(都内豊島区)に、クロード・モネのコンセプトルームが登場した。
イギリス国立美術館「ロンドン ナショナル・ギャラリー」とのコラボで、「泊まれる美術館」をテーマに販売する。コンセプトルームは、壁にモネの作品の複製画を展示。プラン用に作ったクッションや、「ロンドン ナショナル・ギャラリー」のロゴをあしらったベッドスローの装飾も用意する。宿泊者限定のオリジナルグッズはトートバッグ、キーホルダー、ハンカチタオル、クリアファイル、カードキーの5種。販売期間中、同館ではモネの作品「睡蓮の池」をモチーフにしたパフェ「The Water-Lily Pond(睡蓮)」の販売や、「睡蓮の池」巨大フォトスポットの設置なども行うという。

■ホテルロッテルダム(長崎県佐世保市)がオープンした。
「変なホテル ハウステンボス」をリニューアルしてオープンしたもので、昨年9月、香港を拠点にする投資会社PAGが株主になったことに伴う取り組み。同ホテルは、旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の傘下だった2015年、園内にオープンした。ロボットの出迎えで知られ、その後、HISグループは「変なホテル」の運営を全国各地で展開している。ハウステンボスはPAG傘下に入り、名称などを一新。今後5年間の中期計画の一つとして、新たなテーマのホテルを誕生させるという。コンセプトは「お洒落でスマートなカジュアルホテル」。ロビーなどをオランダのロッテルダムに点在する近代建築やアートをイメージしたデザインにする。客室は現在と同じ200室。自動チェックイン機を導入し、利便性を向上させる。また、直営する「ウォーターマークホテル長崎」の名称も10月26日に「ホテルデンハーグ」に変更。五つのオフィシャルホテルを都市名で統一することで認知向上を図る。「新たなニーズに応えるホテル。選択肢の一つとして宿泊を考えていただきたい」としている。

■LONGINGHOUSE 旧軽井沢・諏訪ノ森(長野県北佐久郡)がグランドオープンした。
旧軽井沢銀座商店街から徒歩2分、パワースポットと呼ばれる諏訪神社の隣に、長らく休館していたホテルをリブランドした。全13室の隠れ家ホテルで、高校生未満は宿泊不可で、静かで落ち着いた大人の空間を演出する。半年間の改装工事を経てオープンする同ホテルは、"大人の隠れ宿"をテーマとし、コンセプトに「旅をもっと自由に。特別な休日を提供」を掲げる。夕食・朝食とも個室ダイニングで用意され、プライベートな時間が流れる。軽井沢を満喫したい人や、仕事帰りにチェックインする人のため、20時最終入店という遅めの夕食にも対応するという。ほかにパブリックスペースとして全26席のワインバー「THE WINE SAKABA」を設置する。日中も営業し、早めにチェックインしたなら陽光の下でお酒を楽しめる。「お酒好きが集う、大人のホテル」を目指す。客室には、全てセパレートタイプのバス・トイレが付く。テラスやベランダの付く客室もある。

■クインテッサホテル小倉 Comic & Books(北九州市小倉北区)がオープンした。
旧「JR九州ホテル小倉」をリブランド、ロビーに蔵書約1万冊の「MANGA Library」を新設してオープンしたもので、クインテッサホテルブランドとしては、5月1日にリブランドオープンした「クインテッサホテル札幌すすきの63 Relax & Spa」、「クインテッサホテル鹿児島天文館Relax & Sleep」、「クインテッサホテル福岡博多 Relax & Sleep」に続き、国内15店舗目となる。客室は、シングル・ダブル・ユニバーサルなど全187室。全室に加湿機能付き空気清浄機を設置した。新設した「MANGA Library」は24時間利用可能で、滞在中は約1万冊のMANGAが読み放題。また、宿泊客にはオリジナルカスタムカレーを6時30分~11時・17時~23時に無料で提供。約30種類のトッピングを用意、自分好みにカスタマイズしたカレーを楽しめるほか、サラダやドリンクバーも用意したという。さらに、14時~24時にはウェルカムドリンクサービスも提供する。場所は、JR各線「小倉」駅より徒歩2分、北九州国際会議場・西日本総合展示場までは徒歩10分の立地。