ホテルのニュース0712

■ホテルR9 ザ ヤード伊佐(鹿児島県伊佐市)が来年2月に開業する。
約2,600平方mの敷地に、直方体のコンテナ1棟13平方mを1客室として並べる。ダブルルーム27室、ツインルーム5室。1泊1人5,0000円から。全国で37カ所目。九州へは初進出となる。同チェーンは、東日本大震災で復興従事者用施設を建設したのをきっかけに「動くホテル」を発案。災害時の出動も想定、東京都では新型コロナウイルスのPCR検査施設としても稼働している。部屋ごとに独立した構造が好評で、コロナ下でも6~7割の稼働率があるという。今回の「伊佐」は、交通アクセスのよい立地に着目。周辺に宿泊施設が少なく、ビジネスや観光滞在拠点としての需要を見込む。

■EJアニメホテル(埼玉県所沢市)では、TVアニメ「魔法科高校の優等生」とのコラボルームの宿泊予約を開始した。
「好きな物語に、泊まる。」をコンセプトに、さまざまなタイトルとのコラボルームを展開している同ホテル。「魔法科高校の優等生」のコラボルームには司波深雪の等身大パネルが設置され、利用客はルーム専用スマートフォンで遊べるミニゲームで深雪の録り下ろしキャラクターボイスを聴いたり、作品の世界観をイメージしたフルコースディナーを楽しんだりできるという。また持ち帰り可能なグッズの提供も。宿泊の予約は先着順で、「スーペリア」「デラックス」「ジュニアスイート」という3つのプランが用意された。10月8日まで。

■モクシー京都二条(京都市中京区)が7月1日にオープンする。
「モクシー」は、マリオットのライフスタイルホテルブランドで、国内では4軒目、京都では初の開業。歴史上の多くの物語の舞台であり、古くから映画撮影で栄えたまちであることから「京都モノガタリ」をデザインテーマに、京都から関西各地への滞在拠点として宿泊客を出迎える。JR・京都市営地下鉄二条駅から徒歩3分、世界遺産・元離宮二条城や京都御所もほど近い立地。「京都モノガタリ」をテーマに、エントランス横の壁には上空から見た二条城を描き、英訳した百人一首をモチーフとしたライブラリーの壁面、レコード盤を使った枯山水の箱庭が組み込まれたソファエリアの大テーブルなど京都の物語をモチーフに現代的なアレンジを加えた装飾を施した。客室数は158室。「うめ」「さくら」「もみじ」の3カテゴリーで、ツインとクイーンの2タイプを用意した。

■星のや東京(都内千代田区)では、地上160mで行う剣術稽古アクティビティ「天空朝稽古」を提供している。
星のや東京近隣の地上160mの高層ビル屋上のヘリポートで行う通年企画で、朝日を浴びながら体を動かせるほか、眼下に広がる東京のビル群やスカイツリー、東京タワーなどの景色も楽しむことができる。剣術の動作と深呼吸を組み合わせたオリジナルの稽古は、かつて江戸・神田に道場を構え剣術流派「北辰一刀流」の「撃剣会」の師範が監修したという。稽古時間は6時45分~7時45分。宿泊者が対象で、参加費無料。

■ホテルJALシティ青森(青森県青森市)では、「女子旅プラン」の販売を開始した。
同プランは、アオモリシードル&オードブルセット、朝食ブッフェ、週替わりランチで青森を満喫できる宿泊プラン。朝食ブッフェとランチでは、県産の食材を洋食や郷土料理として味わえる。客室は女性に喜ばれるアメニティが充実した「デラックスコンフォートセミダブル-A」と「デラックスコンフォートコーナーツイン-A」を用意。海側の夜景を楽しみながらアオモリシードルとオードブルを堪能できる。外出をせず、ホテルの中で安心・安全に女子旅を楽しめるプラン。7月31日まで。

■ホテルエディット横濱(横浜市中区)では、「選書付き宿泊プラン」を販売している。
選書を担当するのは、同ホテルと同じ桜木町で有隣堂が展開する複合型書店「STORY STORY YOKOHAMA」の書店員。事前に記入する「選書カルテ」に沿って、本選びのプロである書店員におすすめの本5冊を選書してもらい用意する。客室でゆったりとお客や中長期間滞在するお客に向けて企画した。自分では選ばないかもしれない、けれどなぜかしっくりくる、そんな思いがけない本との出会いのある滞在を届ける。