ヘッドボードとは必要なもの? ヘッドボードが無しのベッドは、枕やクッションで、頭の部分を高級ホテルみたいにコーディネート!
皆さん、ベッドの頭元に付いている板状のボードって、ご存じですか? 意識されたことはありますか?
こんな感じですね↓
これは、通常、「ヘッドボード」と言います。
この「ヘッドボード」って、本当に必要なのでしょうか・・・。
本日は、この「ヘッドボード」の必要性と、無い場合のメリットやコーディネートについてみてみたいと思います。
ヘッドボードが有りの理由
「ヘッドボード」が付いている理由は、無いと、頭元が寂しい、とか、無いと、背中をもたれられない、とか、無いと、枕や物が落ち易い、などですよね・・・。
昔は、「宮付きベッド」というのも流行しました。頭元がボードではなく、キャビネット状になっていて、ちょっとした物が置けるタイプですね。
これは、もちろん今でもありますが、でも、最近、頭側は何も「無し」というスタイルも多くなっています。
ヘッドボード無しの場合のメリット
では、この頭元のヘッドボードや宮が無しの場合は、どのようなメリットがあるのでしょうか・・・。
これは、ホテルの事例を見ればよくわかります。
ホテルでは、毎日、ベッドメイクの担当者が、お客様がチェックアウトされた後、シーツやデュベカバーなどを交換します。
その場合、ベッドの頭側にボードが付いていると、ヘッドボードが邪魔になって、頭側のベッドメイクが難しいですよね。そこで、ヘッドボードが「無し」であれば、ベッドの四方からベッドメイクが出来る、というわけです。これは、一般家庭でも同じで、ベッドメイキングの際、四方からシーツを巻き込むことが可能になります。
また、ホテルでは、あらかじめ、客室の設計段階で、ベッドを置く壁側すべてがヘッドボードとでもいえる様な、ベッドを置くことを前提にした壁の仕上げになっているケースが多々あります。
その場合は、当然、ヘッドボードは不要になります。
ヘッドボードはベッド? 家具?
また、インテリアのトータルコーディネートという観点から、ヘッドボードは、周囲の、ナイトテーブルやデスク、椅子、チェストなどの木製家具や、床などと色やデザインを合わせてコーディネートされるため、
ホテル業界では、基本的に、ヘッドボードは「ベッドの一部」というよりも、「家具の一部」として捉えられているのです。
ベッドと分離したヘッドボード
先ほどの日々のベッドメイクという点、そして、トータルコーディネートという点から、もし、ヘッドボードが「有り」の場合でも、ヘッドボードは、ベッド本体には固定されず、壁側に固定されるのがホテルでは一般的となっています。
ベッドメイキングの際は、ベッドだけ少し手前に出して、四方からベッドメイクすることが可能です。
先ほど申し上げました、「ヘッドボードが付いている理由」の中の、物が落ち易いとか、背もたれにしたい等の点は、たとえ、ヘッドボードが無くても、壁がその代用をしてくれますので、ヘッドボードが無くても問題は解決します。
ヘッドボード無しのコーディネート
そして、ヘッドボードが無いと頭元が寂しいという点については、色々なコーディネート方法で解決します。
たとえば、枕を何種類か、大きさや種類の異なるタイプの枕を前後や左右に並べるとか・・・
四角クッションや円柱クッションを使ってコーディネートしたり・・・
コーディネートの方法はさまざまです。
実際のホテル客室でも、ベッドの頭元のコーディネート方法は、他のホテルとの差別化の意味からも、各ホテルによって異なり、千差万別となっています。
ヘッドボードがあると、頭元のイメージは、ある程度決まってしまいますが、むしろ、ヘッドボード「無し」の方が、色々なコーディネートも可能になるのです。
最近の傾向
上記の様なことから、最近は、ベッドは、四方からきっちりと綺麗にベッドメイクが出来る高級ホテル仕様のベッドにされて、ヘッドボードはベッド側固定ではなくて、壁側設置式にされる、あるいは、無しにされるというケースが増えてきています。
また、分離式のヘッドボードは、先にベッドだけ設置してみて、あとからヘッドボードだけ買い足せるというメリットもあるのです。
まとめ
ヘッドボードが「無し」あるいは「分離型」の、高級ホテル仕様のベッドが、最近、一般家庭の市場にも増えてきているのは、なによりも、高級ホテルで採用されているベッドは、寝心地が良くて、しかも、耐久性が高いという、ヘッドボード以前のメリットも多分にありますからね。
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