ボックスシーツとは? ホテルのフラットなシーツとの違いは?
皆さん、普段、ご家庭では、どんなシーツを使っていますか?
真っ白いシーツで、パリッとベッドメイクされたベッドは、清潔感があって、とても気持ち良いですよね。
本日は、「ボックスシーツ」について、少しみてみたいと思います。
シーツの種類は?
ホテル仕様のシーツには、大きく分けて、フラットな「メイキングシーツ(フラットシーツ)」、箱型になった「ボックスシーツ」、身体の上にくる「アッパーシーツ(トップシーツ)」の三通りがあります。
実際のホテル客室で使われているのは、基本的に、フラットな「メイキングシーツ」が一般的です。
それは、以前、別のページでも少々ご紹介させて頂いた通り、フラットなシーツの方が、きっちりと、張りのあるベッドメイクが出来るからです。
それでは、これらのシーツの内、使い勝手の良い「ボックスシーツ」の特徴をいくつかみてみたいと思います。
ボックスシーツは、裾にゴムが入っている
最も大きな特徴のひとつとして、「ボックスシーツ」には、裾にゴムが入っています。
これにより、ベッドメイクがし易く、また、寝ている間にシーツがマットレスからずれるのを防ぐことが出来るのです。
大は小を兼ねるフラットシーツ
たとえば、「PSシングルサイズ(970mm幅)」と「セミダブルサイズ(1,220mm幅)」の二種類のサイズのマットレスがあるとします。
もし、フラットな「メイキングシーツ」の場合は、少し大きめのシーツを使えば、
同じシーツで、「PSシングルサイズ」のマットレスも「セミダブルサイズ」のマットレスも包むことが可能です。
“大は小を兼ねる"の考えでいけば、マットレスが二種類でも、シーツは一種類で済むのです。
これが、ホテルでフラットな「メイキングシーツ」が主流になっている、もうひとつの理由です。たとえば、ホテルの全客室のマットレスのサイズが5種類程度ある様な場合でも、シーツの種類は、2種類とか3種類で済んだりします。
バックヤードに保管して管理しているシーツの数量は、大型ホテルになればなるほど大量になりますので、サイズの種類が少なければ少ないほど、管理が少しでも楽ですからね。
ボックスシーツは、箱型で角がある
一方、「ボックスシーツ」の場合は、箱型になっていて、角がありますので、マットレスのサイズと同じサイズでボックスシーツをフィットさせる必要があります。
「ボックスシーツ」は、ベッドメイクがし易く、使い勝手は良いのですが、マットレスのサイズの種類分だけ「ボックスシーツ」のサイズの種類も必要となります。
たとえば、特殊なサイズのマットレスをお持ちの場合等、市販の「ボックスシーツ」では、なかなかピッタリと合わない場合もあります。
(当サイト「一流ホテルのベッド」では、どんなサイズでもお作りしていますので、その場合はお問合せ下さい)
また、基本的に、綿100%素材のシーツは、お洗濯後にどうしても若干の縮みが出ますので、「ボックスシーツ」の仕上がりサイズは、マットレスの「横幅 x 長さ」の実寸よりも、少し余裕をもって大きめになっている必要があります。マットレスと全く同じサイズ(横幅 x 長さ)のボックスシーツですと、お洗濯後に装着しようとすると、少し窮屈になっている可能性があります。
ボックスシーツは、マットレスの厚み(高さ)によって種類がある
また、ベッドのマットレスには、「横幅 x 長さ」だけでなく、色々な「厚み(高さ)」のマットレスがあります。メーカーによっても違いますし、同じメーカーでもラインナップによってはサイズが異なっています。
そこで、当サイト「一流ホテルのベッド」では、基本的に、ボックスシーツの厚み(高さ)を三種類に分けて、「通常の厚みのマットレス用」、「少し厚いマットレス用」、「厚いマットレス用」と差別化しています。これで、ほぼ全ての厚み(高さ)のマットレスをカバーできるのです。
実寸としては、それぞれ、シーツの仕上がりの厚み(高さ)は、「通常の厚みのマットレス用」が「280mmH」、
「少し厚いマットレス用」が「360mmH」、
「厚いマットレス用」が「450mmH」でお作りしています。
お持ちのマットレスがどのサイズにあたるか、ご不明な場合は、お気軽に当サイト「一流ホテルのベッド」までお問合せ下さい。
まとめ
「ボックスシーツ」は、箱型になっていて使い勝手が良いことから、ご家庭では「ボックスシーツ」の方が人気が高くなっています。ベッド一台当たりにかかるベッドメイクの時間も、フラットな「メイキングシーツ」と比較して、「ボックスシーツ」の方が、圧倒的に短くて済みます。
その分、前述の様な、サイズの点には、ご購入の際に、十分にご注意下さい。
最後までご覧いただき、有難うございました。
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