ベッド・マットレスの老朽化やヘタリ具合をチェックする方法
ベッドのマットレスは、長年使用していると、どうしてもヘタリが出てきます。
これは、どんな丈夫なベッドでも事情は同じです。老朽化しないマットレスというのはありません。
たとえば、ホテル旅館のベッドの事例をみてみましょう。
ホテルのマットレスの使われ方
ホテル旅館というのは、常に、不特定多数のお客様が宿泊されます。老若男女はもちろんのこと、色々な体型のかた、色々な体重のかた、色々な使い方、色々な国からも旅行客やビジネス客がやってきます。特定の家族だけが使う家庭のベッドでは、決まった生活習慣や決まった寝方、寝相、癖や体型等も日々ほぼ同じですので、ホテル旅館のベッドは、決定的に日々の使われ方が異なっています。
ホテル旅館の業務用ベッドは、そんな、不特定多数のかたが常に寝られることをあらかじめ想定して設計されていますので、耐久性に優れています。でも、そんな丈夫なベッドでも、ホテル旅館のオープン後、日々使われていく内に、どうしても老朽化してきます。
他の備品と異なり、直接、お客様の全体重が何時間も毎日かかっているマットレスは、とても重要なアイテムであり、インテリア備品の中でも、最も負担の大きいアイテムといっても過言ではありません。
ホテル旅館の客室稼働率にもよりますが、マットレスがどの程度ヘタってきているか、確認するには、横になってみるのが一番ですが、目視で確認する方法もあります。
マットレスの老朽化を測る
その方法として、少しアナログな方法ですが、ひとつご紹介致します。
マットレスの左右に何か長い棒状のものを渡します。
そして、その下部とマットレス表面との差を計測するのです。
マットレスは中央部ほどヘタリ易くなりますので、
新品の内は、ヘタリがありませんが、
年月が経過すると、中央部ほど誤差が出てきます。
中のコイルがボンネルコイルの場合でも、ポケットコイルの場合でも、ヘタってくるのは同じです。中の詰め物にもヘタリが出てくるからです。
ヘタリ具合が数センチ以上になっていると、マットレスがヘタってきている目安となります。
不特定のお客様が寝られるホテル旅館でも、お客様の背中の位置や臀部の位置等は大体同じですので、同じ箇所からヘタリ易くなります。
特に、ホテル旅館では、ベッドに腰掛けるケースも多いため、ベッドが椅子代わりになることもありますので、端部がヘタってくることもあります。
まとめ
耐久消費財としてのベッド、出来れば、少しでも長く使いたいですよね。
マットレスは、別の動画でもご紹介していますが、前後裏表、定期的にローテーションして、少しでも長持ちさせましょう。
ホテル旅館では、シーズンごと等に、ローテーションされています。
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