ホテルのニュース20230816

■壱岐リトリート海里村上 by 温故知新(長崎県壱岐市)に、雑誌「家庭画報」とコラボした特別室「家庭画報スイート」が登場した。
「泊まれる九州のアートギャラリー」をコンセプトに、九州の伝統工芸品やアートを設えた部屋で過ごし、お好みの器で一服のお茶を味わい、特別な器で料理を堪能する。泊まりながら、実際に九州の作家作品に囲まれて過ごす滞在を提供する。九州は世界的にも有名な焼物の産地。また、織物や伝統工芸品などが多く世界的にも注目されている。これまで、長崎や九州地区の作家を巡り、厳選して紹介してきた「家庭画報」。その作品の数々を室内に設え、手に取って感じて、実際に作品に囲まれて過ごす旅をご堪能できる。その作品は器だけでなく、九州のアート作品や、ランプなど。

■オキナワグランメールリゾート(沖縄県沖縄市)に、沖縄市を本拠地とするB.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム「琉球ゴールデンキングス」のコンセプトルームが誕生した。
同チームは、国内プロバスケットボールリーグB.LEAGUE「B1」に所属し、 沖縄県全域をホームとして活動。クラブ活動理念に「沖縄をもっと元気に!」を掲げ、 一昨年に新設された最大1万人収容の沖縄アリーナをホームアリーナとし、 これまで国内大会優勝4回、国際大会優勝1回を果たしている。同ホテルは、オフィシャルパートナーとして活動を応援しているが、さらに今回コンセプトルームを用意し、多くの人に同チームを体感してほしいとしている。コンセプトルームは限定1室。客室の壁一面に「琉球ゴールデンキングス」の選手や試合の様子、ロゴなどを表現し、ベッド、アメニティや室内各設備など「琉球ゴールデンキングス」の世界観をちりばめて非日常感を演出したという。宿泊プランも販売している。

■名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区)では、スイートルームの全面改装をおこなう。
全面改装は2000年の開業以来初めて。6年前から段階的に全客室の改装を進めてきた同ホテル。今回のスイートルームの改装が最終段階だという。48階・49階に現在ある15室のスイートルーム全室はデザインを一新。改装後は、そのままの広さでデザインを一新する10室、間仕切り壁の撤去などで間取りを変更しデザインを一新する5部屋、複数の客室をつなげて1室にする新設3室で、合計18室になるという。改装全体のテーマは「ネオ・ヘリテージ」で、同ホテル開業時の全室に対するテーマ「ヨーロピアンエレガンス」の普遍的なデザインを継承しつつ、新たなデザインスタイルとの融合と機能性の刷新を図るという。「ヨーロピアン」「ジャパニーズ」など国や地域の特色を表した複数のルームコンセプトを据える。主に国賓や王族などが宿泊する現在のインペリアルスイート(1室のみ、202平方m)は、サイズ・間取りはそのままで「ヨーロピアンクラシック」がコンセプトのデザインに一新。ベッドルームに2面の窓を持つ現在のエグゼクティブスイート(2室、113平方m)も同じくそのままで「オリエンタルクラシック」がコンセプトの部屋に生まれ変わる。スタンダードな部屋を2つつないで作る「ニューヨークモダン」、3つつないで作る「ヨーロピアンモダン」なども展開する。

■センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区)では、釧路市音別町の特産品のフキの皮を原料とした和紙「富貴紙(ふきがみ)」のPR企画をおこなっている。
同ホテルの開業50周年記念事業の一環として開催。同企画を通して地域の伝統産業である富貴紙への理解を深め、親しみを持ってもらおうと企画した。富貴紙は職人の手作業で一枚一枚すかれた和紙。1991年頃から地元特産品として販売している。フキの繊維は丈夫で破れにくく長期保存に向いていることから、富貴紙にあやかりホテルでの楽しい思い出をいつまでも忘れないようにしてもらおうと、同ホテルの道内唯一の回転レストランの来店証明書やオリジナルの結婚証明書に使うことにしたという。このほか、回転レストランのディナータイムには富貴紙を使った「灯りのオブジェ」をテーブルに設置する。また、旬を迎える同町のフキを使ったパスタや和食の会席、朝食ビュッフェでのデザートも提供する予定。

■ベッセルイン浅草つくばエクスプレス(都内台東区)が開業した。
旧東横INN浅草千束つくばエクスプレスをリブランしてオープンしたもので、都内では3店舗目の「ベッセルイン」ブランドのホテルとなる。「THE JAPAN STYLE」をコンセプトにした館内では、日本を感じられる工芸品を随所にあしらった。2階~13階の客室フロアには、12.1平方m~39.2平方mの全7タイプ・175室の客室を設置。客室内は、和のインテリアデザインを中心に、日本らしい情緒が感じられる空間としている。1階共有スペースには、コインランドリーと、ワーキングスペースにも利用可能なラウンジを設置。4階には、宿泊者限定のキッチンスペースを完備した。朝食は6時~9時30分にバイキング形式で提供。「日本の下町を楽しむ朝ごはん」をコンセプトに、豊洲市場直送のマグロをはじめ、オリジナルちらし寿司の「浅草祭り寿司」、両国ちゃんこ鍋風煮込みうどん、ところてんやあんみつなどを用意するほか、お祭り屋台をイメージしたコーナーでは、焼きとうもろこしやミニお好み焼きなども提供する。

■グランパークホテルパネックスいわき(福島県いわき市)に、「いわきFCコラボルーム」が登場した。
チームカラーである、KINGレッド・湊ブルーを基調にデザインされた客室は、今年の選手集合写真やクラブエンブレムがデザインされたベッドカバー、選手サイン入りユニフォームなどが随所にあしらわれており、滞在中も応援気分を楽しめる。さらに、宿泊料金の一部がクラブ強化資金として活用されることで、チームのサポートができる宿泊プランとなっている。