高級ホテルのマットレスに必要不可欠なプロ仕様 業務用ベッドの特別仕様とは?
ベッドに求められる要素
ベッドに必要な要素とは・・・寝心地??耐久性??デザイン??・・・
従来からベッドに必要と思われたいくつかの要素に加え、最近大切であると見直されてきた重要な要素があります。それは「安心・安全」です。
現在、日本の火災件数は毎年6万件を数え、犠牲者の数も2,000人を超えています。
防炎協会の住宅火災の実態(平成15年中)によると、「寝具」が着火物別死者数では157人と最も多く、カーテンやじゅうたんの様に法規制されている防炎製品と異なり、寝具類は自主規制されているのが現状です。
米国の映画事例
少し古い映画ですが、「タワーリング・インフェルノ」という映画がありました。
主演はポール・ニューマン、スティーブ・マックイーンで、1974年度のアカデミー賞で撮影賞、編集賞、歌曲賞を受賞しました。
舞台となる、サンフランシスコの、地上550m・138階という、世界一の超高層ホテル「グラスタワー」が落成した日、発電機のショートから配電盤が発火、マットに移った火はその火勢をみるみる強めていきました。パニック映画ブームの中でも最高傑作と評されています。
ところが、この映画が公開された翌年、実際に、米・ラスベガスのホテルで、犠牲者80名以上を出す火災事故が発生してしまいました。この出来事が、米国ホテル業界で、火災に対する防災意識を高める大きなきっかけとなったのです。
ファイヤーブロッカー仕様
そこで、米・サータ社では、インテリア用品における防災上の施策のひとつとして「ファイヤーブロッカー仕様」を開発し、ホテルベッドとしての業務用だけでなく、一般家庭用ベッドの仕様としても採用される様になったのです。
この「ファイヤーブロッカー仕様」を搭載したマットレスは、2005年1月に防火基準を施行した米国カリフォルニア州(TB-603)の試験に合格したもので(全米規模でも2007年より施行)、通常仕様のインナー(内層)と炎を食い止める働きをするアウター(外層)があり、アウターは炎を防御・抑制するために「ファイアブロッカー」をキルトした層です。日本でも、寝室火災に対する安全性への関心が高まり、マットレス購入の選択基準として、「ファイヤーブロッカー仕様」を装備したマットレスに対するニーズが高まっています。
日本のベッド業界で初となる、炎をシャットアウトする素材難燃繊維を主原料とする『ファイアブロッカー』をアウター(外層)に標準装備したマットレスです。
実証実験
実際に、着火実験してみると・・・
一般的なマットレスでは、炎が瞬く間に燃え広がり、
全焼に至りますが・・・
「ファイヤーブロッカー」を搭載したマットレスでは、炎は、ある程度の段階で止まり、表面が黒く焦げただけで済んでいます。
両者の差は歴然です。
ファイヤーブロッカーとは?
もう少し細かく説明しますと、(専門的な表現が続いて恐縮ですが)、「ファイアブロッカー」は、家具設備等による火災に対する防災基準として、2005年1月に米国内で初めて施行されたカリフォルニア州の法律「TB-603」をクリアしたもので、自然物質と素材難燃繊維をブレンドした米国のサータ社の開発品です。セルロースを主成分とするコットンなどの繊維に加え、後加工による難燃ではなく、繊維自体が燃えにくく、火種を取り去る自己消火する性能がある素材難燃繊維を混合しています。
素材難燃繊維は、不活性物質で、酸素の供給を妨げる働きをします。マットレスの表面が部分的に着火した場合でも、コットンなどの自然物質への酸素供給を遮断し、その部分が炭化して鎮火します。炭を作る時のように炎を出すことなく炭化させてしまいます。自然物質を混合することで、素材難燃繊維だけの時よりも、より強固な炭素の膜となり、この膜で、マットレス内部への炎の侵入と酸素の供給を遮断するのです。
安心安全な高級ホテルマットレスのラインナップ
このファイヤーブロッカーを搭載したマットレスは、「一流ホテルのベッド」サイト上で、
「ライトブリーズピローソフトホテル」
「パーフェクトスイート」
「グランドプレミアムホテル」
いずれも、最高級・最高峰のホテルベッドのラインナップです。
まとめ
通常、旅先で、最高級ホテルに宿泊しないと体験できない至福の寝心地と合わせて、最高級のホテルベッド、業務用プロ仕様のベッドならではの、「安心安全」も、ご自宅で、ぜひご体感下さい。
本物の有名ホテルのベッドやマットレス・寝具類を一台一枚から販売しているサイト