ホテル業界ニュース20180908
■フォーシーズンズホテル京都(京都市東山区)では、サルヴァトーレ フェラガモのフレグランス「シニョリーナ」とのコラボによるアフタヌーンティーを提供している。
フェミニンでフレッシュな世界観を、香りや着想元となったフルーツなどを使って表現した魅惑のラインナップから、フェラガモのアイコンとして愛される"ヴァラリボン"の上に乗せたマカロンなど、見た目にも美しいメニューの数々が楽しめる。注文すると、「シニョリーナ」シリーズのミニボトル(5m))がプレゼントされる。11月30日までの期間限定。
■コンラッド大阪(大阪市北区)では、ハロウィンのスイーツブッフェを開催している。
「ホーンテッドタワー(呪われた塔)」をテーマに、ホワイトチョコレートを被ったゴーストがのったブラウニー、血しぶきが飛び散ったようなケーキ、クモの卵のドーナツなど、ややグロテスクな演出を施したスイーツが並ぶ。ブッフェ台の頭上にコウモリでデコレーションするなど、普段以上にSNS映えを意識したという。10月31日まで。
■函館大沼プリンスホテル(北海道亀田郡)は、バニラエアとコラボし、バニラエアを利用して宿泊すると、アーリーチェックインやレンタサイクルの割引などの特典を提供する。
宿泊予約後にバニラエアの予約番号をホテルに伝えることで、通常午後3時のチェックインが午前10時から可能となる。バニラエアの東京/成田~函館線のフライトは、函館に午前9時25分に到着する。空港から大沼までは車で約1時間で、ホテル到着時にはチェックインできることになる。
さらに、レンタサイクルは通常1時間810円、1日1,188円のところ半額で借りることができるほか、ホテルの朝食券で函館朝市「よさこい食堂」の海鮮丼を食べることもできる。10月27日まで。
■月のあかり(福島県会津若松市)」がオープンした。
東山温泉の旧東山第一ホテルを改修し、和風旅館としてオープンしたもので、8畳、10.5畳、12畳などの30室を設けた。素泊まりが基本で、市街地の飲食店などで食事を楽しんでもらう。旅館での食事を希望する人には仕出し料理を提供する。利用しやすい価格にして客を呼び込み、持続的な経営を目指す。飲食を旅館外で楽しんでもらうことで地域活性化にも貢献したい考え。近隣の旅館でも食事ができるよう調整している。
■渋谷ストリームエクセルホテル東急(都内渋谷区)は、デリバリーサービスロボットを導入する。
同ホテルは、9月13日に開業する渋谷駅直結の複合施設「渋谷ストリーム」にオープンするホテルで、カリフォルニア州サンノゼに本社を置く Savioke社のデリバリーサービスロボット「Relay」を導入。本体上部のケースに入れた荷物を、宿泊客が泊まっている部屋まで、無人で運ぶロボット。施設4Fのホテルロビーに1台設置してあり、エレベータを使って各部屋まで自動でたどり着く。エレベータの操作は、エレベータに取り付けたセンサーを利用する。本体上部のケース部に入る任意の荷物を運べる。ケース部は2重底の構造になっており、上げ底を外すことで大きなタオルなども収納できる。開業時には対象外だが、今後、ルームサービスの食事なども運べるようにするという。
■ザ エディスターホテル京都二条(京都市中京区)が10月1日にオープンする。
コアグローバルマネジメントが展開するホテルブランド「ザ エディスターホテル」として、「成田」に続く2店舗目となる。
「ザ エディスターホテル」は、ビジネス・観光で訪れるお客双方に、感動と安らぎを与え、快適な滞在を提供する事をコンセプトとした宿泊特化型ホテル。「HEDISTAR」という名は、「Hospitality(おもてなし、厚遇)、(Entity(独自性)、Dearly(心から)、International(国際的な)の各頭文字をとった造語と、Star(星、宝石、立役者)とを掛け合わせた造語。世界各国からの客に日本の良さを味わってもらえるよう、和モダンをコンセプトとした外装、内装を建物に施している。
今回の京都二条店は、85室の客室を有し、二条城前駅から徒歩3分に位置し、京都を楽しみたい旅行者やビジネス客へ最適な空間を提供する。朝食は京都で伝統的な惣菜である「おばんざい」と旬菜の炊き込みご飯を詰めた弁当を提供する。
■ホテルロイヤルクラシック大阪(大阪市中央区)が2019年12月に開業する。
冠婚葬祭大手のベルコが難波の新歌舞伎座跡地に計画しているもので、地下1階から地上19階までの20フロアで構成。150室の客室やレストランのほか、ブライダルに対応できる2つのチャペル、5つのバンケット、フォトスタジオ、ブライダルサロンなどを設け、新歌舞伎座の伝統を受け継いだ歴史ある舞台で唯一無二のウェディングが実現できるという。
設計は、新国立競技場や根津美術館などを手掛けた建築家・隈研吾氏が担当。新歌舞伎座のアイコンとも言える屋根の一部を保存するなど、長く親しまれてきた"ミナミの顔”の意匠を継承した外観が特徴。一方で、高層部はアルミルーバーを複数枚重ねた繊細でダイナミックな造りとなり、「伝統」と「革新」が調和したこれまでにないデザインのホテルを予定する。大阪メトロ御堂筋線「なんば駅」直結。
■ホテルフォルツァが中部地区に初進出する。
中部電力が全額出資子会社の中電不動産が、名古屋の繁華街である栄地区に建設する複合ビルに入るもので、中部電力としては、電力小売り自由化で本業のエネルギーは競争が激しくなっており、収益源の多様化を目指す。
地上16階建ての複合ビルを来年3月に着工し、2020年11月に開業する予定。市営地下鉄矢場町駅から徒歩7分の場所で、商業施設「ラスキーオンザパーク」の跡地で現在はコインパーキングになっている。敷地面積は1,220平方mで、延べ床面積は8,90平方m。1~2階が商業フロア、3階以上がホテルとなる。
栄地区では百貨店の丸栄が閉鎖した後の跡地開発や、中日ビルの建て替え計画などが進む。名古屋駅地区では2027年のリニア中央新幹線の開業をにらんで大型ビルの建設が相次いだが、栄地区でも再開発が活発となっている。
■名古屋テレビ塔に高級ホテルが誕生することになった。
現在は結婚式場などがある4~5階フロアにホテルの客室(約40~60平方m)を計14室設ける。4階には13室、5階にはスイートルーム1室を造る。室内は高級感を意識し、インバウンドの取り込みを狙う。塔が建つ久屋大通公園の再開発では、塔が映り込む水盤を作る計画もあり、眺望を売り物にするホテルとしたい考え。
かつて放送局の機材置き場だった2~3階フロアには夜景を楽しめる高級レストランやVR(仮想現実)映像を流す施設などを整備する。ヨガスタジオやテレビ塔グッズなどの物販施設も作るという。具体的な事業の内容は今後詰める。テレビ塔は、2019年1月7日から休館する。
■かつては、有名スポーツ選手達が試合先で泊まるホテル名は追っかけファンを避けるために伏せられるのが常識だったが、今は逆の様相を呈している。選手達自身が、インスタグラムなどのSNSで、泊まっているホテルを積極的にPRしている。
このたび、米・ニューヨークで開催されたテニス全米オープンで活躍した錦織圭選手と大坂なおみ選手。二人が宿泊したのは「ザ キタノホテル ニューヨーク」。安倍首相も昨年の訪米の際に泊まったホテル。
錦織選手は常々、「キタノホテル」がNYの定宿であることを語り、今回も、同ホテルのドアマンとツーショットで「僕のNYのマイホーム」とインスタグラムでも発信している。また、スペインのガルビネ・ムルグサ選手は、「ザ・ピエール」に宿泊し「自分の家にいるような気分だわ@NYのピエール・・・」等とSNSで語り、オーストラリアのニック・キリオス選手は「W
タイムズスクエア」に宿泊する等、ホテル側も、彼らの滞在を公表してPRし、さらに全米オープン期間中は1泊1,995ドルで「滞在中、もしかしたら当ホテルに泊まっている有名選手に会えるかも・・・」という特別宿泊プランを売り出したホテルもあるという。
選手側は、「ホテルにとっても、我々にとっても、お互いにメリットがある。」と語っているのに対して、ホテル業界では、何らかのガイドラインが必要ではという見方もある。
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