ホテルのニュース20220321
■ファーストキャビン市ヶ谷(都内新宿区)が「美と健康のホテル」にリニューアルオープンする。
同社は、昨年11月に新コンセプト「STAY SMART」のもと、ワーク&ライフの価値が上がるホテルとしてリブランド。TKP市ヶ谷はリブランド後初の直営店舗で、「美と健康」をテーマにしたホテルに生まれ変わる。ファイテン社と連携し、宿泊するだけで疲れを癒やす空間を提供。客室の壁面や天井に同社の独自技術である「メタックス」を吹き付けた「ファイテンルーム」を室数限定で用意する。大浴場では、金をナノレベルで水中に分散させた「アクアゴールドの湯」を採用。つかることで美肌やリラックス効果などが期待できるという。さらに、微細な泡でツヤ髪へと導くシャワーヘッドや独自の光テクノロジーを採用した「YUKOドライヤー」を常設し、高級美顔器も貸し出す。ほかにも、「16時間断食」の提唱者である、あおき内科さいたま糖尿病クリニックの医師青木厚氏と業務提携し、働きながら都心のホテルで取り組める健康法「ファーストファスティング―青木式 16 時間断食プラン―」を開発。初心者でも無理なく試せるように、腹が空いた時は我慢せず食べられる「レスキューフード」としてスムージーやナッツも完備するという。
■ホテル花月(栃木県大田原市)の"勝負おやつ"と"勝負飯"に注目が集まっている。
同ホテルでは先日、将棋の第71期王将戦7番勝負第3局がおこなわれ、藤井聡太四冠と渡辺明王将が食した。特に、藤井四冠が2日連続で選んだ同ホテルの自家製栗の小倉ようかんは、その後、注文が殺到。2人が昼食にした「与一和牛」にも関心が集まり、関係者は今後の消費拡大など「王将戦効果」に期待しているという。ようかんは客室用のお茶菓子だったが、今は宿泊客の土産品として館内の売店販売(1本1,080円)のみとなっていた。同ホテルは、藤井四冠が和菓子好きと聞いていたため12種類のメニューの中に初めてようかんを入れたという。対局初日にネットでメニューが紹介されると、すぐに同ホテルに問い合わせが相次ぎ、今でも全国各地から注文が入るほどの人気ぶりで、生産は週70本が限度。注文から2カ月以内に発送できるように努力しているという。一方、2人が勝負飯に選んだ与一和牛のステーキ重とビーフカレーは、同ホテルに問い合わせもあるが、特別メニューのため現時点では一般提供はしていないという。
■芝パークホテル(都内港区)は、1,300冊の本を有するライブラリーホテルへリブランドした。
リニューアル後の客室では、持続可能な社会を目指して環境に配慮したアメニティ等を取り揃えた。ヘアケア・ボディケアで採用した「ミレニアムオーガニックス ブルーレーベル」の製品は植物・ミネラル由来成分90%以上配合で合成香料を使用していないため環境負担が低く、また歯ブラシやヘアブラシは天然の藁を配合したプラスチック使用量を約40%削減できる製品を採用した。また、客室用ミネラルウォーターは紙パック容器のミネラルウォーター(ハバリーズ社製)を採用。また、リニューアルを記念して、抽選で3組6名に宿泊券をプレゼントするキャンペーンを実施している。
■JALシティ青森(青森県青森市)では3月、毎週土曜日に「ふかうら雪人参フェア」と題し、深浦町特産の「ふかうら雪人参」を使ったメニューをホテル内のレストラン「ラ・セーラ」で提供する。
同フェアは、JALふるさとアンバサダーと料理長が生産現場での体験を踏まえ、「JALアンバサダーがお薦めするふかうら雪人参料理」を考案した。「ふかうら雪人参」は一本ずつ雪が覆われた土の下から丁寧に手掘りで収穫され、積雪量が味に多大な影響を与えるといいい、今年の仕上がりは順調だという。
■西武ホールディングスは、ホテルやスキー場など31施設を、シンガポールの政府系投資ファンド「GIC」外資系のファンドに売却する。
国内で運営する都内港区の「ザ・プリンス パークタワー東京」や札幌や広島などにある15のプリンスホテルのほか「苗場スキー場」などのスキー場やゴルフ場、合わせて31か所を売却。売却後も引き続き、運営はグループ企業が担い、ホテルなどのブランド名も維持する。コロナの影響で鉄道やホテルの利用客が落ち込み、来月までの1年間の決算で2年連続の営業赤字を見込むなど厳しい経営状況が続いており、今回、国内で所有するホテルとレジャー施設のおよそ4割を売却することで、合わせて1,500億円程度を見込んでいて、悪化した財務を改善させる。2022年3月期の業績については、今回の売却の影響は織り込んでいないとしたうえで、140億円の最終赤字予想から、90億円の黒字予想に修正した。今後は軽井沢や箱根など、知名度が高いエリアの再開発を進めるなどで収益を高めていきたいとしている。
■庭のホテル東京(都内千代田区)が3月25日にリニューアルオープンする。
2009年の開業以来となる大規模改装。旅館をルーツに持つ同ホテルのコンセプトである「美しいモダンな和」を際立たせる和のコンセプトルーム「シグネチャーツインルーム」を6室新設。畳やヒノキ風呂を備え、障子を通した柔らかな光が部屋全体を包み込む。部屋の広さは36平方mで、定員は3名。シグネチャーツインの新設と併せ、客室タイプは従来の5タイプから7タイプに拡充。新たに60室の「スタンダードツイン」を新設し、目的に合わせたより幅広い選択肢を提供する。なお、客室数は改装前の238室から229室へと変化している。また、全室の客室設備は、ミラーリングや動画配信サービス対応TVやUSBコンセントなどを装備。従来から採用している蒸気式加湿空調システムに加えて、加湿・空気清浄機を各部屋に設置するという。
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