ホテルのニュース20220228
■小川旅館(岩手県上閉伊郡)では、「空中散歩」と銘打ったサービスをおこなっている。
海岸でドローンの操作方法を教えてくれ、搭載カメラで録画した動画はお土産に。料金は1人3千円。同施設は、2011年の東北震災の津波で旅館が流され、翌年末から郊外で14室の仮設営業を続けていたが、ドローンに着想を得、復興していく町を上空から撮影するという景色をお客様にも楽しんでもらいたいとして企画。食事の際は、撮影した映像をレストランのテレビ画面で流し、BGMには、大槌町出身のミュージシャン、臺隆裕氏が、この上映会のために作って無償提供してくれた、スローなクラシック風の曲「OGAWA」が流れるという。ドローンは5台揃っており、楽しんでほしいとしている。
■ホテルウィングインターナショナル旭川駅前(北海道旭川市)は、銘酒「国士無双」で知られる旭川の髙砂酒造とコラボし、感染拡大の影響で余剰となった酒米を活用した朝食メニューを開発し、朝食ビュッフェで提供している。
今回の取り組みは、昨年12月に髙砂酒造が余剰となった酒米を食用米「食べる酒米"願いを米て"」として発売したことがメディアに取り上げられ、「酒米消費の力になれれば」と企画したという。感染拡大の影響から日本酒の出荷量も以前と比べるとかなり落ち込んでおり、原材料となる酒米が大幅に在庫過多となり、酒蔵のみならず生産農家の作付けへの影響も懸念されていることから、今回、蔵内の酒米を少しでも減らし、酒米生産農家が減反にならないよう何とか対応策を打ち出したいという想いから、上森米穀店の協力監修を得て、食用米としての発売を企画したという。
■品川プリンスホテル(都内港区)では、映画「ゴーストバスターズ/アフターライフ」とのコラボ企画「Shinagawa Prince Hotel LET’s STAY PUFT with Fun!」を開催している。
1984年の「ゴーストバスターズ」、1989年「ゴーストバスターズ2」公開時に世界的大ヒットを記録し、社会現象となったSFアクション超大作「ゴーストバスターズ」。今回、同ホテルでは、続編となる「ゴーストバスターズ/アフターライフ」の公開を記念したコラボ企画を実施。レストラン「LUXE DINING HAPUNA」で提供するコラボ限定のメニューや、客室のいたるところに隠れているミニ・マシュマロマンをブラックライトで探す等、楽しい仕掛けがたくさんの1日1室限定のコラボルーム等、映画の世界観を楽しめる商品を用意した。3月31日まで。
■ホテルメトロポリタン(都内豊島区)は、抗菌・防臭・防汚・防カビなどの作用を発揮し、効果が長期間続く光触媒による抗菌施工(イオニアミストPRO)を全客室・レストラン・宴会場などに導入した。
不特定多数の人が触れる部分の施工により、快適な空間を提供する。光触媒とは、太陽や蛍光灯など光が当たることによりその表面に強力な酸化力が生まれ、接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を不活性化するという作用を持つ材料。抗菌、消臭、大気浄化、浄水などの効果があると言われている。今回の施工では、酸化チタン粒子が菌やウイルスに対して作用し、不活性化するほか、煙草のにおいやトイレのにおい等、様々なにおいの粒子にも作用し不活性化する。施工場所は、客室の入口扉ドアノブ・呼び鈴・新聞受け・ユニットバス扉ドアノブ・便座・水栓・デスク・チェアー・テレビ・リモコン・シャワーヘッド・手摺・ペーパーホルダー・窓取手・電話・家具・ドライヤー等。その他、館内エレベーターボタンやフロントカウンターや、レストランのテーブル・チェアー・カウンター、宴会場の取手・アクリル板・レクチャー台など。
■吉祥寺東急REIホテル(都内武蔵野市)では「受験生安心お籠り連泊プラン」を販売している。
感染拡大の中での受験シーズン到来に合わせ、受験生とそのご家族に試験日までの数日間を安心して過ごしてほしいという思いから、連泊で利用できるプランを企画したという。館内消毒等の徹底した感染予防対策はもちろんのこと、快適な宿泊環境を整え、経験豊富なスタッフが滞在中のサポートをする。チェックイン時は、混雑を避けスムーズに手続きが出来るよう、通常15時のチェックイン時間を13時から可能に。客室内には、連泊の際に便利な手動洗濯機や、ちょっとした気分転換に利用できるBluetoothスピーカーをはじめ、電気スタンド、加湿機能付空気清浄機を完備。食事は、テイクアウトの朝食と夕食が付いており、スタッフとの接触も最小限にとどめることができる。チェックアウト後は、荷物も無料で預かってくれるので、受験会場へ向かう際にも便利。3月31日まで。
■THE SHINMONZEN(京都市東山区)が開業した。
建築家・安藤忠雄氏が手掛けたホテルで、フランスのプロヴァンスにある「Villa La Coste」の、日本初進出となる姉妹ホテル。10年以上もの歳月をかけて計画されたという同ホテルは、レミ・テシエ氏によるコスモポリタンなインテリアなど、ゲストをもてなすこだわりが細部にまで行き渡る。日本画、絵画、写真、刺繡など、世界中から集められた新進気鋭のアーティストによるアートコレクションを展示するなど、アート好きにはたまらない空間となっている。祇園白川を臨む広々とした9つのバルコニー付きスイートルームは、竹、漆、絹や石など、それぞれ異なる素材をアクセントにした内装。ヒノキが薫るバスタブや、一枚岩からつくられた大きな大理石のカウンターなど、自然が作りだす素材の美しさを活かした造りは、自然と建築が見事に融合し、枠にとらわれない上質な空間が生み出された。場所は、古美術の町として知られている京都の新門前通り。
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