カプセルホテルのマットレスとは? 最新カプセルホテルのベッドや寝具が高級ホテル並みに上がっている理由とは?
皆さん、カプセルホテルの発祥が日本だということをご存知でしたか?
カプセルホテルは日本発祥
今では、英国、イタリア、オランダ、ロシア、シンガポール、中国、台湾など・・・世界各地にも、日本のカプセルホテルから進化した宿泊施設が存在していますが、もともとの発祥は日本の大阪でした。
1979年に梅田で開業した「カプセルホテル・イン大阪」が、世界初のカプセルホテルとされています。
大阪発祥の独自文化
ちなみに、大阪発祥といいましたが、大阪を発祥とする文化には色々とあります。
たとえば、1952年に大阪市内に誕生した京阪スーパーは、日本で最初のスーパーマーケットとされていますし、
日本の自動車産業のルーツは大阪のダイハツであったり、
「自動改札機」は阪急北千里駅での導入が初めてとされていますし、
「動く歩道」の発祥は、大阪の梅田。
他にも、100円ショップ、カラオケ、プラネタリウム、恵方巻、宝くじなど・・・昔から大阪は、日本の中心である江戸(東京)に対する反骨精神からか、独自の文化を生み出してきました。
そのひとつが「カプセルホテル」で、これは、日本初としてだけでなく、世界初の文化としても知られています。
カプセルホテルの進化
当初、カプセルホテルが誕生した頃は、カプセルホテルのイメージは、終電を逃したサラリーマンが始発まで仮眠をとる簡易な宿泊施設というイメージがありました。
でも、今は、高級で優れた居住空間のカプセルホテルや、女性も安心して泊まれる快適なカプセルホテルが続々と誕生しています。
日本のサービスレベルの高さ
そもそも日本のホテルの一般的なサービスレベルは、ハード・ソフトとも、世界でも、ずば抜けています。
他国では、たとえば、「五つ星」という評価がなされているホテルでさえ、いざ宿泊してみると、客室のお湯がうまく出なかったり、電気がつかない箇所があったり、ベッドの下にホコリが溜まっていたり等々・・・ということがあります。でも日本の最近のホテルでは、たとえ「ビジネスホテル」というカテゴリーのホテルでさえ、そんなことはあり得ませんよね。
日本人が普段持っている、海外・ブランド・先入観・・・等の要素を排除して、客観的にその施設を見た時、日本のレベルがいかに高いかがわかります。
海外のカプセルホテル
「カプセルホテル」は、もともと英語では、「pod hotel」という言葉で表現されていました。
「pod」とは、もともとは、エンドウなどの鞘とか、蚕の繭などの意味で、そこから派生して、飛行機とか宇宙船等でも使われる言葉です。
海外の人が日本のカプセルホテルを始めて見た際、その形状から、「宇宙船の中」のように感じた人も多かった様で、実際、日本のカプセルホテルを進化させて、本当に宇宙船の様なイメージの、遊び心満載のカプセルホテルも海外には存在しています。
たとえば、ワールドカップやオリンピック等の大きなイベントがおこなわれる時は、その地元のホテルの宿泊料金は大変高騰します。そんな中、カプセルホテルは、価格の安さと、もの珍しさから、重宝されるという事例も多々あります。
カプセルホテルのマットレス
では、カプセルホテルでは、どんなマットレスが採用されているのでしょう?
以前からカプセルホテルを利用されている人ならわかるかもしれませんが、最近のカプセルホテルの寝室の居住空間は、昔と比べてかなりグレードアップしてきています。
外国人観光客を意識した、和風のカプセルホテルも存在します。
「デザイナーズホテル」ならぬ、「デザイナーズカプセルホテル」とでもいったスタイリッシュなカプセルホテルもあります。
それにつれて、カプセル内で使われるベッドやマットレスも、大手ホテルのグレードに近付いてきています。
カプセルホテルでも高級ホテルの寝心地
「ポケット標準タイプ・ロータイプ」は、これまで、ヒルトンホテルやリーガロイヤルホテルをはじめ、全国の大手ホテルで採用されている「ポケット標準タイプ」の高さを低くしたバージョンです。
通常、高級ホテルの一般客室に採用されている「ポケット標準タイプ」は、マットレス単体の厚み(高さ)が約210mmHですが(ピローソフト仕様をプラスすると更に厚みが増します)、
このロータイプは、マットレスの厚み(高さ)が、140mmHです。
この「ポケット標準タイプ」が納入されていれば、たとえカプセルホテルでも、大手ホテル客室のベッドの寝心地と差がなくなります。
エキストラベッドのマットレス
さらには、エキストラベッド用のマットレスとして、スプリング仕様のマットレスとウレタン仕様のマットレスがあります。
スプリング仕様の場合は190mmH、ウレタン仕様の場合は100mmHですので、少しでもマットレスを低くして空間を確保したい場合等には適しています。
折り畳みできるマットレス
簡易マットレスとして「三つ折りマットレス」もあります。
これは、旅館などで、マットレスと布団の中間的な存在として、ある程度の厚みがあり(140mmH)、尚且つ、折りたたんで押し入れ等に収納できるマットレスです。カプセルホテルでは、通常は折り畳みにする必要はありませんが、機能的なファンクションマットレスとして、色々な用途で使われています。
マットレスの表生地には、安心・安全の抗菌防臭加工を施していますので、表面の細菌を抑制し、不快な臭いも軽減します。また、面ファスナーをはずせば、分割も可能で持ち運びも簡単という特徴もあります。
(線径2.0cm 3.3インチのポケットコイルを平行に配列しています。)
まとめ
如何でしたか? 普段、たとえカプセルホテルに泊まっても、なかなか、寝具を取ってまでマットレスを確認することってないですよね。通常のホテルでも中々ないと思いますが、特にカプセルホテルの狭い空間の中では、シーツやパッド等を外して折角のベッドメイクを崩す機会はさほどないかと思います。
最近のカプセルホテルの寝心地が、昔と比較して格段に向上している理由のひとつは、高級ホテルのマットレスが採用されているということもあるのです。
最後までご覧頂き、有難うございました。
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