ホテルのニュース20230202

■道後プリンスホテル(愛媛県松山市)に、様々なジャンルの愛媛県産品を販売する「宿の駅道プリまるしぇ」がオープンした。
目指すのは観光客と生産者の「つながり」。施設内の土産品売り場にオープンしたもので、宿泊事業を核に特産品の消費拡大を目指すという観光庁の調査事業となってる。マルシェで扱っているのはフルーツや地酒など愛媛県内10社の商品。道後の宿がもつ全国内外からお客を集約する力を捉えて生産者とマルシェで融合、"つなぐ"という画期的な事業が進捗することに期待を寄せる。同マルシェが観光客と生産者をつなぐ全国に先駆けたモデルケースになればとしている。長期滞在の客の増加に向け、今後「宿の駅」を始発駅と見立てホテルを発着する「県内周遊バスツアー」を打ち出していくという。

■天然温泉プレミアホテル-CABIN-旭川(北海道旭川市)は、温泉地の活性化プロジェクトを行う「温泉総選挙」の「温泉が魅力のビジネスホテル」人気ランキングで第一位を獲得した。
全国561の宿・ホテルの中から、「温泉宿・ホテル総選挙2022」公式サイトを経由した「Web投票」および「SNS投票」、宿・ホテルにて投票用紙を使用した「リアル投票」を行い、さまざまな部門のランキングを発表したもの。同ホテルでは、敷地内の温泉井戸から直接くみあげる天然温泉を楽しめる。お湯は天然の化粧水とも呼ばれる「メタケイ酸」を豊富に含み、湯触りがまろやか。美肌の湯として女性からも人気となっている。本格的なサウナに加えて、豊富なリラクゼーションメニューを受けることができるため、天然温泉で温まった体でさらにリラックス効果が期待できるという。朝食は、契約農家から直接仕入れたブランド米「ななつぼし」や地産地消にこだわったメニューを楽しむことができる。また、旭川市の夜景を楽しめるダイニングバーも併設されており、記念日などのシチュエーションに合わせて使い分けができる施設が充実している。

■「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」が2028年にアジアで初めて都内に開業する。
2027年度に東京駅前に建設され、日本一の高さとなる予定の高さ390m、地上62階建ての「Torch Tower(トーチタワー)」の53階~58階(予定)に進出するもので、ドーチェスター・コレクションはロンドンなど、欧米に合計9の超高級ホテルを展開。日本で開場するホテルの宿泊料金については、具体的な価格は未定とされているが、日本をリードするホテルとして、トップレートの価格となると言われており、高い部屋では「1泊100万円」レベルの超高価格も予想されているという。ドーチェスター・コレクションは、ロンドン、パリ、ミラノ、ローマ、ロサンゼルスの5都市で9つのホテルを運営。2023年には中東エリア初のホテルをドバイでオープンすることも決まっている。ロンドンにある「ザ・ドーチェスター」は、イギリス王室も利用したホテル。ウェブサイトには1948年、当時の女王エリザベス2世とフィリップ陛下が参加したイベントの写真が掲載されている。またビバリーヒルズに建つ「ザ・ビバリーヒルズホテル」は、マリリン・モンロー、エリザベス・テイラーなど一流スターが宿泊したことでも知られているという。たとえば、パリにあるドーチェスター・コレクションのホテル「ル・ムーリス」の宿泊料は、最も安く予約できる35平方mのスーペリアルームの宿泊料が、1700ユーロ(約246,500円)。また98平方mのヘリテージ・スイート・パークビューは1泊4,800ユーロ(約696,000円)。最高級の160平方mのプレジデンシャル・アパートメントは8,700ユーロ(約1,261,500円)。日本で建設予定のホテルについては、全110室を予定しており、レストランやスパ、プールなども設置される。具体的なホテル名は未定だという。

■東急ホテルズでは、運営する6つのホテルで、K-POPグループ「SEVENTEEN」とのコラボを実施している。
同コラボレーションは、SEVENTEENが所属するレーベルを傘下に置く「HYBE」の日本本社「HYBE JAPAN」が手掛けるプロジェクト「THE CITY(ザ・シティ)」の一環で、同社との協働により実現するもの。日本ドームツアー「SEVENTEEN WORLD TOUR [BE THE SUN] – JAPAN」での国内3都市(東京・大阪・名古屋)のコンサート開催にあたり、全国にホテルを展開する同ホテルのネットワークを活かし、特別な体験を届けるという。コラボ実施ホテルは、赤坂エクセルホテル東急、渋谷ストリームエクセルホテル東急、羽田エクセルホテル東急、吉祥寺エクセルホテル東急、大阪エクセルホテル東急、名古屋東急ホテル。コラボ宿泊プラン(大型パネル展示+ノベルティ付きプランとノベルティ付きプラン)やホテルエントランスやロビーラウンジなど、コラボレーション実施ホテルの館内にフォトスポットが登場する。

■京都グランベルホテル別館 hanareya (京都市下京区)がオープンした。
京都グランベルホテルより徒歩14分、清水五条駅徒歩5分の閑静な街中に佇む同ホテルは、まるで隠れ家のような、全室31平方m以上のゆったりとしたプライベート空間をかなえるホテル。バスルーム・トイレ・洗面台は3点独立型で完備しており、窓際にはくつろぎのスペースとしてテーブルとイスを用意しているため、長期のご滞在にも最適。清水寺・祇園・八坂神社などの観光地や河原町・先斗町などの繁華街も徒歩圏内とアクセスが良く、観光のロケーションとしても便利。

■リッチモンドホテルプレミア東京押上(都内墨田区)がリニューアルし、グランドオープンした。
押上駅から徒歩1分、東京スカイツリーの目の前に建つ同ホテルは、2015年の開業以来「WA-GOCOCHI(わごこち)」をコンセプトに、江戸の粋を感じられる居心地よい空間づくりに取り組んできた。今回のリニューアルではさまざまな文化や人の交流拠点になるべく、カフェとしてもオフィスとしても自由に過ごせる「SHARE LOUNGE」をロビー/フロントのある5階に導入。また、かつて隅田川沿いに宿場が軒を連ね、押上周辺が旅人たちの休憩処であったことに着想し、癒やしの「サウナルーム」を6階に新設した。全260ある客室のうち13階は「コンセプトフロア」とし、本/映画/ゲーム/JAPANと異なるテーマの部屋を新たに設定。さらにホテル5階に入居するサラダバー&グリルレストラン「シズラー」の朝食メニューにも改良を加えた。今後はリッチモンドホテルズ初の"体験型ホテル"として、観光やビジネスにおける利用の他、ホテルの中でもさまざまな過ごし方を楽しめる付加価値を提供していくという。