ホテルのニュース20240331

■ラヴィーニュ白馬 by 温故知新(長野県北安曇郡)が12月に開業する。
温故知新のホテルコンドミニアムの運営は初の取り組みで、同施設はリストデベロップメントが開発を手掛け、リストインターナショナルリアルティと東急リゾートがコンドミニアムの販売を行うという。場所は、スノーリゾートである白馬村の大字北城字新田で、敷地面積3950.94平方mの規模、地上5階建てで38室の客室を構える。いずれもマウンテンビューの光景および全室角部屋の仕様で、客室は全10タイプで53.96~144.89平方mの広さでバルコニー(9.04~18.52平方m)を備える。1階には1,000本以上の長野ワインを取りそろえ、長野県産の食材を活かした鉄板焼きレストランが入居する予定。地元生産者から届く新鮮で旬な信州食材を使用した鉄板焼きを長野ワインとともに楽しむことができるという。

■グリーンリッチホテル徳山駅前(山口県周南市)がオープンした。
徳山駅前再開発に伴い建設中の複合ビル「徳山デッキ」の一角で、駅直結の12階建てのホテルからは周南コンビナートの工場夜景も眺めることができる。4階から12階までの客室は、シングルがユニットバスタイプの54室とシャワーブースと独立洗面タイプの36室、プレミアムダブルが9室、ユニバーサルダブルが2室、ツインが16室。チェックインはQRコードによるセルフ方式で、スマートフォンをかざすだけで素早くチェックインが可能。男女別の大浴場は、北海道の二股温泉の地下から取った温泉石灰華を使用。人工炭酸カルシウム温泉で美肌効果も期待できる。朝食は地元食材を多く使い、遠方からの宿泊客に食を通じて周南市を発信することで、地域との共存共栄を図る。運営するのは、西日本を中心にホテル31店舗を展開する福岡県久留米市の㈱G.R.Hホールディングスのグループ会社、㈱G・R・H 4thで、山口県内では3店目となる。

■琵琶湖マリオットホテル(滋賀県守山市)では、地元守山市のいちご農園「河西いちご園」の旬のいちごを使ったアフタヌーンティー「"河西いちご園 x 琵琶湖マリオットホテル" Strawberry Afternoon Tea 」を季節に合わせたテーマカラーで提供している。
「河西いちご園」が独自の工夫で育てた完熟いちごの美味しさを味わうアフタヌーンティー。第一弾としては、赤いいちごとホテルから見える山々の雪景色をイメージした「Red & White」をテーマカラーに、糖度が高い河西いちご園の「冬いちご」をメニューに取り入れた。フレッシュいちごの美味しさをを引き立てるいちごと練乳のブラマンジェやショートケーキなどのスイーツ8品と、華やかないちごが並ぶクロックムッシュや生春巻きなどセイボリー3品を楽しめる。また、飲み物にはドイツの老舗紅茶ブランド「ロンネフェルト」10種を用意。赤と白をテーマカラーにした華やかで可愛いらしい見た目のアフタヌーンティーで、いちごの濃厚な甘さを楽しめる。

■品川プリンスホテルアネックスタワー(都内港区)では、3FクラブeXで、舞台「冒険者たちのホテル~ドラゴンクエストXに集いし仲間たち~」を上演している。
演劇ユニット WBBがドラゴンクエストXとコラボした舞台。とあるホテルで、オンラインRPG「ドラゴンクエストX」にハマった小説家藤澤智彦が主人公。ホテルのロビーを舞台にした超ド級の大冒険が繰り広げられる、エンタメワンシチュエーションコメディー。

■ホテルグランバッハ熱海クレッシェンド(静岡県熱海市)がリニューアルオープンした。
2016年7月に相模灘を望む伊豆山の標高361mの高台に開業した同施設。「ホテルグランバッハ」シリーズで最高峰という「クレッシェンド」クラスのオーベルジュで、露天風呂やビューバスが備わる客室をはじめ、ダイニングレストラン、バー、大浴場、スパなどを備える。今回のリニューアルでは、16室全ての客室を一新し、熱海の砂浜をイメージしたというサンドベージュ色のグラデーションとバロックオレンジ色をアクセントカラーに使った。客室のアメニティーやコーヒーなどのドリンク類も一新。ルームサービスの利用や館内のレストラン情報などを閲覧できるアプリを導入して、客のスマートフォンからコンシェルジュサービスを受けられるようにした。室内の仕様だけでなく客室棟の機械設備類も一新することで、より快適に過ごしてもらえる空間になったとしている。客室「グランバッハ・デラックスツイン」の海を望めるデッキには、ジャグジー付きの円形バスタブを新設。同客室に限っては、同館に併設するボディートリートメント店「SPAクレッシェンド」のサービスを客室に居ながら受けてもらえるようにした。客室「グランバッハ・デラックストリプル」にはベッド3台を設置。これまで宿泊対象外だった12歳以下の子どもを含むファミリー客も1日1組限定で泊まってもらえるようにしたという。

■プレミアホテル CABIN PRESIDENT 東京(都内中央区)が開業した。
中央区晴海は東京のベイエリアに属し、東京2020オリンピック・パラリンピックで使用された選手村の跡地に超高層マンションや商業施設などの「晴海フラッグ」が再開発されているエリア。同ホテルは都営大江戸線「勝どき駅」から徒歩8分、ゆりかもめ「新豊洲駅」から徒歩15分でアクセスでき、銀座や豊洲市場、お台場、浅草など東京の主要観光地のほか、品川、東京駅、東京ビッグサイトといったビジネスの中心となるエリアにも移動しやすい。また、ホテル周辺には緑豊かな公園が広がり、開放的で穏やかな環境での滞在を楽しめるという。晴海の「海と空」をホテル全体のデザインコンセプトとし、客室には「かもめ」、フロントには「波」をモチーフとしたアートを配置。エントランスには「緑と水の庭」を設ける。客室は全135室を予定。主要客室タイプの「デラックスツインルーム」をはじめ、8割以上が25.5平方m以上のゆとりのある広さを有する。水まわりも3点独立式で、洗い場付きのバスルームを備える。また最大4名で宿泊できるコネクティングルームも各フロアに開設。全室にはキャスト機能付きテレビや個別空調、加湿空気清浄機、カプセル式コーヒーマシンなどを完備する。2階レストラン「Bayside KITCHEN」での朝食には、ホテル1階ベーカリーカフェの焼き立てパンを中心としたメニューをラインアップする。新鮮な野菜とフルーツを使ったスムージーやライブキッチンで提供するオープンサンドなど、バラエティ豊かなメニューを楽しめる。このほか館内には好きな時間に利用できるランドリーや宿泊者専用の無料フィットネスジム、電子レンジなどを用意するという。